その後は、自身の監督作以外でもツイ・ハークやジョン・ウー、ジョニー・トー、王晶(ウォン・ジン)といった監督とタッグを組み作品を量産する。1991年香港電影金像奨のアクション設計賞では、チン・シウトンが4つのノミネート中3作品で選出されるという異例の事態のなか[注 3]、『スウォーズマン 剣士列伝』で受賞している[9]。
2003年にはチャン・イーモウが監督した『HERO』でアクション監督を担当し、香港金像奨でアクション設計賞を獲得。「ワイヤーワークの神様」[10] ともThe master of wire fu(ワイヤーマスター)[11]とも称され、中華圏だけでなくスティーヴン・セガール主演の『沈黙の聖戦』の監督やジェイソン・ステイサムの『デス・リベンジ』、日本映画『どろろ』、インド映画など、活動の場を広げた。
また、2008年に開催された北京オリンピックでは、開会式および閉会式のチーフディレクターであるチャン・イーモウのもと、開会式の空中アクションの設計を担当している[3]。 1983年
主な作品
監督作品
妖刀・斬首剣
1986年
サイキックSFX/魔界戦士(兼アクション監督)
1987年
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(兼アクション監督)
1989年
テラコッタ・ウォリア 秦俑(兼アクション監督)
1990年
スウォーズマン 剣士列伝(兼アクション監督)
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2(兼アクション監督)
1991年
レイド(兼アクション監督)
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3(兼アクション監督)
1992年
スウォーズマン 女神伝説の章(兼アクション監督)
1993年
ワンダー・ガールズ 東方三侠(兼アクション監督)
ワンダー・ガールズ 東方三侠2(兼アクション監督)
スウォーズマン 女神復活の章(兼アクション監督)
1994年
ファントム・セブン 香港機動警察(兼アクション監督)
1996年
冒険王(兼アクション監督)
2000年
ゴッド・ギャンブラー 東京極道賭博(兼アクション監督)
2002年
レディ・ウェポン(兼アクション監督)