ダーリン・イン・ザ・フランキス
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そんな時、セラススを訪れたゼロツーとストレリチアを起動させたことから、彼女とフランクスに乗ることのできる特殊検体であることが判明する[注釈 3]。一時はパパたちの許可が下りず鬱屈した思いに苛まれるが、やがてゼロツーのダーリンになることを決意。3度目の出撃では、彼女が原因で起こる肉体の不調をも抑え込めるようになったことでゼロツーと正式なパートナーとなる。ゼロツーとは初対面だとされていたが、実は幼少時に非人道的な生体実験を強いられていた彼女を目撃しており、彼女を助けて施設を脱走した過去をもつ[注釈 4]。グランクレバス戦の後から、額に角のような隆起部が現れ、ゼロツーと同質の体になったことが示唆されている。VIRM戦後には青色に発光し、お互いの角を触れさせることでゼロツーと意識をリンクさせることもできるようになった。それでも基本はヒロの前髪に埋もれて隠れていることがほとんどであったが、火星周辺でストレリチア・アパスと同化したゼロツーとコネクトしたことで、常時青色のツノが顔をのぞかせるぐらいに発達し、また目もゼロツーと同じになるなど、完全にゼロツーと同質な存在となった。最終的にストレリチア・アパスに融合し、VIRMの母星に特攻し消滅したが、彼の魂はゼロツーの魂と共に地球に還っていった。キャラクターデザインは、ヒロインであるゼロツーに巻き込まれる主人公を表現する目的で、中性的なニュアンスがでるようにデザインされている[8][9]
ゼロツー
声 - 戸松遥本作のヒロイン。本名「Code:002」。APE直属特殊親衛部隊「9's(ナインズ)」のエリートパラサイトで、同部隊の面々からは「9'ι(ナインイオタ)」というコードネームで呼ばれる。叫竜の血を引いていると伝えられており、頭に生える赤い二本角が特徴[10]。ともにフランクスに乗ったステイメンには老化などの不調が現れ、3度目の出撃で必ず死ぬことから、『パートナー殺し』の悪名をもつ。一人称は「ボク」。無邪気かつ破天荒な性格で、規則に縛られることを嫌う。その一方で、戦闘に関しては合理的でシニカルな考え方をもつ。幼少時は真っ赤な肌に大きな角、そして青い血を流す人型の生命体としてラボに囚われており、何度も非人道的な生体実験に供されていた。そんな折にヒロにより救出され、ラボから脱走して『ゼロツー』の名前を与えられた。囚われていた時に唯一の心の拠り所としていた絵本「まものと王子様」の内容と自分たちを重ね、ヒロと結婚することを夢見ていたが、ラボに発見されてヒロ共々記憶を消去された。しかしその後も当時の想いを本能的に引きずっており、多くの叫竜を倒すことで人間になれると固く信じている。ヒロを初対面時に気に入り、彼を「ダーリン」と呼んで、自身のパートナーにしようとする。一時は本部への帰還命令が下るが、ヒロの覚悟と本心を聞き、本部の意向に背いて彼と共に歩むことを決める。竜化が進んでからは我先に叫竜を倒そうと突出することが増え、ヒロとのすれ違いが生じたことに加え、ヒロの身体の変調が見られたことを危険視され、9'sに呼び戻される。グランクレバス戦ではフランクス博士の用意したステイメンを食いつぶし、暴走状態になりながら戦い続ける[注釈 5]が、自分を助けるべく機体に乗り込んできたヒロの説得で自我を取り戻し、互いの好意を再確認する。その後は第13都市のパラサイト全員から真に受け入れられ、名実ともにチームの一員となった。VIRM戦後、魂の抜け殻の廃人のような状態となっていたが、後に魂だけがストレリチアに残っており、火星周辺宙域で戦い続けていることが発覚した。追ってきたヒロと融合してVIRMの母星に特攻し消滅するが、その魂はヒロの魂と共に地球に還っていった。バンカラな態度が似合う飄々とした女の子というキャラクター性でデザインされており、ピンク色の髪や隈取、角などでほかのピスティルとの差別化が図られている[11]
パラサイト
第13都市部隊

前のパラサイトが全滅したため、フランクス博士が試験的に急遽集めたパラサイトたちで構成される。
イチゴ
声 -
市ノ瀬加那本名「Code:015」。第13都市部隊のリーダーである少女[2]。フランクスに乗れなくなった幼馴染のヒロを気にかけており、彼のパートナーになれるゼロツーには警戒心と対抗心を抱いている。そのため、ヒロの身に危険が迫った際はフランクスの操縦に支障をきたし、ゼロツーを非難することがままある。グーテンベルク級からゴローを助けるために自らを省みず、叫竜の体内の熱水層に取り込まれたデルフィニウムの元まで泳いでいくという無茶な行動を取ったこともあった。その後、無事にゴローと生還できた際に告白を受けるが、このときは自分の気持ちがはっきりせず答えを保留していた。後に、ゼロツーがヒロを殺しかけた一件で彼への好意を自覚し、告白とキスをする。しかし、それでもヒロの気持ちが揺らがないことを悟り、グランクレバス戦では暴走するゼロツーとヒロの再会を後押しし、ヒロへの恋心を振り切った。その後、やっとゼロツーを仲間として受け入れ彼女に対する態度が改心していった。エピローグではゴローの子供を身籠っている姿が描かれた。ゼロツーに対するライバルヒロインという立場を強調するために、瞳やアシンメトリーの髪形など、錦織のこだわりが反映されたデザインになっている[12]
ゴロー
声 - 梅原裕一郎濱野大輝(一部代役)[注釈 6]藤原夏海(幼少期)本名「Code:056」。パイロットとしての実力と判断力、仲間たちに対する気遣いを兼ね備えた好青年。ヒロやイチゴとは昔からの親友で[2]、特に相方のイチゴには特別な感情を抱いている。イチゴ自身はヒロを見ているため、その気持ちを壊さないためいつも一歩引いた所で2人を見ている事が多かったが、グーテンベルク級との戦闘で危険を顧みずに自分を助けに来てくれたイチゴに好意を告白する。自身の想いを伝えた上で、目の前でイチゴがヒロに告白する場面を目撃したり、イチゴの反対を押し切ってデルフィニウムでヒロをゼロツーのところまで送っていくのを容認したりするなど聖人君子っぷりを発揮していたが、VIRM戦後、心配するイチゴや皆の気持ちも考えずに一方的に火星に旅立つことへの理解・容認を求めるヒロの態度に堪りかねて拳による制裁を加えた。しかし、最終的にはVIRMを倒すために火星へ旅立つことを選び、ヒロと和解した。VIRMとの決戦後は、他のコドモ達を捜索しつつ、これまで知らなかった世界のことを知るために世界中を旅する道を選んだ。そんな中でイチゴと結婚し、子供を授かっている。デザインはヒロと対比する形で行われており、髪型やスポーツグラス系の眼鏡などを取り入れることで差別化が図られている[15]
ゾロメ
声 - 田村睦心本名「Code:666」。誕生日は12月3日、身長161センチメートル、体重48キログラム、血液型O型Rh+、コードはFP40-T3NL-666[注釈 7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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