本作は2004年にブロムカンプが製作した短編映画『Tetra Vaal 』を長編映画化したものである[5]。
主要撮影は2013年10月下旬に南アフリカ共和国のヨハネスブルグで始まり、2014年2月に終了した[6][7]。なお、2014年4月に、カナダのブリティッシュコロンビア州で追加撮影が行われた[8]。
ダイ・アントワードのニンジャとヨーランディは出演の他、音楽とアートワークにも携わっている。
監督のブロムカンプは、「チャッピーには面白い経緯があるんだ。2004年頃に架空のロボット会社のCMを作ったんだけど、チャッピーのデザインはそこから盗んだものなんだ。そのロボットのデザインは『アップルシード』の“シロウ・マサムネ(士郎正宗)”から影響を受けているよ。その頃、日本のアニメや漫画が大好きだったんだ。」とインタビューで答えている[9]。
チャッピーの映像は、シャールト・コプリーがトラッキング[要曖昧さ回避]マーカーを付けたグレーのスーツを着て演じた[10]。その演技を下地に、デジタル技術によりチャッピーの動きを上書きするという手法で作られた[10]。 2015年2月6日、本作を配給するソニー・ピクチャーズは、IMAXの形式で上映できるようにデジタル処理を施して、本作をIMAXでも公開できるようにすると発表した[11]。 なお、日本版ではPG12区分で放映するために本国版に比べてシーンのカットが行われる[12]。 配給元のソニー・ピクチャーズは「監督の賛同を得た上で」編集を行ったと説明している[12]が、ニール・ブロムカンプはそれに対し「何も知らない、ワールドワイド版の1つだけだ」「何も聞いていない…、確認してみる」と述べている[13][14]。 同年7月24日、ソニー・ピクチャーズは9月18日にリリースされるブルーレイ版とDVD版がUS劇場公開版と同様の「アンレイテッド・バージョン」であると発表[15]。日本公開版での編集はソニー・ピクチャーズが委託された編集権に基づいての独自判断であり、「監督の直接の賛同を得ていませんでした」と公式ツイッターで謝罪した[16]。 初回生産限定のプレミアムエディションには、ブロムカンプ自身が影響を受けた監督・作品であることを公言している押井守、荒牧伸志[注 1]、伊藤暢達 2015年3月6日、本作は全米3201館で公開され、公開初週末に1330万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[17]。この数字はブロムカンプが以前に監督した作品のオープニング記録、つまり、『第9地区』(2009年公開)の3735万ドル[18]、『エリジウム』(2013年公開)の2980万ドル[19]を下回るものであった。
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興行収入
アメリカ