異なる古生物地理学的地域は、以下の各地域の個別の生層序スケールの確立に繋がり、特定の指標(アンモナイト・微化石・磁気層序など)に応じてある地域内における異なるゾーニングも確立している[9]。
基底の公式な定義はテチス海の卓越した外洋性堆積物から地点が選ばれており、以下の地点が研究されている[9]。 日本では手取層群御手洗層がチトニアン階からベリアシアン階にあたる[12] ほか、高知県に分布する鳥巣層群および相当層からはチトニアンからバランギニアンの放散虫が産出する。鳥巣層群の直下に位置するとされていた七良谷層からは、中部-上部キンメリッジアン階のアスピドセラス属のアンモナイトと最下部チトニアン階のHybonoticeras属のアンモナイト(両属ともテチス海領域を中心にゴンドワナ大陸辺縁から太平洋南部まで広く分布)が産出するため、七良谷層は鳥巣層群と少なくとも一部が重複するキンメリッジアン - チトニアン階に当たる可能性が高い[13]。
ローヌ=アルプ地域圏のアルデシュ県に位置するサン・ペレーの町に所在するクルソル城の下の遠洋性石灰岩
プロヴァンス地方のヴァール県にあるカンジュエのキャンプのラーガーシュテッテ。石灰岩が露出しており、非常に保存状態の良い化石が多産する。
ドイツ南部のバーデン=ヴュルテンベルク州のシュヴァーベンジュラ山脈の露頭
シチリア島のエトナ地方のフォルナッツォの村の近くのサイト
日本において
出典^ “ ⇒INTERNATIONAL CHRONOSTRATIGRAPHIC CHART(国際年代層序表)”. 日本地質学会. 2020年3月5日閲覧。
^ Schweigert, G. 2007. Ammonite biostratigraphy as a tool for dating Upper Jurassic lithographic limestones from South Germany ? first results and open questions." Neues Jahrbuch fur Geologie und Palaontologie - Abhandlungen, 245(1): 117-125. doi:10.1127/0077-7749/2007/0245-0117
^ Rauhut, O. W., Heyng, A. M., Lopez-Arbarello, A., & Hecker, A. (2012). A new rhynchocephalian from the Late Jurassic of Germany with a dentition that is unique amongst tetrapods. PloS One, 7(10): e46839.
^ Carl Albert Oppel, Die Tithonische Etage. Zeitschrift der Deutschen Geologischen Gesellschaft, volume 17, 1865, p. 535-558
^ “地質調査総合センター研究資料集 No.486 地質図─地質用語(TS図案:2008)
古原生代
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