ダンビル_(バージニア州)
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特別大陪審は、ダンビル・クリスチャン革新協会、南部クリスチャン指導会議、および学生非暴力協調委員会の13名の活動家を、「ジョン・ブラウン」法違反の廉で告発した。この法律は奴隷蜂起のあった1830年に成立し、「白人に対して暴力行為や戦争を有色人種に扇動したとき」に重罪にあたるとしていた。1859年に奴隷制度廃止運動ジョン・ブラウンハーパーズ・フェリーを襲撃した後で、彼を有罪とし絞首刑にしたために、この法律は1860年に「ジョン・ブラウン」法と呼ばれるようになった。

8月の終わりまでに、ダンビルで600人以上の抗議者が逮捕され、暴力扇動、侮辱、不法侵入、無秩序行動、襲撃、許可無しの行進および逮捕に対する抵抗の廉で告発された。この告発で多くの者が逮捕されたために、しばしば刑務所は一杯となり、抗議者達はダンビル近辺に位置する管轄区域にある拘留施設に収容された。このデモ行動はダンビルにおける人種差別撤廃に失敗し、1964年の公民権法成立まで差別が残った。
百万長者の並び

百万長者の並びはダンビルで最も印象的な地区である。1800年代や1900年代初期にアメリカ人農園主の子孫が建てた多くの華麗な家屋が並んでいる。それらは樹木で縁取られ庭で引き締められた美しい邸宅である。

タバコ・ブームの時に最初のダンビル郊外として大きく成長したメイン通りの一部に与えられた愛称「ペンズボトム」周辺の地区全体は歴史史跡に指定されてきた。オールド・ウェストエンド歴史地区、タバコ倉庫歴史地区、ダンビル中心街歴史地区およびノースメイン歴史市区は再活性化の時期を通っている。

ビクトリア様式建築の多くの素晴らしい例が、クリスマス・ツアーのあるホリデーシーズンに公開される。この地区には「サザリン邸宅」、現在ではダンビル芸術と歴史の博物館と呼ばれるものも位置している。このイタリア様式の停滞区は南軍の補給係将校だったウィリアム・T・サザリン少佐の家屋であり、リッチモンド陥落の後で、アメリカ連合国最後の「ホワイトハウス」になった。博物館とその敷地は現在この地区の1ブロック全体を占めている。プランテーションの残り部分は小分けされて、取り囲む地域を形成した。
地理

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は43.9平方マイル (113.8 km2)、このうち陸地は43.1平方マイル (111.5 km2)、水面は0.9平方マイル (2.3 km2)で水域率は2.00%である。
人口動態

以下は2007年の人口推計データである。

基礎データ

人口: 44,947人、前年より6.5%減少

人種別人口構成

白人: 53.3%

アフリカン・アメリカン: 44.1%

混血: 0.8%

ヒスパニックラテン系: 1.3%[4]

世帯と家族(対世帯数)

未婚者: 25.4%

結婚・同居している夫婦: 46.6%

別居: 5.4%

寡婦: 11.6%

離婚: 11.0%[4][5]

犯罪

犯罪ダンビル(2007年)全国平均
殺人8.66.9
強姦10.732.2
強盗160.9195.4
傷害233.9340.1
夜盗914.1814.5
自動車窃盗236.0526.5

ダンビルの犯罪全体は全国平均をやや上回っている。ダンビルの全犯罪指数は人口10万人あたり338.3であり、全国平均は同320.9である。2007年時点でダンビルに住む59人が性犯罪者に登録されている[4]
交通
鉄道

アムトラックの長距離列車クレッセントダンビル駅に停車する。ニューヨークフィラデルフィアボルティモアワシントンD.C.、ダンビル、シャーロットアトランタバーミングハムおよびニューオーリンズの各都市を結んでいる
高規格道路

アメリカ国道58号線産業道路はダン川北岸に平行しダンビルの主要商業地区を東西に抜ける。アメリカ国道58号線迂回路は市中心部を迂回し、ダンビル・イクスプレスウェイを経由して南に抜ける。アメリカ国道29号線はノースカロライナ州とバージニア州の州境で産業道路と迂回路に分かれる。アメリカ国道29号線産業道路はウェストメイン通りとメモリアル・ドライブを経てダンビル中心部に入り、セントラル・ブールバールとパイニーフォレスト道路を経て市内を抜ける。この道路はダンビル市をほぼ南北に抜けることになる。アメリカ国道29号線迂回路(将来の州間高速道路785号線)はダンビル・イクスプレスウェイの東部を共有し、市の北、チャタム近くで産業道路に合流する。

ノースカロライナ州ハイウェイ86号線は州境を通ってダンビルに入るとサウスメイン通りとして州道86号線となる。この道路は北に向かい、アメリカ国道29号線産業道路すなわちセントラル・ブールバールと交わる点が終端となる。

州道293号線は1998年に造られ、西方に再配置された古いアメリカ国道29号線産業道路の経路を使っている。この道路はダンビルの中心街歴史地区に入り、ウェストメイン通り、メイン通りを経由してダン川を越え、ノースメイン通りでアメリカ国道29号線産業道路に出会う。

州道51号線はウェストオーバー・ドライブとしてのアメリカ国道58号線産業道路と平行し、西端はアメリカ国道58号線産業道路とダンビル市境が合うところ、東端はダン川に近いアメリカ国道58号線産業道路となっている。
市政
ダンビル市政委員会

ダンビル市政委員会はダンビル市の行政主体である [6]。委員会はダンビル市民に選ばれた9人の委員で構成されている。委員会が委員の中から市長と副市長を選出し、任期2年を努める[7]。委員会は、「法律を採択して執行し、公的事業を遂行するために必要な予算、政策および規則と規制を定め、大衆一般の健康、安全および福祉を確保する[8]

ダンビル市政委員会の構成員は次の通りである。

2012年6月30日まで任期

ローレンス・G・"ラリー"・キャンベル・ジュニア

T・デイビッド・ルーサー

アルバート・K・"バディ"・ローリー・ジュニア


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