チドリ目
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

ただしこれらには異論もある[7]

古くはツル目ハト目と近縁だとする説もあった[8]
亜目と科

チドリ目は系統的に3亜目に分かれる[9][1][10][11]

科は国際鳥類学会議 (IOC)[12]の分類では19科約390種が属す。かつてツル目ミフウズラ亜目に分類されていた2科18種を含む。チドリ科シギ科カモメ科の3科にチドリ目の約7割の種が属する。
チドリ亜目 Charadrii

イシチドリ科 Burhinidae - 10種

サヤハシチドリ科 Chionidae (Chionididae) - 2種

マゼランチドリ科 Pluvianellidae - 1種 (チドリ科から分離された)

ミヤコドリ科 Haematopodidae - 12種

トキハシゲリ科 Ibidorhynchidae - 1種

セイタカシギ科 Recurvirostridae - 10種

チドリ科 Charadriidae - 67種 (ムナグロ科 Pluvialidae を分離する説が出ている[13]

ナイルチドリ科 Pluvianidae - 1種 (ツバメチドリ科から分離された)

シギ亜目 Scolopaci

タマシギ科 Rostratulidae - 3種

レンカク科 Jacanidae - 8種

クビワミフウズラ科 Pedionomidae - 1種 (ツル目から移された)

ヒバリチドリ科 Thinocoridae - 4種

シギ科 Scolopacidae - 96種 (ヒレアシシギ科 Phalaropodidae, Phalaropidae を分離する説があったが系統的には否定された)

カモメ亜目 Lari

ミフウズラ科 Turnicidae - 17種 (ツル目から移された)

カニチドリ科 Dromadidae - 1種

ツバメチドリ科 Glareolidae - 17種

カモメ科 Laridae - 102種 (ハサミアジサシ科 Rynchopidae と アジサシ科 Sternidae を分離することがあったが系統的には否定された)

トウゾクカモメ科 Stercorariidae - 7種

ウミスズメ科 Alcidae - 25種

他の分類

科はIOCの分類で表す。
6亜目

3亜目をそれぞれ姉妹群となる2亜目ずつに分割し6亜目とする説もある[14]
サヤハシチドリ亜目 Chionidi
イシチドリ科サヤハシチドリ科マゼランチドリ科
チドリ亜目 Charadrii
ミヤコドリ科トキハシゲリ科セイタカシギ科チドリ科ナイルチドリ科
ヒバリチドリ亜目 Thinocori
タマシギ科レンカク科クビワミフウズラ科ヒバリチドリ科
シギ亜目 Scolopaci
シギ科 Scolopacidae
ミフウズラ亜目 Turnici
ミフウズラ科
カモメ亜目 Lari
カニチドリ科ツバメチドリ科カモメ科トウゾクカモメ科ウミスズメ科
旧3亜目

伝統的にチドリ目は、現在とは異なる3亜目に分けられていた[15]。また、2科はツル目に分類されていた。しかしこれらの分類は系統的ではない。

科は現在の科で示す。
チドリ亜目 Charadrii
以下の科以外の全て
カモメ亜目 Lari
カモメ科トウゾクカモメ科
ウミスズメ亜目 Alcae
ウミスズメ科
ツル目ミフウズラ亜目 Turnices
ミフウズラ科クビワミフウズラ科
Sibley & Ahlquist

Sibley & Ahlquist (1990) では、コウノトリ目チドリ亜目チドリ下目 Charadriides が、ほぼ現在のチドリ目にあたる。ただし彼らのチドリ下目は、クビワミフウズラ科も含んでいたが、ミフウズラ科はミフウズラ目として独立していた。

チドリ亜目は2小目に別れ、シギ小目 Scolopacida は現在のシギ亜目、チドリ小目 Charadriida はチドリ亜目+カモメ亜目(ただしミフウズラ科を除く)にあたる。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:35 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef