チャーリーとチョコレート工場
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家計が苦しいので毎日キャベツのスープを作っている。「食事中に仕事の話は厳禁」とのルールを定め、仕事を失って気を落とす夫に「それならキャベツのスープをもっと薄めればいい」と前向きに支える。このルールは貧乏ではなくなった後も変わっておらず、ウォンカと共に新しいお菓子について話し合うチャーリーを諫めている。
ジョゼフィーンおばあちゃん
チャーリーの父方の祖母(原作準拠)。原作では90歳を越えていることになっている。
ジョージおじいちゃん
チャーリーの母方の祖父(原作準拠)。頑固者で現実主義者だが、家計のためにゴールデンチケットを換金しようとするチャーリーを「そこらに山ほどある金のために世界に5枚しか無いそのチケットを引き換えにするのは馬鹿だ」と諌めるなど優しい一面も見せる。皮肉屋で口が悪いため、度々バケット氏に言葉遣いを諌められたり、彼が暴言を吐く際にバケット氏がチャーリーの耳を塞いでいる場面もある。
ジョージーナおばあちゃん
チャーリーの母方の祖母(原作準拠)。映画では非常に耳が遠く、会話ではいつも頓珍漢な返事をする(周りがチョコの話をしてるとき急に「ブドウおいしい!」と叫んだりしている)。チャーリーに前向きな言葉をかけて励ます事があるが、これから彼の身に起こる事を予知しているかのような内容になっている。
ウンパ・ルンパ
ルンパランドという島に住む小柄な人々。ジャングルに住む危険な動物から身を守るため、木の上で生活している。普段は緑色のイモムシを食べている。ウォンカは、香料を求め立ち寄ったルンパランドで彼等と出会い、最も嗜好するカカオ豆が貴重品である彼らに給料をカカオ豆で支払う交渉を村長と行い、従業員として労働契約を締結している。従業員の多くは白黒縞模様の服の上から、セクションによって色が異なるレザーのつなぎを着ている。また、受付嬢の他、ウォンカ専属の秘書カウンセラーを務めている者もいる。歌と踊りを好み、即興で歌を作るが、周りには「練習していたみたい」と言われる。なお、今作では全てのウンパ・ルンパを一人の役者が演じており、男女を問わず全て同じ顔をしている。作中では歌以外で全く喋っておらず、ジェスチャーで意思表示を行う(映画では音声は入らないが会話しており、ウォンカがルンパランドの長にジェスチャーで会話する場面では字幕が表示されている)。言語は理解しており、ウィリー・ウォンカの指示にしっかりと従っている。終盤では、はっきりとした言葉を話す個体が登場しており、本作の語り役(ナレーション)である事が明かされる。
オーガスタス・グループ
ドイツデュッセルドルフの肉屋の息子。ジョージおじいちゃんに「最初の当選者はきっとブタみたいに太っている奴だ」と予想されたが、正にその通りの肥満児。チョコレートが大好物の食いしん坊で毎日ウォンカバーを食べている。チケット入りのウォンカバーを手に入れ、食べた際、チョコと一緒にチケットの一部を噛み切ってしまった。彼に対して過保護な母親と同行で工場を訪れる。自分の食べるチョコを物欲しそうに見るチャーリーに「持ってくれば良かったのに」と嫌味を言った。彼を風刺するウンパ・ルンパは南米調の歌を披露し、赤いつなぎを着ている。工場見学の際に「人の手が触れてはいけない事になっている」というウォンカの静止を聞かずに欲張ってチョコレートの川をすくって飲んでいた際、誤って川に落っこち、泳げないためにそのままチョコレートを吸い上げるパイプに吸い上げられ、『ストロベリー・フレーバー・チョコレート・コーティング・ファッジ』を作る部屋へと打ち上げられてしまい脱落。最後はチョコまみれになって工場から出てくる。このことで母親は息子への過保護を改めるようになって彼を叱っていたが、本人は懲りておらず、体中に付着したチョコを幸せそうに舐めていた。
バイオレット・ボーレガード
アメリカジョージア州アトランタ在住。ステージママの母親の影響で「1番」や「優勝」という言葉に異常にこだわり、賞獲りに執念を燃やす少女。ジョゼフィーンおばあちゃんからは「なんて高慢ちきな子だろう」と言われた。空手などのスポーツを得意とし、今までのトロフィー獲得数は263個で、リビングにはその一部が置かれている。彼女の母親もバトントワリングでのトロフィー獲得経験を持つ。普段はガム噛みの記録更新のために常にガムを噛んでいるが、ゴールデンチケットを当てるためにウォンカバーを好物に変えていた。母子家庭のせいか、いつも自分とお揃いの服装をしている母親と共に工場を訪れる。かなりの自信家で「絶対に自分が賞品を勝ち取る」と豪語し、チャーリーを「負け犬」呼ばわりした。彼女を風刺するウンパ・ルンパはディスコファンクロック調の歌で、黒いつなぎを着ている。研究室にてウォンカの「まだ未完成だし、いくつかの点で…」という忠告を振り切って試作品の『フルコースが味わえてお腹もいっぱいになるガム』を無理やり食べ「世界で初めてチューインガム食を味わった子供になった」と母親と喜ぶも、噛み続けた結果、試作品故の副作用で体が青紫に変色して大きく膨れ上がり、ブルーベリーの様になって身動き取れなくなってしまい脱落。その後ジュース室で体内のジュースを絞り出されて、元の体には戻れたものの、髪の毛まで真っ青の柔らかい状態になってしまった。それでも本人はこの体を気に入っており、柔らかくなった体を自慢していたが、母親は今回の件で反省したのか複雑な気分だった。
ベルーカ・ソルト
イギリスバッキンガムシャーのナッツ工場の社長令嬢。甘やかされて育った為に非常にわがままな性格で、何でもすぐに欲しがる。自分でチョコを買ったわけではなく、父親が大量にウォンカバーを買占め、工場の従業員にナッツの殻むきの代わりにゴールデンチケットを探させたことでチケットを手に入れた[注 6]。チャーリーにはそのやり方を「自分で手に入れた訳じゃないからフェアじゃない」と言われ、ジョージおじいちゃんにも「ブタ(オーガスタス)よりたちが悪い」と言われる。娘に甘い父親と共に工場を訪れる。バイオレットとは表面上は『お友達になりましょう』としていたが、互いにライバル意識をむき出しにしており、バイオレットがガムの副作用でブルーベリーのように膨れ上がって行った際、「娘がブルーベリーで、どうやって競争するの!?」と慌てるバイオレットの母親に「農産物品評会に出せば?」と皮肉を言う一面も。彼女を風刺するウンパ・ルンパはサイケデリックなスローバラードを歌い、黄色いつなぎを着ている。ナッツ選別用のリスをペットに欲しがり、ウォンカに「売り物では無い」と言われても強引に手に入れようとした結果、リス達に襲われてしまう。そして、その内の一匹にナッツを選別する様に頭を叩かれて中身が駄目になっていると見なされ、焼却炉に向かうダストシュートに落とされてしまい脱落、その穴を覗く父親もリスのドロップキックで突き落される。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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