現在は6名。 世界経済フォーラムの財源は、世界各国の企業や団体からの寄付金によってまかなわれている。[2]組織の運営を支えているのは世界約1,000の企業や団体で構成される法人会員である[2]。 世界経済フォーラムの運営資金は1,000社に上る会員企業により成り立っている。会員企業の多くは売上高が50億ドル超のグローバル企業であるが、売上高の規模については産業や地域によって異なる。また、会員企業は各業界および国の中で上位に位置しており、それぞれの業界や地域の将来を決定する上で主導的な役割を果たしている。現在、各会員企業は基本的な年会費として5万スイスフラン、ダボスで開催される年次総会へのCEOの参加を対象とした年次総会参加費として2万5,000スイスフランを納めている。インダストリー・パートナーは25万スイスフラン、ストラテジック・パートナーは50万スイスフランをそれぞれ納め、フォーラムのイニシアティブで重要な役割を担っている。 さらに、これらの企業は各産業および国の中で上位に位置しており(一般に数百万米ドルの売上高に基づく、金融機関の場合の基準は資産に基づく)、フォーラムの選考委員会の審査によると、それぞれの産業や地域の将来を決定する上で主導的な役割を果たしている。インダストリー・パートナーは、建設、航空、技術、観光、食品、飲料、エンジニアリング、金融サービスなど、さまざまな産業を網羅しており、それぞれの産業界に最も影響を及ぼす世界的な課題に目を配っている。 世界経済フォーラムの最も重要な会合は毎年1月末にダボスで開催される年次総会である。スイス・アルプスのリゾート地で開催される年次総会にはフォーラムの会員企業1,000社のCEOのほか、選出された政治家、学界やNGO、宗教指導者、メディアの代表者が一堂に会する。年次総会へは招待者のみが参加できる。 約2,200名に上る参加者が5日間にわたるイベントに集い、公式プログラムの220余りのセッションに出席する。議論の焦点となるのは、世界的な懸念事項(国際紛争、貧困、環境問題など)における主要課題と可能な解決策である。オンライン、印刷媒体、ラジオ、テレビに所属する約500名のジャーナリストもこの年次総会に参加する。メディア関係者は公式プログラムの全セッションに参加でき、一部のセッションはウェブキャストでも公開される。 ダボスの全体討議の模様はすべてYouTubeでも閲覧できるほか、写真はFlickrで無料提供され、主な発言はTwitterで参照可能である。世界経済フォーラムは2007年、MySpaceやFacebookといったソーシャルメディア・プラットフォームにページを開設した。 2009年度年次総会では、YouTube上での「Davos Debates(ダボス・ディベート)」に一般市民が参加するように呼びかけ、ユーザーの1人が年次総会に出席することとなった。2008年にYouTubeに開設された「Davos Question」チャンネルでは、YouTubeのユーザーとダボスに集結した世界のリーダーたちとの間で双方向のやり取りが行われ、リーダーたちに会場のコングレスセンターに設置されたYouTubeビデオコーナーから回答するよう求めた。2008年の記者会見の模様はQikとMogulusを通じてライブストリーミングで紹介され、誰でもスピーカーに質問することができた。2006年および2007年には、ロイターのSecond Life内支局において、選出された参加者がインタビューされ、閉会式の模様がストリーミング中継された。 2008年度年次総会には約250名の公人(国家元首クラス、閣内大臣、大使、国際機関の長および高官)が参加した。代表的な出席者は、アブドゥライ・ワッド セネガル大統領、アブドゥラ・バダウィ マレーシア首相、アルバロ・ウリベ コロンビア大統領、アナス・フォー・ラスムセン NATO事務総長、潘基文 国連事務総長、コンドリーザ・ライス 前米国務長官、ジュルチャーニ・フェレンツ ハンガリー首相、フランソワ・フィヨン 仏首相、グロリア・マカパガル・アロヨ フィリピン大統領、ゴードン・ブラウン 英首相、ハーミド・カルザイ アフガニスタン大統領、イルハム・アリエフ アゼルバイジャン大統領、ヤン・ペーター・バルケネンデ オランダ首相、リー・ボーリンジャー コロンビア大学学長、リー・シェンロン シンガポール首相、パルヴェーズ・ムシャラフ パキスタン大統領、ラニア ヨルダン王妃、ロバート・マクレガー、ルース・シモンズ ブラウン大学学長、サラーム・ファイヤード パレスチナ自治政府首相、サリ・ベリシャ アルバニア首相、セルジ・サルキシャン アルメニア大統領、シモン・ペレス イスラエル大統領、ウマル・ヤラドゥア ナイジェリア大統領、ヴァルダス・アダムクス リトアニア大統領、福田康夫 元内閣総理大臣、ヴィクトル・ユシチェンコ ウクライナ大統領、曾培炎 中国副首相である。
財源
会員コロニーの世界経済フォーラム本部
活動
ダボスで開催される年次総会2008年度年次総会におけるゴードン・ブラウン英首相(当時)及びラーニアヨルダン王妃
参加者2012年度年次総会におけるアンゲラ・メルケル