ダブ
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

1973年に発売されたリー・ペリー『Blackboard Jungle Dub』などが初のダブ・アルバムである[3]。1978年、リントン・クウェシ・ジョンソンデニス・ボーヴェルの制作したダブに乗せ自作の詩を朗読したアルバム『Dread, beat an' Blood』を発表し、ダブ・ポエトリーというジャンルの第一人者となった。

1980年代のイギリスではマッド・プロフェッサージャー・シャカらがデジタル機材を駆使したダブサウンドを創作し、ニュールーツと呼ばれるレゲエのサブジャンルを作り上げた。エイドリアン・シャーウッドは、ダブにパンク・ロックニュー・ウェイヴの要素を取り入れた[4]。シャーウッドは、ON-Uやプレッシャー・サウンズなどのレーベルを設立している[5]。他にマトゥンビ、ニュー・エイジ・ステッパーズ、ビル・ラズウェル、カルチャー・クラブ、バウハウスらがダブの手法を取り入れた曲を発表した。1980年には、ローリング・ストーンズが行き詰りを感じさせたアルバム『エモーショナル・レスキュー』で、ダブやディスコを取り入れた。本来はスタジオでの作業であったダブを、ライブで生演奏するようになったのは1980年代前半のことである。イギリスではアスワドやマトゥンビ(英語版)が生演奏をおこなった。

日本ではMUTE BEAT等がほぼ同時期に生演奏にダブを取り入れた。その後、DRY&HEAVYなどもダブを演奏している。手法としてのダブはその後テクノジャングルヒップホップハウスなど様々なダンス・ミュージックに取り入れられていった。また、エレクトロニカクロスオーバーしたダブテクノ(英語版)や、環境音楽と混交したアンビエント・ダブ、2ステップと混交したダブステップなどの新たなジャンルが派生した。
ダブプレート詳細は「ダブプレート」を参照
関連項目

レゲエ

リディム

リミックス

サンプリング

オーバー・ダビング

リー・ペリー

脚注[脚注の使い方]
出典^ a b c d e 落合真司『音楽業界ウラわざ』2003年、167頁。 
^ a b 牧野直也『レゲエ入門』音楽之友社、2005年、160 - 179ページ。 ISBN 978-4276352063
^レゲエレコードドットコム キング・タビー
^ Ankeny, Jason. “Biography: Adrian Sherwood”. AllMusic. 2010年4月9日閲覧。
^ Music - Adrian Sherwood BBC  閲覧日3 July 2023

外部リンク

dub.com Links to labels, websites and resources

Melting Pot Dub

Dub Flash Information Portal

ゼッタイム (Zettai-Mu)

ダブ・ヂィヴィージョン (Dub Division)










音楽
西洋音楽史

古代

古代ギリシア

古代西洋

中世西洋

ルネサンス

バロック

古典派

ロマン派

近代音楽

現代音楽

地域別の動向


西洋音楽年表

作曲

作曲家

編曲家

楽式

記譜法

楽譜

歌詞

作詞

音楽理論

リズム


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:65 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef