テスラコイル
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テスラコイルにおいては進行波と共振変圧器の原理の両方が働いていると考えられるが、二次コイルの分布定数性までを考慮して扱うことが困難な場合、これを集中定数として扱って[6]もほぼ近い解が得られる。
テスラコイルに関する情報および写真超小型のテスラコイル(原理応用品)1

Bill Beaty による ⇒Nikola Tesla Page, Tesla Coils に多くのリンクおよび写真が紹介されている。

NIC.FUNET.FI - こちらも多くのテスラコイルの写真・動画など公開されている。

NIC.FUNET.FI - 上と内容は同じだが、こちらはFTPである。

テスラコイルの応用超小型のテスラコイル(原理応用品)2

教材として火花放電(コロナ放電)の観察に用いられることがある。

現在でも蛍光管の出荷検査の際に検査装置として利用される。

HIDランプCDM, HIQ)の点灯(起動)回路(イグナイター)に応用されている。

液晶バックライトに使われている冷陰極管を点灯させるために用いられる冷陰極管インバーターの変圧器はフェライト・コアを用いて小型化を実現したテスラコイルである[7]

一次コイルと二次コイル間の結合が低いにもかかわらず、高い効率で二次コイルに電力が伝送される原理は二次コイルの高い共振Q値に関係しているとされており、電磁界共鳴方式のワイヤレス電力伝送の開発者であるマリン・ソーリャチッチ(Marin Solja?i?)やその他の開発者らに多くのヒントを与えているところから、ワイヤレス電力伝送もテスラコイルの原理の一つの応用であると考えても良い。

また、テスラコイルの出力を改造し楽器として用いられることもあり、2006年よりアメリカのパフォーマンスグループであるArc Attackが「Singing Teslacoil」として披露している。以降、放電音を利用して楽曲を演奏する人々も多く存在する[8][9][10]。楽器となったテスラコイルは「ミュージカル・テスラコイル」としてZeusaphone社より販売されており[11]2009年よりミュージシャンである平沢進が楽曲演奏に取り入れ[12]2011年にはミュージシャンであるBjorkが自身の楽曲「Thunderbolt」でミュージカル・テスラコイルを取り入れている。

疑似科学との関係

テスラコイルは「UFOの原動力として使われている」等、疑似科学の文脈で頻出する。これは、テスラコイルの作者であるニコラ・テスラが「宇宙人と交信している」等の怪発言を数多く残している事が原因だと思われる。「フィラデルフィア計画」および「ハチソン効果」も参照
関連する特許
テスラの特許「en:List of Tesla patents」を参照

"Electrical Transformer Or Induction Device". アメリカ合衆国特許第 433,702号,August 5,1890[13]

"Means for Generating Electric Currents, アメリカ合衆国特許第 514,168号, February 6, 1894

"Electrical Transformer," アメリカ合衆国特許第 593,138号, November 2, 1897

"Method Of Utilizing Radiant Energy," アメリカ合衆国特許第 685,958号, November 5, 1901

"Method of Signaling," アメリカ合衆国特許第 723,188号, Mar. 17, 1903

"System of Signaling," アメリカ合衆国特許第 725,605号, Apr. 14, 1903

"Apparatus for Transmitting Electrical Energy," Jan. 18, 1902, アメリカ合衆国特許第 1,119,732号, Dec. 1, 1914 (available at アメリカ合衆国特許第 1,119,732号 and tfcbooks' ⇒Apparatus for Transmitting Electrical Energy)

テスラ以外の特許

J. S. Stone, アメリカ合衆国特許第 714,832号
, "Apparatus for amplifying electromagnetic signal-waves". (Filed Jan 23, 1901; Issued Dec 2, 1902)

A. Nickle, アメリカ合衆国特許第 2,125,804号, "Antenna". (Filed May 25, 1934; Issued Aug 2, 1938)

William W. Brown, アメリカ合衆国特許第 2,059,186号, "Antenna structure". (Filed May 25, 1934; Issued Oct 27, 1936).

Robert B. Dome, アメリカ合衆国特許第 2,101,674号, "Antenna". (Filed May 25, 1934; Issued Dec 7, 1937)

Armstrong, E. H., アメリカ合衆国特許第 1,113,149号, "Wireless receiving system". 1914.

Armstrong, E. H., アメリカ合衆国特許第 1,342,885号, "Method of receiving high frequency oscillation". 1922.

Armstrong, E. H., アメリカ合衆国特許第 1,424,065号, "Signalling system". 1922.

Gerhard Freiherr Du Prel, アメリカ合衆国特許第 1,675,882号, "High frequency circuit". (Filed Aug 11, 1925; Issued Jul 3, 1928)

Leydorf, G. F., アメリカ合衆国特許第 3,278,937号, "Antenna near field coupling system". 1966.

Van Voorhies, アメリカ合衆国特許第 6,218,998号, "Toroidal helical antenna"

Gene Koonce, アメリカ合衆国特許第 6,933,819号, "Multifrequency electro-magnetic field generator. (Filed Oct 29, 2004; Issued Aug 23, 2005)[14]

脚注^ ただし、結合係数の定義上、結合係数が高くなったわけではない。結合係数は系が共振しているか否かにかかわらずコイル間の位置関係によって決まる数値である。
^ 現在の技術では半導体に置き換えることも可能である。
^電流共振駆動の回路例
^ Class E SSTC
^ halfbridge sstc: 30cm/12" sparks


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