ツァラトゥストラはこう語った
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最後に、鳩の群れと一頭の獅子がやってきたことで、彼は「徴が来た」と、別れのときがやってきたことを皆に伝える。「いざ、獅子は来た。我が子は近い、ツァラトゥストラは熟した。我が時は来たー。これは我が朝、我が日は始まる。来たれ、今こそ、大いなる真昼!」と叫んで、ツァラトゥストラは再び山を下っていく。
日本語文献
訳書 (著作権切れ)

桑木厳翼訳『ニーチエ氏倫理説一斑』育成会 1902年

生田長江訳『ツァラトゥストラ』新潮社 1911年

山口小太郎訳『独和対訳 ツアラトウストラ如是説』精華書院 1916年

生田長江訳『ニイチエ全集: ツァラトゥストラ』新潮社 1921年

登張竹風訳『如是経 (光炎菩薩大師子吼経)』星文館書店 1921年

加藤一夫訳『ツァラトゥストラは斯く語る・此の人を見よ』春秋社 1929年

登張竹風訳『如是説法ツァラトゥストラー』山本書店 1935年

日本語の翻訳日本語のツァラトゥストラ本文
ツァラトゥストラの緒言 (桑木厳翼[2])諸君聴きたまへ、我れ諸君に超人の説を説かう。/超人といふのは、大地或は現世の意義(Sinn der Erde)である。諸君の意志は、超人は大地の意義であれがしと望むであらう。
ツァラトゥストラの緒言 3:6-7 (生田長江 1911年訳[3])聽け、我は汝等に超人を教ふ。/超人は地の意義なり。汝等の意志をして言はしめよ、超人が地の意義なるべきことを。
ツァラトゥストラの序言 (山口小太郎訳[4])見よ予は爾曹に超人を教ゆるものなり/超人は是れ現世の眞諦なり。爾曹須く分別覺悟すべし、超人は是れ現世の眞諦なりと
ツァラトゥストラの序説 3:7-8 (生田長江 1921年訳[5])見よ、我は汝等に超人を教ふ。/超人は地の意義なり。汝等の意志をして言はしめよ──超人が地の意義ならざるべからざることを。
如是経 序品 40-41 (登張竹風 1921年訳[6])聞け、われ汝等に超人(佛)を?かん。/超人(佛)は地の意義なり。汝等希くば、超人(佛)は地の意義なることを欲するところあれ。
ツァラトゥストラの序説 3:7-8 (加藤一夫[7])見よ、我は汝等に超人を教へる。/超人は大地の意義である。汝等の意志をして云はしめよ。超人は大地の意義であらねばならぬ!と。
ツァラトゥストラの前説法 3:7-8 (登張竹風 1935年訳[8])聞け。私は君等に超人を教へる!/超人は地の意義だ。君等の意志は言へ、超人よ地の意義であれ!と。

訳書(現行版)

氷上英廣訳 『ツァラトゥストラはこう言った』 岩波文庫(上下)[9]

竹山道雄訳 『ツァラトストラかく語りき』 新潮文庫(上下)[10]

手塚富雄訳 『ツァラトゥストラ』 中公文庫(改版2018年)[11]

吉沢伝三郎訳 『ツァラトゥストラ』 ちくま学芸文庫〈ニーチェ全集 第9・10巻〉- 元版は理想社版『全集』

薗田宗人訳 『ツァラトゥストラはこう語った』 白水社〈第2期 ニーチェ全集 第1巻〉- ※同社で伝記研究を多数刊行。

丘沢静也訳 『ツァラトゥストラ』 光文社古典新訳文庫(上下)、2010-11年

佐々木中訳 『ツァラトゥストラかく語りき』 河出文庫、2015年

森一郎訳 『ツァラトゥストラはこう言った』 講談社学術文庫、2023年

生田長江訳 『文語訳 ツァラトゥストラかく語りき』 書肆心水、新装版2014年

※復刻版・前後篇、ゆまに書房 昭和初期世界名作翻訳全集216・217(2009) ISBN 9784843331521ISBN 9784843331538 - 初訳は新潮社(1911)


浅井真男訳 『ツァラトゥストラはかく語った』 筑摩書房〈筑摩世界文学大系44 ニーチェ〉、1972年 - 初訳版は1960年

小山修一訳 『ツァラトゥストラ』 鳥影社ロゴス企画部 上下、2003年、改訂新版2018年ほか

研究解説

湯田豊 『ツァラトゥストラからのメッセージ』 角川学芸出版〈角川叢書〉 2006年

村井則夫 『ニーチェ ツァラトゥストラの謎』 中央公論新社〈中公新書〉 2008年

ヨアヒム・ケーラー 『ニーチェ伝 ツァラトゥストラの秘密』 五郎丸仁美訳、青土社 2009年

リュディガー・ザフランスキー 『ニーチェ その思考の伝記』 山本尤訳、法政大学出版局叢書・ウニベルシタス〉2001年


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