テイク・ザット
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代表曲に「プレイ」「バック・フォー・グッド」「ネヴァー・フォゲット」「ペイシェンス」「ルール・ザ・ワールド」「ザ・フラッド」「ラヴ・ラヴ」などがある。

ロビー・ウィリアムズの脱退、マネージャーとの関係悪化により1996年に解散。メンバーはそれぞれソロ活動などをしていたが、2005年にロビーを除いた4人で再結成する。同年はテイク・ザット特集のドキュメンタリー番組が放送されベスト盤を再度リリース。2006年の再結成ツアーは大成功を収め、2006年末には再結成後初のアルバムもリリース。2007年3月にはアルバムプロモーションのため、再結成後初の来日を果たした。
来歴
結成からデビュー当初

イギリスのチェシャーで生まれたゲイリー・バーロウは15歳のときにイギリスのテレビ局、BBCで主催で開催されたA Song For Christmasというコンテストに出場。Let's Pray For Christmasをパフォーマンスした。そのコンテストで準決勝まで勝ち進むと、London's West Health Studiosにレコーディングをしないかと招待される。これがきっかけで、Northern club circuitというところで彼自身の歌やカバー・ソングを披露するようになった。

18歳になるとマンチェスターでカーティス・ラッシュという名前でレコーディング活動をはじめた。ここで1990年にイギリスの有名なマネージャーであるマーティン・スミスが「いまのUKチャートには新しいバンドが必要」と思いたちバーロウと2人でオーディションを開催。ここでランカシャーで生まれたマーク・オーエンロビー・ウィリアムズが出会い2人はこのオーディションに合格する。RDS Royalというクラブでブレイク・ダンサー、そしてDJをしていたジェイソン・オレンジ画家・室内装飾業者をしながらストリートダンサーとしてテレビ番組にも出演していたハワード・ドナルドの2人はStreetbeatというグループを結成する。マネージャーであったマーティン・スミスはバックダンサーのオーディションも行い、この2人がメンバーとなり5人として活動を開始する。

そろった5人は自らテイク・ザット(Take That)と称するようになる。この名前はある日読んだ新聞にマドンナについて記事が書かれていて、そこに書いてあった単語、"Take That"からとった。また、バーロウは「これはいくつもの案の中でも悪いやつ。でも最初のアイディアよりはまし。だって最初のアイディアはKick Itだったんだから。」と言っている。

最初の2年はイギリスのゲイ・クラブや高校で主にプロモーションを兼ねたライブ活動をしていた。ゲイ・クラブでの活動やそのパフォーマンス・ファッションに注目が集まり、「マネージャーのマーティン・スミス氏はゲイだ」というパロディ・ソングなども歌われた。結果、1992年には念願のメジャー・レーベルと契約。ファースト・シングル、「ドゥ・ホワット・ユー・ライク」(UKチャート82位)のプロモーション・ビデオでは、メンバーが裸になり、ゼリーを体に塗りつけるという過激な内容であった。こうしたゲイ・クラブでのライブの経歴などから、「ゲイ・バンド」という先行したイメージがもたれ、また重要である10代の女性層に人気がなく、その後リリースされた「愛を知る時」と「プロミス」はUKチャートにもやっとランクインする程度であった。
成功

ディスコ・ボーカルグループのタヴァレス1975年に発表した、「イット・オンリー・テイクス・ア・ミニット」のカバー・バージョンをリリースすると、たちまちヒット曲となる。テンポが早く、ダンス調のこの曲はUKチャート7位をマークした。この動きから、次のバラードソング「ミリオン・ラヴ・ソングス」と「アイ・ファウンド・ヘヴン」は両方ともトップ20にランクインした。そしてバリー・マニロウドナ・サマーのヒットをカバーした「恋はマジック」をリリースすると大ヒットとなり、この4曲のヒットでテイク・ザットは公の場でパフォーマンスを行うようになる。1992年にはアルバム、『テイク・ザット&パーティ』をリリースした。

1993年は アルバム、『エヴリシング・チェンジズ』をリリース。このアルバムは、ダン・ハートマンの1979年のヒット曲をカバーした「リライト・マイ・ファイア」以外はほぼバーロウ単独で書いた楽曲で構成され(「エヴリシング・チェンジズ」はバーロウと外部ソングライターの共作)、ドナルドも「イフ・ディス・イズ・ラヴ」で作曲に関わった。このアルバムからの1stシングル、「いつも二人で」がUKチャート2位をマークすると、その次のシングル、「プレイ」が初めてUKチャート・ナンバー1を獲得する。


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