チベット自治区
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天然資源が豊富であり、チベット高原の豊富な水量を利用してチベット中部の電力緩和のためにチベット初の大型水力発電所である蔵木水力発電所(英語版)が建設された際は下流のインドで議論を呼んだ[10]。また、チベット高原のザブイェ塩湖では世界3位の埋蔵量とされるリチウムの採掘が行われている[11]

CNNのが2016年の9月にチベットで行った取材記事によれば、人口の10%に満たない漢民族が経済を支配し、高給な仕事を独占しており、これがチベット人の怒りを買っているとされている。中国政府は道路や鉄道といったインフラを中心に多額の投資を行ってきており、多くのチベット族はこうした改善を歓迎しているものの、チベット族は漢族ほど成長の恩恵に浴していないとの不満の声も上がっている。全く同じ仕事をしている場合でも、チベット族の給料は漢族の3分の2だという。また経済成長と共に現地の伝統文化が失われる事に対しても非難の声があがっている。一方で、同じCNNの取材の中でチベット自治区のペンパ・タシ副主席は、チベットの誰もが幸せで満足していると話した。また取材を受けた男性も、漢族の同僚に比べると少ないものの、併合前と比べて併合後の方が収入は増えたと回答している[12]
軍事

自治区全域が西部戦区(趙宗岐司令員)の管轄下にあり、下級のチベット軍区には 第52山地旅団、第53山地旅団の存在が確認されている。また公安部(警察)に所属する武装警察部隊数十万が駐屯するとも言われる。
教育
大学チベット大学

チベット大学

少数民族に対する言語強要政策

この節の加筆が望まれています。

世界では国際人権規約にて少数民族が独自の言語を使う権利は「少数民族の文化宗教、言語を「否定されない権利」」と明記して保障されているが、習近平政権は少数民族による分離独立運動への警戒から統制と、標準語版教科書の使用による標準語教育を強めている。それにより中華民族としての意識を高め、中国共産党一党支配をさらに強固にしようとしているとされる[13][14]
交通ラサ・クンガ空港
航空

ラサ・クンガ空港

ニンティ空港

チャムド・バンダ空港

ガリ空港

シガツェ平和空港(中国語版)

鉄道

青蔵鉄道 - 2006年7月1日開通

ラサ・シガツェ鉄道

ラサ・ニンティ鉄道

道路

高速道路

京蔵高速道路

雅葉高速道路(中国語版)

曲乃高速道路(中国語版)


国道 [15]

G109国道 - 北京市を始点にして、青海省西寧ゴルムド経由で、チベット自治区へ北から入り、ナクチュ市セニ区を経て、ラサまで。青蔵鉄道はこの国道に沿って建設されている。

G214国道

G219国道 - G318国道上のラツェ(拉孜県)から西へ向かい、カイラス山を経て、ルトク(日土県)などを通過した後、新疆ウイグル自治区に入り、G315国道(青新航路)上のカルギリク(葉城県)に至る。

G317国道 - 四川省成都を始点にして、チベット自治区へ東から入り、G318国道の北側を西へ向かい、ナクチュまで。

G318国道 - 上海市を始点にして、成都を経由して、チベット自治区へ東から入り、西へ向かい、ラサ市シガツェ市・ラツェを経て南に向かい、ニャラム(聶拉木県)でネパールの国境まで。その先はカトマンズに向かう。


歴代指導者 2000年以降
歴代チベット自治区党委書記

陳奎元
(1992年11月?2000年9月)

郭金龍(2000年9月?2004年12月)

楊伝堂(2004年12月?2005年11月)

張慶黎(2005年11月?2006年5月、代理書記)

張慶黎(2006年5月?2011年8月)

陳全国(2011年8月?2016年8月)

呉英傑(2016年8月?)

歴代チベット自治区主席 2000年以降

レーチョク(1998年5月?2003年5月):チベット族

チャンパ・プンツォー(2003年5月?2010年1月):チベット族


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