ダンス
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無音楽舞踊は音やリズムとは無関係な音楽を伴わない舞踊形式という意味ではなく、伴奏を舞踊そのものが担っているような形式をいい、楽器を使っていても演奏のためではなく効果楽器として用いられている場合も含む[5]
志向性とスタイル

ダンスは志向性により、ソーシャルダンスのように交流が重要な意味を持つコミュニケーション系と、モダンダンスのようにイメージやテーマの表現が重要な意味を持つ表現系に分けられる[2]。また、ダンスはスタイルにより、民族舞踊(民族ダンス)のように一連のリズミカルな動きが定式化されていて踊り手がそのフレームに従うことで成立しているものと、ブレイクダンスのように踊り手がリズムと動きを自在に工夫する自由性の高いものがある[2]

ダンスは志向性を縦軸にスタイルを横軸にして、リズムダンス系、ソーシャルダンス系、民族ダンス系、モダンダンス系の4つに分けられる[2]
世界/地域別ダンス
アフリカ

セガダンス
(英語版)

中東

ベリーダンス

北米

アフリカやヨーロッパのダンスやの影響を受けつつも、アメリカで生まれた独自のポピュラー音楽とともに踊られる独自のダンス・スタイルが発展した。

スウィング・ダンス

マンボ

ルンバ

チャチャチャ

ファッド・ダンス - ツイスト、ゴーゴー、ジッターバッグ

ソウルダンス/ディスコダンス - バンプ、ウォーターゲイト、ハッスル、バスストップ、スパンク

ジャズダンス

ストリートダンス

ブレイクダンス

ヒップホップ

ロックダンス


スクウェアダンス

タップダンス

中米・南米

ヨーロッパ系移民が作りだしているものもあり、アフリカから連れてこられた人々が故郷から持ち込んだリズムをベースにつくられたダンスもある。広まるにつれ、また社会状況もかわるにつれ、白人・黒人の区別なく踊られるようになっており、世界に広まっているものも多い。ペルーのマリネラ、ブラジルのサンバ、アルゼンチンのタンゴは、南米3大ダンスに挙げられる。

中米南米のダンスには以下のようなものがある。

マリネラ

サルサ

メレンゲ

マンボ

ルンバ

チャチャチャ

タンゴ

サンバ

クエーカ・・・・・・・・・・マリネラより派生

アルゼンチンサンバ・・・・・マリネラより派生

レゲトン

ダンスは結婚式はもとより、誕生会などのパーティーでも気軽になされる。ダンスホールやディスコ、クラブでは、季節や老若男女を問わずにこれらのダンスを楽しむ。ボリビアなどのアンデス地方で行なわれるカーニバルでは、インカ帝国時代の記憶やスペイン統治時代の記憶などに基づく伝統的なダンスがグループにより演じられる。(オルロのカーニバルの項を参照。)ブラジルのカーニバルでも、曲としてはサンバが用いられるが、伝統や歴史を表す装飾や構成になっている。
アジア

アジアのダンスには、歴史的な出来事や物語などを、ダンスの形態で表現するものが目立つ。また、演劇と不可分なまま発生・発展してきたものもある。例えば、大陸から日本に移入されたと言われる伎楽は、仮面音楽劇であり、日本舞踊の源流の一つとされている。代表的舞踊劇には、日本の歌舞伎、中国の京劇インドのカタカリ、ジャワ島のワヤン・オラン、バリ島レゴンなどがある。これらの舞踊劇で行われるダンスは、僅かな所作も洗練されており、象徴性が極めて高い。このようなダンスの形態や所作の象徴性は、19世紀末以降の西欧のダンサーや演劇に少なからぬ影響を与えた。日本では 明治以降、鹿鳴館舞踏会が開かれるなど、西洋式ダンスも行われるようになった。

庶民のダンスには、宗教儀式や豊作を願う呪術的行為に起源を持つものが目立つ。日本の盆踊りはその名の通り祖先の霊を祀る行事であるに人が集まった時に行われるものである。また、秋の収穫の時期にも同様の習慣がある。韓国・朝鮮農楽舞や中国のヤンガー(秧歌)も収穫に関係したものと言われている。収穫祭の踊り以外のものとして、仏教や巫俗に関係した踊りが上げられる。日本の念仏踊りや朝鮮半島のサルプリ・チュム(朝鮮語版)(サルプリ舞)、僧舞(スンム)などがこれに当たる。
日本
伝統芸能

日本舞踊, アイヌ舞踊, 琉球舞踊, 歌舞伎舞踊, 盆踊り

フォーメーションダンス

複数人で構成される、アイドルグループがパフォーマンスを行うダンスの一種。大人数で隊列を組み個々のダンスではなく、集団としてのダンスで表現する踊り方。モーニング娘。[12]が50枚目のシングル“One・Two・Three”で取り入れたのがきっかけ。以降、現在では多くのアイドルグループに取り入れられ、日本だけに留まらず、韓国、台湾、中国等海外でもフォーメーションダンスを取り入れるグループが増えた。
舞踏

日本独特の現代舞踊として、当初は「暗黒舞踏」と称され、土方巽大野一雄笠井叡麿赤児天児牛大などが広めた。舞踏者の一部は、剃髪(男性)、白塗りの身体、半裸などの特徴がある。
インド
古典舞踊

複雑なリズムなど古典的テクニックがある

バラタ・ナーティヤム(Bharata Natyam)

カタック(Kathak)

カタカリ(Kathakali)

オリッシーまたはオディッシー(Odissi)

クチプディ(Kuchipudi)

マニプリ(Manipuri dance)

モヒニヤッタム(Mohiniyattam)

タンヌーラ(Tannoura)

民族舞踊

単調なリズムで展開する、グループで群舞

グマル、カールベリーヤ(ラージャスターン州)

ダンディヤ、ガルバ(グジャラート州)

バングラ(パンジャブ州)

ビフ(アッサム州)

タンヌーラ(Tannoura)

オセアニア

ハカ (ダンス) 

欧州

中世以降、貴族社会において舞踏会が盛んに催され、社交ダンスが文化の一部として強く根付いている。1814年から1815年にかけてのウィーン会議では舞踏会にかけて「会議は踊る、されど進まず」と評され、以下のようなものがある。概して、足(パ:pas)の動きに 意識を向けたものが多く、種類によっては手はだらりとぶらさげているものすらある。ドイツのベルトルト・ブレヒトには京劇の影響が見られ、フランスのアントナン・アルトーはバリ島の舞踊劇にヒントを得て自身の演劇理論を編み出した。

バレエ


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