ツイッター
[Wikipedia|▼Menu]

.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、かつて存在したソーシャル・ネットワーキング・サービスのTwitterについて説明しています。

「旧Twitter」とも呼ばれる改名後のXについては「X (ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」をご覧ください。

Xに改名する前の運営会社であったTwitter, Inc.については「Twitter (企業)」をご覧ください。

Twitter
URLtwitter.com
言語多言語
タイプソーシャルネットワーキングサービス
設立2006年3月21日 (18年前) (2006-03-21)
本社所在地 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンフランシスコ
事業地域世界中(一部ブロックされている国(英語版)を除く)
設立者.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

ジャック・ドーシー

ノア・グラス

ビズ・ストーン

エヴァン・ウィリアムズ

主要人物

オミッド・コーデスタニ

会長[1]

ネッド・シーガル(CFO

ジャック・ドーシー(元CEO)

パラグ・アグラワルCEO

業種インターネット
従業員数4,600人(2019年9月)[2]
登録任意
(未登録の場合は利用可能な機能に制限あり)
ユーザー数

月間3億3,000万人のアクティブユーザー

(2019年第1四半期)

開始2006年7月15日 (17年前) (2006-07-15)
現在の状態名称変更、Xとして存続
対応プラットフォームiOS, Android, Windows, macOS, Web
プログラミング言語

Java

Ruby

Scala

JavaScript

出典:[3][4][5][6][7][8][9][10][11][12]

Twitter(ツイッター)は、かつてアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置いていたTwitter, Inc.ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS、情報サービス[13][14])。2023年7月24日に「X」へ名称を変更した。投稿は「ツイート」と呼ばれ、限られた文字数だけ[15]で投稿できる。
概要サンフランシスコにあったTwitter本社

2006年7月オブビアス社(現:Twitter社)が開始したウェブサービス

緩い「繋がり」(人間関係[16]が発生し、広い意味でのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の1つといわれることもあるが[17]、Twitter社自身は「社会的な要素を備えたコミュニケーションネットワーク」(通信網)であると規定し、SNSではないとしている[18][19]。2017年11月時点でも、Twitter社当時のCEOであり創設者のジャック・ドーシーはTwitterはSNSではないとし、「インタレスト(興味)・ネットワーキング・サービス」であると定義し[20]、また、2018年6月時点でTwitter Japan社代表取締役の笹本裕も「ネットワークサービスではなく今起きていることを知る場、ニュースメディアに近い場とわれわれ自身は考えている」とインタビューで発言している[21]。また、一部のマスメディアによって「ミニブログ[17][22]「マイクロブログ」[23]といったカテゴリーに分類されることもあったが、Twitter社はそのように定義していない。

2016年7月26日時点ユーザー数は全世界で3億1300万人に達したものの[24]2018年9月の時点では3億3500万人[25]と伸びに鈍さがみられる。2019年4月の時点でユーザー数は3億3000万人[26]である。2021年に入って赤字を出し収益可能なデイリーアクティブユーザー数は2億1100万人にまで減少した[27]

2021年11月29日にジャック・ドーシーがCEOを辞任し、パラグ・アグラワルが就任することが発表された[28][29]

その後は2022年4月からイーロン・マスクが運営会社を買収し、Xとなって現在に至る。詳細は「イーロン・マスクによるTwitterの買収」および「X (ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」を参照
騒動・問題点

2020年5月23日に急死した女子プロレス選手の木村花アカウントに多数の中傷ツイートがされていたことについてTwitter上の個人への中傷や差別的な投稿などを速やかに削除し、安心して使えるように運営してほしいと、市民ら100人が同年6月6日、Twitter Japan本社前で抗議活動を行った。同社はメディアの取材に、「安心して利用できる環境の整備に努め、より健全なサービスを提供することにこれまで以上に注力していく」とコメントした[30]

2022年1月25日にTwitter社は透明性に関する報告書を公開し、2021年前半に各国からツイートの削除要請があった状況について日本からの要請が一番多かったと公表[31]。各国からTwitter社に寄せられた法的な削除要請のうち、日本からの削除要請が最も多く、43%を占め、内容は麻薬薬物・猥褻物・金融犯罪関連がほとんどであった[31]。削除要請はロシア・トルコ・インド・韓国と続き、日本と合わせた5カ国で全体の95%を占めた[31]
機能と用語

Twitterに発言を投稿するにはパソコンや携帯電話、スマートフォンなどで自身のアカウントにログインし、画面上部のボックスに140文字(半角の場合は280文字)以内で内容を入力し「ツイート」ボタンを押すことで投稿が完了する。また、過去には携帯メールでの投稿も可能となっていた[13]が、フィーチャー・フォン向けサービスの終了により現在は利用できない。この投稿はインターネットに接続できる環境であれば誰でも見ることができる[32]。なお、パソコンの場合はInternet Explorer 7以前でアクセスすると携帯電話向けのアドレス(mobile.twitter.com)へ転送されるようになっていた[33]が、2015年6月以降はInternet Explorer 9以前へ引き上げられた。また、2016年11月以降はInternet Explorer 9以前でアクセスすると画像が一切表示されなくなった。

Twitterにログインした際、自分専用のページ「ホーム」の「タイムライン」には自分の投稿とあらかじめ「フォロー」したユーザーの投稿が時系列順に表示され、各ユーザーが自分の近況や感じたことなどを投稿し、時に他のユーザーがそれに対して話しかけたりすることで、メールやIMに比べて「ゆるい」コミュニケーションが生まれる。一方、「キーワード検索」をすると「キーワードを含んだ投稿」のタイムラインが生成され、「キーワードを含んだ投稿」でつながったグループが自然発生する。同じキーワードを含んだ投稿をすれば、グループに参加することもできる。「トレンド」により、いま多く投稿されている「キーワード」を知ることができる。トレンドの範囲を国別に、または主要都市別に絞り込む機能もある。

投稿や閲覧は公式サイト上で行うほか、便利な機能を備えた各種のクライアント・クライアントウェブサービスや、iPhoneAndroidといったスマートフォン用のアプリも多数公開されており、またUbuntu 10.04以降では標準でマイクロブログクライアントのGwibberが搭載され、デスクトップ環境に統合されるなど、さまざまな環境で使うことができる。

コミュニケーション・メディア(通信媒体)の分類方法として、送信される情報のタイミングと受信側に届くタイミングのギャップの有無により「同期型(ギャップなし)」「非同期型(ギャップあり)」に分けるものがあるが[注 1]、Twitterの場合は原則として非同期的(ある利用者のツイートが別の利用者に読まれるまでにタイムラグがある)に使用されているものの、一時的に同期的に(つまりチャットのようにほぼリアルタイムで)通信が行われることがあり、同期型と非同期型が混在した媒体であるといえる。利用者が必要に応じて同期的な通信することを選択できるという意味で「選択同期」と表現されることもある[34]
プロフィール・アカウント関連

自分のプロフィールおよびアカウントに関する設定は公式サイトの設定ページから行う。登録にはメールアドレスパスワードが必要。携帯電話向けサイトは一部機能が制限されている。
ユーザー名(スクリーンネーム)
ユーザー名はTwitterでのIDのラベル。使用可能文字は半角英数字とアンダースコアのみで最大15文字[35]。ユーザー名はシステムで個別に管理され、既存と同一のユーザー名は登録できない。ユーザー名にはそれがユーザー名であることを示すアットマーク(@)が先頭に付加される。ユーザー名の仕組みは内部ID(登録時に自動的・ランダムに割り振られる数値でユーザーには変更不可)のラベルであるため、事後での変更もできる。アカウントのツイート履歴やプロフィール(後述)を掲載する画面としてhttps://twitter.com/(ユーザー名)というWebページが割り当てられる[注 2]
プロフィール
https://twitter.com/(ユーザー名)のWebページには自己紹介情報として、名前、プロフィール画像、バナー画像、自己紹介、Webサイト、場所、誕生日などを設定できる。これらを総称して「プロフィール」と呼ぶ。
名前
最大50文字、使用文字の制限はない。必須設定項目。
プロフィール画像
プロフィール画面および各ツイート上で表示される画像。任意の画像を登録でき、丸くトリミングされ表示される。未設定の場合はデフォルトのユニセックスの人物アイコンが表示される。任意設定項目。2017年6月以前は正方形であった[36]。また、デフォルトのアイコンは2010年まではTwitterのロゴと同じ「青地に白抜きの鳥」、2010年から、2017年4月より現行のユニセックスの人物アイコンとなった[37]。2020年8月現在、システム上で保存されているトリミング前のスクエア画像については、TweetDeckや一部のサードパーティクライアント上で設定することでスクエア画像のアイコンを表示することができる。
ヘッダー画像
プロフィール画面上部に横長のエリアに任意の画像を設定できる。プロフィール画像とは異なり、プロフィール画面でのみ表示される。未設定の場合は任意色の単色表示となる。任意設定項目。
自己紹介
最大160文字で任意のテキストを設定できる。任意設定項目。
Webサイト
アカウントに関連するWebサイトのURLを記載する。任意設定項目。
場所
アカウントに関連する地名等を記載する。任意設定項目。
誕生日
生年月日を設定可能。生年と月日とに分けて公開範囲を設定できる。ただし18年以内の生年は公開できない。任意設定項目。設定することで、当日の24時間、自分のプロフィールに「お誕生日おめでとうございます」と表示され、実際に風船を割ることもできるこのメッセージをクリック(タップ)するとカラフルな風船が昇っていくアニメーションが表示される。また、2018年5月25日からTwitterの利用規約の改正により、誕生年を登録年時に当時13歳未満となるような設定を行うとアカウントがロックされる場合がある[注 3]
プロテクト(protect)
自分の投稿を限定公開(非公開)にすること。この設定をしたユーザーのプロフィール画面には南京錠のアイコンが表示され、すべてのツイートは本人とフォロワー以外は閲覧できない。フォローしていないプロテクトユーザーの投稿を読むにはフォローを申請し、許可を受ける必要がある。非公開の場合、フォロワーでは無い投稿にコメントをしても表示されないが、コメントの欄に数字のみつくようになっている。
Twitter ID
各アカウントには、自分でつけたユーザー名(username)や名前以外に、自動で固有のTwitter IDが割り当てられている[38][39][40]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:218 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef