テネシー州
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2010年の国勢調査によると、この州の人種的な構成は次の通りだった[36]

77.6% 白人(非ヒスパニック白人は75.6%)

16.7% 黒人

0.3% インディアン

1.4% アジア系

0.1% 太平洋諸島系

1.7% 混血

4.6% ヒスパニック

アフリカ系アメリカ人はかつてこの州の人口の28%を占めたこともあったが、現在の全人口比は16%台である。この州のアフリカ系人口はテネシー州西部及びナッシュビル市内に主に集中している。

2011年時点で、1歳未満の人口の36.3%は少数民族である[37]
宗教

テネシー州の住民の会派別信仰の状況は次の通りだった[38]

キリスト教 –82%

プロテスタント –64%

バプテスト –39%

メソジスト –10%

Church of Christ –6%

長老派教会 –3%

他のプロテスタント/一般的なプロテスタント –6%


ローマ・カトリック –6%

他のキリスト教 –12%


イスラム教;1%[39]

他の宗教 –2%

無宗教 –9%

インディアン部族1835年、テネシー州のチェロキー族連合はインディアン準州(現:オクラホマ州)へ強制移住させられたフランクリン州

チェロキー族ショーニー族、カタウバ族、チアハ族、チカソー族、カスキナンポ族、モソペリア族、ムスコギー族ナチェス族、オフォ族、タリ族、タスキギー族、ユチ族などのインディアン部族が全域に集落を形成し、農耕生活を営んでいた。

最大勢力のチェロキー族はテネシー州で4つの地域に渡り、100を超える集落・村を持った。ことに州南部のチャタヌーガは、「チカマウガ地域」と呼ばれ、「ランニングウォーター」、「ニッカジャック」、「ロングアイランド」、「ルックアウトマウンテン」、「クロウタウン」が「インディアン五大集落」として知られた。

白人入植者に対するインディアン部族の連合蜂起であるチカマウガ戦争(1776?1794年)は同州にも及び、多くのインディアン部族が虐殺された。この戦いの中、1785年には、州東部が完全に白人に制圧され、一帯はベンジャミン・フランクリンにちなんだ「フランクリン州」とされた。

さらに19世紀にはこれらのインディアン部族はすべて他州へ強制移住させられた。残った部族も20世紀には「絶滅部族」としてアメリカ連邦政府から公式認定を取り消されて保留地(Reservation)を没収され、部族単位では存在しないことになっている。

テネシー州法廷は、1983年から2000年までと2003年以降にかけ、州インディアン管理委員会内にアメリカ連邦政府の部族認定に沿ったインディアン部族の認定基準を設け、これに基づく部族認定の許可権を与えた。現在まで、この手続きを使ったインディアン部族でテネシー州が認めたものは一つもない。1978年に一部族のグループだけが州知事宣言によって認定されたが、1991年12月5日、州司法長官はこれを無効と宣言した。インディアンが「インディアン部族である」としてアメリカ連邦政府・州政府から公式認定を受けるためには、連邦内務省や州議会に対して、大量の血統証明書類の提出が必要であり、申請活動が数10年に及ぶことは珍しいことではない。2004年以降も、6つのインディアン部族・団体が、連邦・州議会に対し、部族としての州認定要求を続けている。
アメリカ連邦政府に公式認定を要求中の部族・団体



チェロキー族(アニ・ユン・ウェヤ)」

「エトワー・チェロキー族」

「テネシー・チェロキー族」

「アッパー・カンバーランド・チェロキー族」

「オーバーヒル・チェロキー族」

「南東チェロキー連合・シュガークリーク・バンド」

「南東チェロキー連合・赤い粘土のバンド」

「東チェロキー族」

「東チェロキー族・オーバーヒル・バンド」

「東チェロキー族・テネシー」





「西チェロキー族・テネシー」

「チカマウガ・チェロキー族」

「チカマウガ・チェロキー・エルク谷バンド」

「チカマウガ・チェロキー・クワタニ・ミッション」

「自由チェロキー・テネシー川バンド」

「自由チェロキー・エルク谷バンド」

「自由チェロキー・テネシー」

「自由チェロキー・チカマウガ」

「バッファローリッジ・チェロキー族」

「ファラウェイ・チェロキー族」





「狼の氏族」

「鹿の氏族」

「大地の氏族」

「チカマカ・バンド」

「グッドメディシン・バンド」

「赤い棒の連合」

「白い狼の守護精霊トーカヘ・バンド」

「ターキータウン協会」

「ツァラギ部族相互戦士協会」

「南と東の部族連合」





「遠方のチェロキー・タナシ評議会」

「タナシ・グループ」


クリーク族連合(ムスコギー族)」

「カンバーランド・クリーク族連邦」

「チョタ族」

「テーハーナーマー族」

「東部レナペ族連合中央支部」


インディアン・カジノ

テネシー州のインディアン部族はすべて絶滅したことになっており、インディアン部族が開設した「インディアン・カジノ」は一軒も無い。保留地を持たない彼らには、インディアン・カジノ開設の権利が無い。
主要な都市と町「:en:List of cities and towns in Tennessee」も参照

州都ナッシュビル市である。州内の市としてはメンフィス市が最大の人口を抱えていたが、2016年までに逆転し、ナッシュビルの方が大都市圏として見るとやや大きく、州の人口の20%以上を構成している。チャタヌーガ市ノックスビル市は、どちらも州東部のグレート・スモーキー山脈国立公園の近くにあるが、メンフィスやナッシュビルの人口のおよそ3分の1程度の人口である。


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