メコン・デルタビンロン省の貧農の家庭に生まれ教師を長く勤めた。1954年にサイゴン市長に選出されるも、1960年にゴ・ジン・ジェム政権批判の容疑で逮捕・投獄される。 ジェム政権崩壊後の1964年にサイゴン市長に復帰。11月にはグエン・カーンの慫慂によって首相に就任するが、1965年1月にグエン・カーンがグエン・バン・チューやグエン・カオ・キら少壮将校のクーデターで失脚すると、国家元首のファン・カク・スーによって首相を罷免される。 1967年の大統領選には、軍部の厚い支持を受けたグエン・バン・チューとグエン・カオ・キに対抗する形で出馬するも敗北。一時は野党的立場で活動するが、グエン・カオ・キ副大統領の勢力伸長を恐れたグエン・バン・チューによって1968年5月に再度首相に指名。1969年9月まで務めた後、1971年10月にはグエン・カオ・キに代わって副大統領になった。 サイゴン陥落直前の1975年4月21日、グエン・バン・チューは大統領職を辞任し、チャン・バン・フォンにその座を明け渡した。チャン・バン・フォンはグエン・バン・チューを中華民国(台湾)に出国させ、北ベトナム(ベトナム民主共和国)との和平会談を求めたが停戦を実現することは叶わなかった。 大統領就任からわずか一週間後の4月28日、解放戦線側のチュー政権関係者排除要求により、チャン・バン・フォンは大統領を辞任し、ベトナム共和国の降伏活動を管轄していたズオン・バン・ミン司令官に大統領職を引き渡した。直後のサイゴン陥落に際しても亡命せず残留する。その後は自宅軟禁下に置かれ余生を送った。
二度の首相就任と副大統領への就任
大統領就任
辞任
脚注[脚注の使い方]^ “Lao trung lanh v?n - Tr?n V?n H??ng
^ “South Vietnam
関連項目
ベトナム戦争
外部リンク
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(代理)
先代
グエン・バン・ロク
先代
グエン・バン・チューベトナム共和国大統領
第4代:1975年次代
ズオン・バン・ミン
表
話
編
歴
ベトナムの国家元首(1945年以降)
ベトナム国国長
バオ・ダイ(1949年 - 1955年)
ベトナム共和国大統領
ゴ・ディン・ジエム(1955年 - )
ズオン・バン・ミン
グエン・カーン
ズオン・バン・ミン
グエン・カーン
ズオン・バン・ミン暫
グエン・カーン暫
チャン・ティエン・キエム(英語版)暫
ズオン・バン・ミン
ファン・カク・スー
グエン・バン・チュー
チャン・バン・フォン
ズオン・バン・ミン( - 1975年)
南ベトナム共和国顧問評議会議長
グエン・フー・ト(1969年 - 1976年)
ベトナム民主共和国国家主席
ホー・チ・ミン(1945年 - )
トン・ドゥック・タン( - 1976年)
ベトナム社会主義共和国 国家主席
トン・ドゥック・タン(1976年 - )
グエン・フー・ト 代
チュオン・チン
ヴォー・チ・コン
レ・ドゥック・アイン
チャン・ドゥック・ルオン
グエン・ミン・チエット
チュオン・タン・サン
チャン・ダイ・クアン
ダン・ティ・ゴック・ティン代
グエン・フー・チョン
グエン・スアン・フック
ヴォー・ティ・アイン・スアン代
ヴォー・ヴァン・トゥオン
ヴォー・ティ・アイン・スアン代
トー・ラム
暫:暫定指導委員会
代:代理
表
話
編
歴
ベトナムの首相・政府の長(1945年以降)
ベトナム帝国 内閣総長
(1945年)
チャン・チョン・キム
コーチシナ自治共和国 首相 / 大統領
(1946年 - 1948年)
グエン・ヴァン・ティン
レー・ヴァン・ホアック
グエン・ヴァン・スアン
チャン・バン・フー注1
ベトナム暫定中央政府(英語版) 首相
(1948年 - 1949年)
グエン・ヴァン・スアン
ベトナム国 首相