チューロニアン
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北海道では中部蝦夷層群三笠層がセノマニアンから中部チューロニアンに、上部蝦夷層群が上部チューロニアンにあたる[5]。チューロニアン期の間にはニッポニテスなど新たな異常巻きアンモナイトのグループが出現したほか、ユーバリセラス、オビラセラス、シューパロセラスといった肋の発達したアンモナイトが生息した[6]
主な生物
アンモナイト

日本で産出するアンモナイトを挙げる[7]


上部(後期)


サブプリオノサイクルス・ミニムス

サブプリオノサイクルス・ネプチュニ


中部(中期)


メソプゾシア・パシフィカ

ニッポニテス・ミラビリス

コリンニョニセラス・ウルガリ


下部(前期)


ファゲシア・ゼベステンシス

パキデスモセラス・コスマチ

プゾシア・オリエンタリス



曲竜類

チューロニアンの曲竜類
分類群生息期間場所概説画像
マレエヴスモンゴルタラルルス
タラルルスモンゴルのバインシレ層

鳥群

チューロニアンの鳥群
分類群生息期間場所概説画像
カテノレイムスウズベキスタンのビセクティ層20 - 25センチメートル程度と推測される中型のエナンティオルニス類イクチオルニス
エクスプロロルニスウズベキスタンのビセクティ層
イクチオルニスチューロニアン - カンパニアン中央アジアアルゼンチンカナダサスカチュワン州、アメリカ合衆国のアルバータ州アラバマ州カンザス州ニューメキシコ州テキサス州カモメウミツバメハサミアジサシといった現代の海鳥と生態学的に同じ白亜紀の生物。60センチメートル程度で、カモメと同程度の大きさだった。 翼や胸骨の見た目はまさに現生鳥類と酷似し高い飛翔能力を示唆しているが、顎には細かい鋭い歯が並んでいた。

角竜類

チューロニアンの角竜類
分類群生息期間場所概説画像
ズニケラトプスアメリカ合衆国ニューメキシコ州 Moreno Hill 層目の上に角を持つ最初期の角竜かつ、北アメリカから知られる最古の角竜。全長は3 - 3.5メートルで、尾が1メートルを占める。ズニケラトプス

ワニ形上目

チューロニアンのワニ形上目
分類群生息期間場所概説画像
バウルスクスブラジルバウルスクス
モンテアルトスクスチューロニアン - サントニアンブラジルのサンパウロ Adamantina 層
ストラティオスクスブラジル

哺乳類

チューロニアンの哺乳類
分類群生息期間場所概説画像
ブリセオミスアメリカ合衆国ユタ州 Straight Cliffs 層ネズミより小型だがある程度似ている哺乳類

鳥脚類

チューロニアンの鳥脚類
分類群生息期間場所概説画像
アナビセティアアルゼンチンのパタゴニアネウケン州 Cerro Lisandro 層全長2メートルの原始的な鳥脚類アナビセティアバクトロサウルスジェヤワティ
バクトロサウルスチューロニアン - コニアシアンモンゴルと中国のゴビ砂漠四足歩行時に全長6メートル体高2メートル、体重1100 - 1500キログラムに達する。多くのハドロサウルス科と同様に二足歩行と四足歩行を切り替えることができた。椎骨の神経棘は発達していない。
ジェヤワティアメリカ合衆国ニューメキシコ州Moreno Hill 層基盤的ハドロサウルス上科
マクログリフォサウルスチューロニアン - コニアシアン前期アルゼンチンのPortezuelo 累層基盤的イグアノドン科の属。二足歩行
ノトヒプシロフォドンセノマニアン - チューロニアンアルゼンチンのチュブ州 Bajo Barreal 層ヒプシロフォドン科あるいは他の基盤的鳥脚類。二足歩行と推測されており、体躯は推定されていない。
シュアングミアオサウルスセノマニアン - チューロニアン中国イグアノドン科

首長竜類

チューロニアンの首長竜類
分類群生息期間場所概説画像
ブラカウケニウスカンザス州オタワ郡北アメリカで知られる最後の首長竜の代表リボネクテスポリプティコドンシリルア
リボネクテステキサス州 Cedar Hill の Britton 層全長7 - 14メートルでエラスモサウルスによく似た動物。コンパクトな体に長い尾と巨大なヒレを持つ。長い首の先にある頭骨は小さく、長く前方へ突き出た歯が並び、口を閉じたときに魚やイカを捕獲するのに理想的である。
マネメルグスモロッコ
メガケファロサウルスカンザス州ラッセル郡 Carlile 頁岩
ポリプティコドンテキサス州全長10メートルに達する、ブラカウケニウスに近縁なプリオサウルス類
シリルアモロッコ High Atlasポリプティコドン科の首長竜の属。全長は5.5 - 6メートルと推定されている。

翼竜

チューロニアンの翼竜
分類群生息期間場所概説画像
ロンコデクテスイングランドのケント
ロンコドラコアルビアン - チューロニアンイングランドのケントとケンブリッジグリーンサンドのチョーク層

有鱗目

チューロニアンの有鱗目
分類群生息期間場所概説画像
ダラサウルスアメリカ合衆国テキサス州アルカディアパーク頁岩基盤的な小型のモササウルス科
ラッセロサウルスアメリカ合衆国テキサス州アルカディアパーク頁岩基盤的な小型のややがっしりとしたモササウルス科

竜脚類

チューロニアンの竜脚類
分類群生息期間場所概説画像
アルギロサウルスアルゼンチン

非鳥類型獣脚類

チューロニアンの獣脚類
分類群生息期間場所概説画像
バヨサウルスアルゼンチンのネウケン州マプサウルスノトロニクス
エニグモサウルスモンゴル Khara Khutul
エルリコサウルスモンゴルのバインシレ層
マプサウルスアルゼンチン Huincul 層
ノトロニクスアメリカ合衆国ニューメキシコ州
セグノサウルスモンゴル Khan-Bogdsomona
ティムルレンギアウズベキスタンキジルクム砂漠250キログラム程度の小型のティラノサウルス上科
ウルバコドンウズベキスタン
ゼノタルソサウルスアルゼンチンのチュブ州 Bajo Barreal 層

出典^ Gradstein et al. (2004)
^ The GSSP was established by Kennedy et al. (2005)
^ 松本達郎、西田民雄、利光誠一「北海道産の白亜紀セノマニアン初期アンモナイト類Utaturiceras及びGraysonites」『地質調査研究報告』第54巻第3-4号、産総研地質調査総合センター、2003年、139-151頁、doi:10.9795/bullgsj.54.131。


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