チェス
の駒最低限必要な物
チェスボード:縦横8マスずつに区切られた、64マスの市松模様の正方形の盤。「チェス盤」とも呼ばれている。
チェスピース:6種類の動き方が異なる駒の総称。全体の駒の数は、白黒あわせて32個。公式戦では、イギリスのジャック・オブ・ロンドンが販売したことで定着したスタントンチェスセットと呼ばれる駒が使用される。各人、キングx1、クイーンx1、ビショップx2、ナイトx2、ルークx2、ポーンx8、あわせて16個をもつ。敵味方の識別はその色で行う(将棋のように駒の向きではない。また、チェスの駒の向きは関係ない。例のナイトの駒は左向きであるが特に意味は無い。)。
公式戦などで必要になる物 abcdefgh
チェス・クロック(対局時計):主に公式戦で指す場合に使用する。
スコアシート(棋譜用紙):公式戦では、互いのプレイヤーが駒の動きを一手一手記録する必要がある。
チェスの遊び方(概略)駒の初期配置
88
77
66
55
44
33
22
11
abcdefgh
詳細は「チェスのルール」を参照
ゲームは2人のプレイヤーにより、チェスボードの上で行われる。
白が先手、黒が後手となる。
双方のプレイヤーは、交互に盤上にある自分の駒を1回ずつ動かす。パスをすることはできない。
味方の駒の動ける範囲に敵の駒があれば、それを取ることができる。
ただしポーンだけは、敵の駒を取れる範囲が通常の移動範囲と異なる。
敵の駒を取った駒は、取られた駒のあったマスへ移動する。
これはポーンも同じだが、ポーン同士によるアンパッサンは例外である。
取られた駒は盤上から取りのぞき、以降そのゲームが終わるまで使用しない。
ナイトと、キャスリング時のキング・ルークを除き、駒は他の駒を飛び越して移動することはできない。
キングは、敵の駒が利いている(直後の手で取られるような)場所には移動することができない。
相手のキングに、自分の駒を利かせて取ろうとする手を「チェック」と呼ぶ。
この状態では、相手側は次の手ですぐにキングの安全を確保しなければならない。
キングが次の手で絶対に逃げられないように追い詰めたチェックのことを「チェックメイト」と呼び、この手を指したプレイヤーの勝ちになる。
以下の場合はすべて引き分けとなる。
ルール上動かせる駒がなくなったがチェックにはなっていない状態「ステイルメイト」になった場合
どちらもチェックメイトができなくなるほどにコマを失った場合
永久王手など、同一の局面が3回生じる千日手が指摘された場合
チェスの歴史(概略)テンプル騎士団詳細は「チェスの歴史」を参照
チェスの起源は紀元前、古代インドのチャトランガだと言われている[4]。ただしチャトランガがどのようなゲームであったかについては論争がある[11]。詳細は「チャトランガ」を参照。