ダービー_(イギリス)
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ダービーには歴史的建造物が多く残っている[4][6]

ダービー大聖堂(英語版)はゴシック様式の尖塔を持ち、68.6 メートルというイギリス第二の高さを誇る[1]。この教会の起源は千年以上前に遡り[1]、塔は1509年-1527年に建てられ、主屋は1722年-1725年に改築されたものだが[6]、そのほか増改築を行なった各時代の様式が混在する[1]。2006年からはのつがいが巣を作り卵を育てており[37]、3 台のウェブカムが彼らを実況している[38]

ダービー産業博物館(シルク・ミル)は18世紀はじめに建てられたかつての紡績工場であり、世界遺産ダーウェント峡谷の工場群」の一部ともなっている[32]ロールス・ロイス航空用エンジン鉄道鉱業採石場、鋳造場(英語版)など、ダービーの産業的遺産と技術的偉業の展示を行なっている。

ピックフォードハウスは1770年に建築家ジョセフ・ピックフォードによって建てられた。この典型的なジョージ王朝建築(英語版)はピックフォードの居宅兼事業所であり、博物館となった現在の展示は当時の雰囲気を存分に偲ばせる[32]。ピックフォードはキング・ストリートのサン・ヘレンズ・ハウス(英語版)も設計した。

ダービー博物館・美術館ジョセフ・ライト(ライト・オブ・ダービー)の絵画コレクションで特に知られ[6][7]、他にもロイヤルクラウンダービーの磁器、博物学、地元の連隊と考古学の展示がある。

フォード・ストリートとセント・アルクムンズ・ウェイ沿いの新しい建物としては、フライアー・ゲート・スタジオズ、ジョセフ・ライト・センター(ダービー大学(英語版)の一部)、そしてジュリーズ・インが挙げられる。このホテルはひときわ高く、近くのサン・マリー教会、そして実際のところ(かつてそのシルエットが町の特徴ともなっていた)大聖堂よりも高い。グリーン・レイン、ノッティンガム・ロード、ダーリー・パークなどから町に向かう時の目印は、今やこのジュリーズ・インの建物になった。
観光スポット

大聖堂地区
(英語版) - ブティック、パブ、カフェ、レストランなどが立ち並ぶ[1]

ダーリー・アビイ(英語版) - ダービー郊外の村。ダービー産業博物館と共に、世界遺産の一部に登録されている。

ダーウェント川(英語版)

ダービー運河(英語版)

ダービー大聖堂(英語版)

サン・マリー教会(英語版)

ギルドホール - 1948年まで市庁舎として、現在は小劇場として使われている建物。1842年に建てられた[32]

ダービー植物園(英語版)

マーキートン公園軽便鉄道(英語版) - 保存鉄道

ダービー・フライアーゲート駅(英語版) - 遺構として今も残るのは、フライアーゲートに架かるハンディサイド製の橋だけである。

プライド・パーク・スタジアム - ダービー・カウンティFCの本拠地。

サン・ヘレンズ・ハウス(英語版)

ダービー監獄(英語版) - 1756年まで遡るダービーシャー・カウンティ監獄の地下牢にある観光スポット。

ダービー産業博物館(シルク・ミル)

ピックフォードハウス博物館

ダービー博物館・美術館

ロイヤルクラウンダービー博物館

公園ダービー植物園の北端にある、復元されたグローブ・ストリート・ロッジと“グランド・エントランス”

ダービーにはいくつかの美しい公園がある[6]

ダービーの公園は多くがヴィクトリア朝時代に起源を持つ。ダーリー公園(英語版)とダーウェント公園(英語版)は市の中心部からすぐ北の位置にあり、フクロウカワセミほか野生動物の棲家になっている。ダービー漕艇クラブとダーウェント漕艇クラブが川岸にある。ダーリー公園から南の他の公園に向かって延びる、川岸の散策道と自転車道もある。市の中心部から西にはマーキートン公園(英語版)、北にはアレスツリー公園(英語版)とその湖がある。

マーキートン公園は年間百万人以上の来園者がある[32]、ダービーで最も人が集まるレジャースポットであり[39]、またダービーで最も広い公園のひとつである(約 0.84 km2)[32]。園内には様々な行事やアトラクションが用意されている[32]。例えば、市議会によって毎年ガイ・フォークス・ナイトで花火が焚かれ、また園内に軽便鉄道(英語版)が走っている。

市の中心部から南にあるダービー植物園(英語版)は、造園家ジョン・クラウディウス・ルードンが設計した世界初の公共公園であり[32]、イングランドで初めて樹木園を備えたレクリエーション公園である。慈善事業家の地主かつ実業家でもあったジョセフ・ストラット(英語版)によって1840年に開かれた。園内には千本以上の樹木が立ち並ぶ[32]。この植物園のデザインはアメリカの大型都市公園、特にニューヨークセントラル・パークのモデルになった[32][40]1990年代にいったん寂れたが、その後再び手入れが施された。

主な公園としては他に、チャッデスデン公園(英語版)、アルバストン公園(英語版)、ノルマントン公園(英語版)、オスマストン公園(英語版)がある。
文化・名物
祭事・催事
イベント

1977年から毎年2月と7月にビール祭が開かれ、市の一大イベントとなっている。何百種ものビールが供され、全収益は慈善事業に使われる[1]

毎年12月のはじめ、ダービーのチャールズ・エドワード・ステュアート協会は週末に行事を行ない、そのクライマックスでは町の中心をパレードし、カシドラル・グリーンで模擬戦闘が行なわれる。
音楽

ダーリー・パーク(英語版)で毎年開かれる屋外コンサートは、その種の無料イベントで最大のものの一つである。ダービーで主に活動するプロの室内オーケストラであるシンフォニア・ヴィヴァが年を通じて多数行なう演奏の一つでもある。ザ・ダービー・ジャズの楽団は町のジャズ好きの前で演奏し、イギリスで生演奏を行なうジャズ楽団のうちでも主要なものの一つとなっている。

ロックでは、ブルースシンガーソングライターであるケヴィン・コイン(英語版)、ワーナー・ブラザース・レコードの 3 人組ロックバンドであるロストアローン(英語版)がダービーの出身である。スカコアバンドであるライトイヤー(英語版)も同様で、2枚目のアルバム『クリス・ジェントルメンズ・ヘアドレッサー・アンド・レールウェイ・ブック・ショップ』はマックリン・ストリートのとある店にちなんで名づけられている。


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