JIS X 0208およびJIS X 0213漢字集合1面の1区29点には「ダッシュ(全角)」があり、ISO/IEC 10646およびUnicodeの対応する文字名はEM DASHと定義されている。従って、この(面)区点位置に対応するUnicodeの符号位置はU+2014である。
なお、JIS X 0213:2000には最初誤ってU+2015と印刷されていたが、2001年5月付けの正誤表で訂正された。2002年5月発行の日本規格協会『増補改訂 JIS漢字字典』でもU+2014としており、2004年のJIS X 0213改正でもU+2014であることが確認されている。JIS X 0213:2000/追補1:2004の規格票解説3.3.5では、JIS X 0208の1区29点がISO/IEC 10646のU+2014と対応することについて、JIS X 0221-1:2001の解説の3.8.8を参照している。
ただし、かつてUnicodeコンソーシアムがnon-normativeな情報としてFTPサイトで提供していたShift_JISとの対応を記したテキストファイルには、Shift_JISの0x815C(1区29点に対応するコード値)に対応するものとしてU+2015を記していた。このテキストファイルはいまやUnicodeコンソーシアムによってobsoleteとされているが(Unicodeと他の国家規格等との対応は他の規格の側でつける方針)、この変換表の通りに実装したプログラムが今でも存在すると考えられる。これはマイクロソフトが実装しているCP932のUnicode変換と同じである。
これに対し、AppleのShift_JISの実装であるMacJapaneseやWindows Vista以降のIMEパッドの文字一覧におけるJIS X 0213の面区点表示では、JIS X 0208/0213と同じEM DASH (U+2014) にマッピングされている。
これらの非互換性により、Shift_JISの0x815Cを使ったテキストデータは文字化けすることがある。
脚注^ Ives, George Burnham (1921). Text, type and style: A compendium of Atlantic usage
表
話
編
歴
約物
空白類
「 」
「 」
「 」
「」?
「␣」
記述記号
「、」
「。」
「・」
「:」
「,」
「…」
「‥」
「.」
「!」
「?」
「؟」
「⸮」
「‽」
「⁉」
「⁈」
「¿」
「¡」
「;」
「/」
「\」
「|」
「¦」
「‖」
「_」
「‾」
ハイフン類
「–」
「—」
「〜」
「‐」
「゠」
音声記号
「'」