ツァラトゥストラはこう語った
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ツァラトゥストラの緒言 3:6-7 (生田長江 1911年訳[3])聽け、我は汝等に超人を教ふ。/超人は地の意義なり。汝等の意志をして言はしめよ、超人が地の意義なるべきことを。
ツァラトゥストラの序言 (山口小太郎訳[4])見よ予は爾曹に超人を教ゆるものなり/超人は是れ現世の眞諦なり。爾曹須く分別覺悟すべし、超人は是れ現世の眞諦なりと
ツァラトゥストラの序説 3:7-8 (生田長江 1921年訳[5])見よ、我は汝等に超人を教ふ。/超人は地の意義なり。汝等の意志をして言はしめよ──超人が地の意義ならざるべからざることを。
如是経 序品 40-41 (登張竹風 1921年訳[6])聞け、われ汝等に超人(佛)を?かん。/超人(佛)は地の意義なり。汝等希くば、超人(佛)は地の意義なることを欲するところあれ。
ツァラトゥストラの序説 3:7-8 (加藤一夫[7])見よ、我は汝等に超人を教へる。/超人は大地の意義である。汝等の意志をして云はしめよ。超人は大地の意義であらねばならぬ!と。
ツァラトゥストラの前説法 3:7-8 (登張竹風 1935年訳[8])聞け。私は君等に超人を教へる!/超人は地の意義だ。君等の意志は言へ、超人よ地の意義であれ!と。

訳書(現行版)

氷上英廣訳 『ツァラトゥストラはこう言った』 岩波文庫(上下)[9]

竹山道雄訳 『ツァラトストラかく語りき』 新潮文庫(上下)[10]

手塚富雄訳 『ツァラトゥストラ』 中公文庫(改版2018年)[11]

吉沢伝三郎訳 『ツァラトゥストラ』 ちくま学芸文庫〈ニーチェ全集 第9・10巻〉- 元版は理想社版『全集』

薗田宗人訳 『ツァラトゥストラはこう語った』 白水社〈第2期 ニーチェ全集 第1巻〉- ※同社で伝記研究を多数刊行。

丘沢静也訳 『ツァラトゥストラ』 光文社古典新訳文庫(上下)、2010-11年

佐々木中訳 『ツァラトゥストラかく語りき』 河出文庫、2015年

森一郎訳 『ツァラトゥストラはこう言った』 講談社学術文庫、2023年

生田長江訳 『文語訳 ツァラトゥストラかく語りき』 書肆心水、新装版2014年

※復刻版・前後篇、ゆまに書房 昭和初期世界名作翻訳全集216・217(2009) ISBN 9784843331521ISBN 9784843331538 - 初訳は新潮社(1911)


浅井真男訳 『ツァラトゥストラはかく語った』 筑摩書房〈筑摩世界文学大系44 ニーチェ〉、1972年 - 初訳版は1960年

小山修一訳 『ツァラトゥストラ』 鳥影社ロゴス企画部 上下、2003年、改訂新版2018年ほか

研究解説

湯田豊 『ツァラトゥストラからのメッセージ』 角川学芸出版〈角川叢書〉 2006年

村井則夫 『ニーチェ ツァラトゥストラの謎』 中央公論新社〈中公新書〉 2008年

ヨアヒム・ケーラー 『ニーチェ伝 ツァラトゥストラの秘密』 五郎丸仁美訳、青土社 2009年

リュディガー・ザフランスキー 『ニーチェ その思考の伝記』 山本尤訳、法政大学出版局叢書・ウニベルシタス〉2001年

森一郎 『快読ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』』講談社選書メチエ 2024年

その他

レナ・ハデスは「ツァラトゥストラかく語りき」を主題とした絵を多数描いている。

グスタフ・マーラーの『交響曲第3番』の第4楽章に、第4部の詩が歌詞として用いられている。

リヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩ツァラトゥストラはこう語った』も名高い。とりわけ、その導入部がスタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』(1968年)で使われて有名になった。

フレデリック・ディーリアスはこのテクストに基づき、合唱曲人生のミサ』を作曲した。

バンダイナムコゲームス発売のソフト『ゼノサーガ エピソードIII』はサブタイトルに[ツァラトゥストラはかく語りき]と名付けられている。黒幕の目的はツァラトゥストラという装置を使って永劫回帰を行う事であり、黒幕もニーチェと同じ「ヴィルヘルム」の名を持つ。最終的に主人公らがラストボスであるツァラトゥストラを破壊することで永劫回帰を阻止する結末となる。

『ツァラトゥストラかく語りき (まんがで読破)』 - イースト・プレスから刊行されているコミック文庫シリーズ。

映画『チャンス』(1979年)の冒頭でジャズピアニストであるデオダートの「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れる。

グッドモーニングアメリカの楽曲『拝啓ツラツストラ』は、「ツァラトゥストラかく語りき」をモチーフにしている[12]

出典^ 旺文社国語辞典第九版889頁
^ ニーチエ氏倫理説一斑 桑木厳翼 1902年
^ ツァラトゥストラ 生田長江 1911年
^ 独和対訳 ツアラトウストラ如是説 山口小太郎 1916年
^ ニイチエ全集: ツァラトゥストラ 生田長江 1921年
^ 如是経 (光炎菩薩大師子吼経) 登張竹風 1921年
^ ツァラトゥストラは斯く語る・此の人を見よ 加藤一夫 1929年
^ 如是説法ツァラトゥストラー 登張竹風 1935年
^ ワイド版岩波文庫が刊、1995年
^ 竹山訳は初刊は弘文堂(戦前刊)、のち新潮社版「全集7」。
^ 手塚訳の初刊は『世界の名著46 ニーチェ』 中央公論社、1966年。新版・中公クラシックス(全2巻)、2002年

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