チャーリーとチョコレート工場
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興行収入 $474,968,763[1]
$206,459,076[1]
53.5億円[2]
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『チャーリーとチョコレート工場 』(チャーリーとチョコレートこうじょう、Charlie and the Chocolate Factory)は、 1964年のイギリスの小説、『チョコレート工場の秘密』を基に、ティム・バートンが監督、ジョン・オーガストが脚本を担当した2005年アメリカ合衆国イギリスオーストラリア合作によるミュージカルファンタジー映画である。
概要

ロアルド・ダール児童小説チョコレート工場の秘密』が原作である。同作品の映画化は1971年製作の『夢のチョコレート工場』(メル・スチュワート監督)に次いで2度目となる。

第78回アカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされた。
ストーリー

世界中で大人気のウィリー・ウォンカ製のチョコレート。しかし、彼のチョコレート工場の中は完全非公開であり、謎に満ちていた。

ある日、ウォンカは「生産するチョコレートの中に5枚だけ金色のチケットを同封し、それを引き当てた子供は工場を見学する権利が与えられ、さらにそのうちの一人には想像を絶する素晴らしい『賞品』がつく」という告知を出した。世界中がチケット争奪で大騒ぎとなる中で運良く引き当てたのは、食いしん坊の肥満少年オーガスタス・グループ、お金持ちでわがままな少女ベルーカ・ソルト、いつもガムを噛んでいて勝利にこだわる少女バイオレット・ボーレガード、テレビ好きで反抗的な少年マイク・ティービー、そして家は貧しいが家族思いの心優しい少年チャーリー・バケットだった。

彼らはウォンカの招待のもと、工場の中で夢のように不思議な光景を体験していく。ところがその途中でさまざまなハプニングが起こり、子供たちは一人ずつ脱落していく。ウォンカは、最後に残ったチャーリーに『賞品』を与えようとするが、チャーリーに提示された交換条件は「家族を捨てること」という家族思いの彼にとって受け入れがたいものだったため、チャーリーはこれを辞退した。

予想外の展開にすっかり意気消沈したウォンカだったが、チャーリーの後押しによって彼自身のトラウマを解決できたことで、改めてチャーリーに『賞品』を受け取るように打診する。ウォンカは、これを受け入れたバケット一家と「とびきり甘い」人生を送ることとなった。
登場人物
ウィリー・ウォンカ
(英語版)
工場長。シルクハットに杖・燕尾服・手袋を身に着けている。善悪の区別が付かない子供じみた性格で、時代遅れのフレーズや口汚い言葉を連発する変人。父親や母親・両親など親や家族に関する単語を口にする際には抵抗があるのか吐き気を催している。「天才ショコラティエ」や「チョコの魔術師」などと呼ばれている。過去に他のお菓子メーカーが送り込んだ産業スパイによって極秘のレシピの情報を漏洩され、他のメーカーによる自身が発明したお菓子の販売がエスカレートした事から、後述のジョーおじいちゃんを含めた従業員を全員解雇して表面上は工場を閉鎖していた[注 1]。しかし実際はルンパランドよりウンパ・ルンパ全員を従業員として雇い、15年間も工場に籠りながら経営を続けていた。とにかくお菓子を作ることに打ち込んでおり、「気持ち悪い」といって毛嫌いしているガムも生産している。火だるまになった人形をみて大喜びしたり、子供たちがトラブルを起こしても心配するそぶりを見せないなど、冷淡な一面もある。彼のショコラティエとしての能力を印象づけるエピソードとして「ポンディチェリー王子というインドの富豪からの依頼で『レンガからそれを留めるセメント、壁の絵や絨毯、家具に至るまで全てチョコレート(ミルクチョコレートブラックチョコレート)で出来た宮殿』を作ったことがあるが、王子はウォンカの忠告を聞かず、チョコ宮殿を食べずにそのままにしていたため数日後の猛暑日に溶けてしまった」という出来事がジョーおじいちゃんから語られている。彼は元々歯科医の家の子供で、父親がハロウィンで貰ったお菓子を暖炉に捨てた際、燃えないで落ちていたチョコレートを見つけて食べた事でその魅力にはまり、いつしかショコラティエを夢見るようになる。しかし、特に虫歯の原因となるチョコを全否定する父親に反発して家出し、お菓子工場を建設した。ある日、散髪していた時に見つけた一本の白髪から自らの老いを感じ取り、死後の工場の行方を心配し、工場の後継者になる「神の子」を探す為に5人の子供を工場に招待した。最終的にチャーリーが残ったため、副賞として彼に家族を捨てることを条件に工場を継ぐように言うが「家族を捨てることはできない」と断られる。その後は自身のお菓子の売上を低迷させる程に落ち込むが、チャーリーと再会し、自身のトラウマと対峙するために一緒に父親の元を訪ねてくれるよう頼む。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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