ダイハツ・ブーン
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初代モデルは1,300ccモデルのみFIA公認車両となっており、X4はWRCのラリージャパンなどの国際イベントには参戦できなかった。また車両型式M301Sで公認取得しているため、パッソでの参戦も不可となっている(パッソは型式が#C10型であるため、JAF登録車両でもない)。
年表

2004年(平成16年)

6月7日 - 販売開始。グレード名称の違い以外はパッソと基本的に全く同一の仕様であった[注釈 2]

9月15日 - フレンドシップシリーズ(福祉改造車両)のラインナップとして「ブーン フロントシートリフト」を発売。同時にパッソ「X」4WDと同仕様の「1.0CL」4WDを追加設定、「ビジネスセレクト」をパッソと同じ「Vパッケージ」に名称変更。

12月13日 - 外付けタコメーターを標準装備したスポーティグレード「カスタム」を追加。パッソ「Racy」との差異はMOMO革巻ステアリングホイールを採用している点である。


2005年(平成17年)

5月6日 - 特別仕様車「1.0CLセレクション」・「1.3CXセレクション」を発売。「1.0CL」・「1.3CX」をベースに、ダークグレーのフルファブリックシート表皮・プラズマクラスター・14インチアルミホイールなどを装備した。

12月 - 一部改良。ブラックマイカメタリックの設定グレード拡大やキーフリーシステム電子カードの防水化、フロントシートのヘッドレストデザインの変更やヘッドランプにレベリング機能(ディスチャージヘッドランプはオート、ハロゲンヘッドランプはマニュアル)が追加された。


2006年(平成18年)

3月10日 - モータースポーツ参加用ベース車両「X4(クロス・フォー)」を追加。より上質な内外装とキーレスエントリーや電動格納式カラードドアミラーなどの快適装備をプラスした「ハイグレードパック」も設定。

6月5日 - 特別仕様車「1.0CLリミテッド」・「1.3CXリミテッド」を発売。「1.0CL」・「1.3CX」をベースに、ディスチャージヘッドランプ(ロービーム・オートレベリング機能付)、可倒式ルーフアンテナ、14インチアルミホイール、電動格納式カラードドアミラー(1.0CLのみ、1.3CXは標準装備)、プラズマクラスター、ダークグレーのフルファブリックシート表皮を採用した。

12月25日 - マイナーチェンジ。「CL Limited」・「CX」にフロントベンチシートを、「カスタム」・「X4」に大型スポーティーシートを採用。また、「CL Limited」と「CX」にはCDから約11時間の録音ができるミュージックサーバー(CD・AM/FMステレオ+メモリー機能付)を採用。メーカーオプションのHDDナビはパッソと異なり、「1.0CL Vパッケージ」を除く全グレードで設定できる[注釈 3]。1.0L車は「平成22年度燃費基準+20%」を達成。グレード体系が6グレード(X4、X4ハイグレードパックを含む)に整理され、パッソと差別化された。


2008年(平成20年)

11月 - 仕様変更。「1.0CL」・「1.0CL Limited」・「1.3CX」のボディカラーにシャンパンゴールドメタリックを追加。

12月25日 - 7人乗り仕様の派生車「ブーンルミナス」を発売。


2009年(平成21年)12月 - 「X4」・「X4ハイグレードパック」の販売を終了。

2010年(平成22年)

1月[1] - 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。

2月 - 2代目と入れ替わる形で販売終了。


2代目 M600S/M610S/M601S型(2010年 - 2016年)

ダイハツ・ブーン(2代目)
M600S/M610S/M601S型
前期型 フロント
リア
概要
別名トヨタ・パッソ(2代目)
製造国 日本大阪府池田市
販売期間2010年2月 - 2016年4月
ボディ
乗車定員5名
ボディタイプ5ドアハッチバック
エンジン位置フロント
駆動方式前輪駆動
四輪駆動(1.0Lのみ)
パワートレイン
エンジン1KR-FE型 1.0 L 直3 DOHC DVVT
1NR-FE型 1.3 L 直4 DOHC Dual DVVT(FF・初期型のみ)
変速機CVT
前前:ストラット
後:トーションビーム (FF)/
3リンク/トレーリングリンク (4WD)
後前:ストラット
後:トーションビーム (FF)/
3リンク/トレーリングリンク (4WD)
車両寸法
ホイールベース2,440 mm
全長3,640 - 3,650 mm
全幅1,665 mm
全高1,535 mm
車両重量910 - 970 kg
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初のフルモデルチェンジ。今回もトヨタ自動車と共同開発し、「素」の美しさを極めたシンプルなデザインと使い勝手を追求しつつ、価格を抑えたクルマに仕上がった。月間販売目標は800台と発表されている。

安定感のあるアンダーボディに、タマゴをイメージしたアッパーボディを傾斜して載せたスタイリングとし、シンプルで上質感のあるデザインとなった。サイズは全長が僅かに拡大されたが、狭い道路でのすれ違いを気にするユーザーに考慮し、全幅は先代と同じ寸法に据え置き、ボディカラーには新たに3色を追加した。内装も水平基調ですっきりとしたインパネと丸や四角をモチーフとした操作部品を採用。また、「CL Limited」と「CX」にはフロントベンチシートを採用。直線基調に丸みを持たせた端部を組み合わせたことで、リビングソファのような座り心地を実現した。

なお、2代目ブーンでは、初代ブーンで設定された「カスタム」系(初代パッソは「Racy」系および「TRD Sports M」)および「X4」系や2代目パッソで新たに追加された「+Hana(プラス ハナ)」に相当するグレードは設定されていないため、内装はベージュ系(パッソで言う「キナリ」)のみとなる。また、ボディカラーもパッソのような「アカリマイカ」や「キナコメタリック」・「ユキ」などといった遊び心ある名称から、初代を踏襲した表現に変更されている。カラーコード(色番号)自体は同じで、パッソ標準仕様と同一ラインナップとなる。
メカニズム

エンジンは1.0Lは従来どおり1KR-FE型を搭載するが、1.3LはDual DVVTや外部EGRを搭載し、軽快な動力性能と優れた燃費性能を両立した1NR-FE型に置き換えられた。

トランスミッションは全グレードがCVTに変更された。


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