ダロス
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父のローラン・ハーストは地球連邦政府の太陽系開発機構局長[12] であり、次期連邦主席の座を狙う野心家で、ひそかに月と地球の武力対決を意図しているがメリンダは父の野心にまだ気づいていない。アレックスに会うためにモノポリスを訪れ、ドグたちに人質として拉致される。そこでシュンやタイゾーと接して開拓民の現状を知るようになり、地球と月の関係を改善しようと考えるようになるが、それが父が率いる無理解な地球人との戦いにつながる道であることが物語の終盤に暗示されている。
ドグ・マッコイ
36歳。ルナリアン第三世代でゲリラ運動のリーダー。シュンの兄・タツヤを冤罪から救えなかったことを悔やんでおり、シュンのことを気遣っている。統轄局を相手に武力闘争を仕掛け、地球の支配からの脱却を目指している。月で生まれ、徹底した統括局の監視下に置かれ、連邦の意思決定機関である連邦議会にルナリアンの声が届かない現状の中で搾取されて育った世代のため、地球市民だった頃の記憶を持つ第一世代や(モノポリスの完成までは)手厚い支援を地球から受け続けてもらった第二世代のように、地球に対する信頼の念を持つことができない。物語の終盤ではダロスが地球の科学の水準を超えた超兵器でもある事実に気づき始める。
タイゾー・ノノムラ
シュンの祖父。ルナリアン第一世代の長老的存在。地球を救うために月への移民を選んだ世代のため、地球人に対する同朋意識も強く、地球と敵対するドグたちを快く思っていない(他の長老達も基本的に同じである)。病に冒されており、ダロスでの最終決戦の後、シュンと共に望郷の海へと向かう。そこで地球との再会を果たし、モノポリス完成以降、急に冷淡になった地球への懸念と望郷の想いを胸に抱いて永眠した。
マックス
ゲリラ運動のメンバーでドグの相棒。マシンの整備を担当していたが、ダロスでの最終決戦ではドグと共に出撃し、からくも生き延びる。
エルナ
ゲリラ運動のメンバー。好戦的な女性で、メリンダやタイゾーに対して心情を解しない言動を取ることが多く、ドグにたしなめられている。ダロスでの最終決戦でドグからの撤退命令を無視して戦い続け、ダロスの攻撃により死亡した。
シュンの父
ルナリアン第二世代。統轄局軍の無差別攻撃で妻を殺された後も、息子・シュンのように地球を憎むことはなく、自分達の堅実な生き方が祖国・地球に豊かさをもたらし、その褒美として地球政府も自分達に豊かな未来をもたらしてくれると信じて鉱石採掘作業に向かう。
シュンの母
ルナリアン第二世代。統轄局軍の無差別攻撃によって殺される。
総領事
統轄局のトップだが、アレックスにお株を奪われてしまっている。しかし、彼を良く知るカテリーナからは「(愚者を装った)古狸」と呼ばれている。周囲からはその能力を軽んじられていたが、ダロスの攻撃で統轄局軍・地球連邦軍が壊滅した際には切れ者としての正体を現して非常事態宣言を出し、事態を迅速に収束させるなど、明らかにダロスの秘密を知る立場にある人物で、ルナリアンによる月開拓以前に行われたダロス科学調査隊と何らかのつながりを持つ人物。
カテリーナ
統轄局副領事で反アレックス派の領袖。地球とルナリアン勢力との紛争勃発を企てる野心家・ローラン・ハーストにとっての良き協力者でもある。冷酷で自己の利益の為にいかなる犯罪行為も辞さない卑劣漢。統括局がルナリアンの為の組織では全くないことを如実に証明しているかのような人物。邪魔なアレックスを失脚させるため、統轄局軍を使って開拓民を無差別攻撃させ、犠牲となった人々の憎しみがアレックスへ向けられるように仕向けた。ダロスでの最終決戦の際には公安部長を抱き込んでアレックスの暗殺を図るが、ダロスの攻撃により乗艦を撃沈され死亡した。
公安部長
ポリスの指揮官。7年前にゲリラ運動を弾圧するために「バーソロミュー事件」を首謀し、ゲリラの犯行に見せかけてポリスや民間人を殺害した。カテリーナにその証拠を握られ、罪の帳消しを条件にアレックス暗殺を命令される。ダロスでの最終決戦の最中にアレックスを暗殺しようとしたが、ダロスの攻撃により搭乗機を撃墜され死亡した。
タツヤ・ノノムラ
シュンの兄でドグの親友。7年前に「バーソロミュー事件」の首謀者として逮捕され、「終身刑」の名目で土星に送られ消息不明となる。
スタッフ

原作・脚本 -
鳥海永行

監督・脚本 - 押井守

テロップでは上記の通りに記載されているが、実際には鳥海と押井の共同監督であった。


製作 - 布川ゆうじ

キャラクターデザイン・作画監督 - 岡田敏靖

メカニックデザイン - 佐藤正浩

イメージボード - 天野喜孝(ノンクレジット)[13]

美術監督 - 中村光毅

音響監督 - 斯波重治

音楽 - 新田一郎難波弘之

制作 - スタジオぴえろ

声の出演

シュン・ノノムラ -
佐々木秀樹

アレックス・ライガー - 池田秀一

レイチェル - 鵜飼るみ子

メリンダ・ハースト - 榊原良子

ドグ・マッコイ - 玄田哲章

タイゾー・ノノムラ - 鈴木瑞穂

マックス - 田中秀幸

エルナ - 藤村美樹

シュンの父 - 中村武己

シュンの母 - 松島みのり

総領事 - 村松康雄

公安部長 - 郷里大輔

ポリス - 伊沢弘大塚芳忠沢木郁也塩屋浩三水鳥鉄夫田中亮一

ゲリラ - 塩屋翼堀川亮藤井つとむ

開拓民評議員 - 広瀬正志

ナレーター、カテリーナ副領事 - 中田浩二

サブタイトル

第一話「リメンバー・バーソロミュー」脚本・演出 - 鳥海永行、発売日:1984年1月28日
[14][15]

第二話「ダロス破壊指令!」脚本・演出 - 押井守、発売日:1983年12月21日[14](ぴえろ公式サイトでは1983年12月16日として記載。[15]

第三話「望郷の海に起つ ACT1」脚本・演出 - 押井守、発売日:1984年4月28日[14](ぴえろ公式サイトでは1984年4月29日として記載。[15]

第四話「望郷の海に起つ ACT2」脚本:押井守、演出 - 押井守・鳥海永行、発売日:1984年6月28日[14](ぴえろ公式サイトでは1984年7月5日として記載。[15]

総集編「ダロス・スペシャル」発売日:1985年8月5日[15]

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