ダービー産業博物館(シルク・ミル)は18世紀はじめに建てられたかつての紡績工場であり、世界遺産「ダーウェント峡谷の工場群」の一部ともなっている[32]。ロールス・ロイスの航空用エンジン、鉄道、鉱業、採石場、鋳造場(英語版)など、ダービーの産業的遺産と技術的偉業の展示を行なっている。
ピックフォードハウスは1770年に建築家ジョセフ・ピックフォードによって建てられた。この典型的なジョージ王朝建築(英語版)はピックフォードの居宅兼事業所であり、博物館となった現在の展示は当時の雰囲気を存分に偲ばせる[32]。ピックフォードはキング・ストリートのサン・ヘレンズ・ハウス(英語版)も設計した。
ダービー博物館・美術館はジョセフ・ライト(ライト・オブ・ダービー)の絵画コレクションで特に知られ[6][7]、他にもロイヤルクラウンダービーの磁器、博物学、地元の連隊と考古学の展示がある。
フォード・ストリートとセント・アルクムンズ・ウェイ沿いの新しい建物としては、フライアー・ゲート・スタジオズ、ジョセフ・ライト・センター(ダービー大学(英語版)の一部)、そしてジュリーズ・インが挙げられる。このホテルはひときわ高く、近くのサン・マリー教会、そして実際のところ(かつてそのシルエットが町の特徴ともなっていた)大聖堂よりも高い。グリーン・レイン、ノッティンガム・ロード、ダーリー・パークなどから町に向かう時の目印は、今やこのジュリーズ・インの建物になった。
観光スポット
大聖堂地区(英語版) - ブティック、パブ、カフェ、レストランなどが立ち並ぶ[1]。
ダーリー・アビイ(英語版) - ダービー郊外の村。ダービー産業博物館と共に、世界遺産の一部に登録されている。
ダーウェント川(英語版)
ダービー運河(英語版)
ダービー大聖堂(英語版)
サン・マリー教会(英語版)
ギルドホール - 1948年まで市庁舎として、現在は小劇場として使われている建物。1842年に建てられた[32]。
ダービー植物園(英語版)
マーキートン公園軽便鉄道(英語版) - 保存鉄道。
ダービー・フライアーゲート駅(英語版) - 遺構として今も残るのは、フライアーゲートに架かるハンディサイド製の橋だけである。
プライド・パーク・スタジアム - ダービー・カウンティFCの本拠地。
サン・ヘレンズ・ハウス(英語版)
ダービー監獄(英語版) - 1756年まで遡るダービーシャー・カウンティ監獄の地下牢にある観光スポット。
ダービー産業博物館(シルク・ミル)
ピックフォードハウス博物館
ダービー博物館・美術館
ロイヤルクラウンダービー博物館
公園ダービー植物園の北端にある、復元されたグローブ・ストリート・ロッジと“グランド・エントランス”
ダービーにはいくつかの美しい公園がある[6]。
ダービーの公園は多くがヴィクトリア朝時代に起源を持つ。ダーリー公園(英語版)とダーウェント公園(英語版)は市の中心部からすぐ北の位置にあり、フクロウ、カワセミほか野生動物の棲家になっている。ダービー漕艇クラブとダーウェント漕艇クラブが川岸にある。ダーリー公園から南の他の公園に向かって延びる、川岸の散策道と自転車道もある。市の中心部から西にはマーキートン公園(英語版)、北にはアレスツリー公園(英語版)とその湖がある。
マーキートン公園は年間百万人以上の来園者がある[32]、ダービーで最も人が集まるレジャースポットであり[39]、またダービーで最も広い公園のひとつである(約 0.84 km2)[32]。園内には様々な行事やアトラクションが用意されている[32]。例えば、市議会によって毎年ガイ・フォークス・ナイトで花火が焚かれ、また園内に軽便鉄道(英語版)が走っている。
市の中心部から南にあるダービー植物園(英語版)は、造園家ジョン・クラウディウス・ルードンが設計した世界初の公共公園であり[32]、イングランドで初めて樹木園を備えたレクリエーション公園である。慈善事業家の地主かつ実業家でもあったジョセフ・ストラット(英語版)によって1840年に開かれた。園内には千本以上の樹木が立ち並ぶ[32]。この植物園のデザインはアメリカの大型都市公園、特にニューヨークのセントラル・パークのモデルになった[32][40]。1990年代にいったん寂れたが、その後再び手入れが施された。
主な公園としては他に、チャッデスデン公園(英語版)、アルバストン公園(英語版)、ノルマントン公園(英語版)、オスマストン公園(英語版)がある。 1977年から毎年2月と7月にビール祭が開かれ、市の一大イベントとなっている。何百種ものビールが供され、全収益は慈善事業に使われる[1]。 毎年12月のはじめ、ダービーのチャールズ・エドワード・ステュアート協会は週末に行事を行ない、そのクライマックスでは町の中心をパレードし、カシドラル・グリーンで模擬戦闘が行なわれる。 ダーリー・パーク
文化・名物
祭事・催事
イベント
音楽
ロックでは、ブルースのシンガーソングライターであるケヴィン・コイン(英語版)、ワーナー・ブラザース・レコードの 3 人組ロックバンドであるロストアローン(英語版)がダービーの出身である。スカコアバンドであるライトイヤー(英語版)も同様で、2枚目のアルバム『クリス・ジェントルメンズ・ヘアドレッサー・アンド・レールウェイ・ブック・ショップ』はマックリン・ストリートのとある店にちなんで名づけられている。
ポップグループのホワイト・タウンはダービー出身で、そのビデオ『ユア・ウーマン』ではダービー・シティ・センターで多くのシーンを撮影している。
大規模なオーケストラによる演奏会や他のコンサートは、アセンブリ・ルームズで開催される。人気の高いアマチュアのクラシック音楽活動としては、ダービー・バッハ合唱団 (Derby Bach Choir)、ダービー合唱連盟(英語版) (Derby Choral Union)、ほか小規模の合唱団として、ダーウェント歌唱団 (Derwent Singers)、シットウェル歌唱団 (Sitwell Singers)、ダービー・コンサート・オーケストラ (Derby Concert Orchestra) などがある。