日本では紹介当初から広く読まれており、翻訳も多い。
単著
『プリズム――文化批判と社会』(法政大学出版局、1970年/改題『プリズメン』筑摩書房[ちくま学芸文庫]、1996年)
『ゾチオロギカ――社会学の弁証法』(イザラ書房、1970年)
『音楽社会学序説』(音楽之友社、1970年/平凡社[平凡社ライブラリー]、1999年)
『不協和音――管理社会における音楽』(音楽之友社、1971年/平凡社[平凡社ライブラリー]、1998年)
『批判的モデル集(1・2)』(法政大学出版局、1971年)
『ヴァルター・ベンヤミン』(河出書房新社、1972年)
『キルケゴール――美的なものの構成』(イザラ書房、1974年/みすず書房、1998年)
『文学ノート』(イザラ書房、1978年)
『楽興の時』(白水社、1979年)
『ミニマ・モラリア――傷ついた生活裡の省察』(法政大学出版局、1979年)
『権威主義的パーソナリティ』(青木書店、1980年)
『アルバン・ベルク――極微なる移行の巨匠』(法政大学出版局、1983年)
『美の理論』(河出書房新社、1985年-1988年)
『三つのヘーゲル研究』(河出書房新社、1986年/筑摩書房[ちくま学芸文庫]、2006年)
『美の理論・補遺』(河出書房新社、1988年)
『本来性という隠語――ドイツ的なイデオロギーについて』(未來社、1992年)
『認識論のメタクリティーク――フッサールと現象学的アンチノミーにかんする諸研究』(法政大学出版局、1995年)
『否定弁証法』(作品社、1996年)
『ベートーヴェン――音楽の哲学』(作品社、1997年)
『マーラー――音楽観相学』(法政大学出版局、1999年、新装版2014年)
『アドルノ音楽・メディア論集』(平凡社、2002年)
『フッサール現象学における物的ノエマ的なものの超越』(こぶし書房、2006年)
『新音楽の哲学』(平凡社、2007年)
『美の理論(新装完全版)』(河出書房新社、2007年)
『アドルノ文学ノート(1・2)』(みすず書房、2009年)
『ベートーヴェン――音楽の哲学(改訂版)』(作品社、2010年)
『哲学のアクチュアリティ―― 初期論集』(みすず書房、2011年)
『自律への教育』(中央公論新社、2011年)
『ヴァーグナー試論』(作品社、2012年)
『模範像なしに――美学小論集』(みすず書房、2017年)
『幻想曲風に アドルノ音楽論集』(法政大学出版局、2018年)
共著
(カール・ポパー)『社会科学の論理――ドイツ社会学における実証主義論争』(河出書房新社、1979年)
(マックス・ホルクハイマー)『啓蒙の弁証法――哲学的断想』(岩波書店、1990年/岩波文庫、2007年)
(マックス・ホルクハイマー)『ゾチオロギカ――フランクフルト学派の社会学論集』(平凡社、2012年)
講義録
『社会学講義』(作品社、2001年)
『道徳哲学講義』(作品社、2006年)
『否定弁証法講義』(作品社、2007年)
書簡
(エルンスト・クシェネク)『アドルノ=クシェネク往復書簡』(みすず書房、1988年)