『ターミネーター4』(原題: Terminator Salvation)は、2009年のアメリカのミリタリーSFアクション映画。監督はマックG、脚本はジョン・ブランケートとマイケル・フェリスが務めた。「ターミネーター」シリーズの第4作目で、『ターミネーター3』(2003年)の続編であると同時に、『ターミネーター』(1984年)の前日譚でもある。主演はクリスチャン・ベールとサム・ワーシントンで、アントン・イェルチン、ムーン・ブラッドグッド、ブライス・ダラス・ハワード、コモン、マイケル・アイアンサイド、ヘレナ・ボナム=カーターらが出演している。これまでの作品とは異なり、本作は2018年を舞台にした終末論的映画である。ベールはレジスタンスの戦士で中心人物であるジョン・コナーを、ワーシントンはサイボーグのマーカス・ライトを演じる。イェルチンは『ターミネーター』で初登場した若き日のカイル・リースを演じ、T-800ターミネーターの起源を描いている。
ハルシオン・カンパニーがアンドリュー・G・ヴァイナとマリオ・カサールから権利を獲得し製作され、2009年5月21日、北米ではワーナー・ブラザース・ピクチャーズから公開された。全世界で3億7,100万ドル以上の興行収入を記録し、賛否両論の評価を受けた。『ターミネーター4』は、「ターミネーター」2度目の3部作の第1作目となる予定だったが、ハルシオン・カンパニーが破産を申請したため、続編の製作は中止となった。2012年にフランチャイズ権が売却され、その結果、予定されていた新たな映画3部作の第1弾としてリブート作品の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)が製作された。 この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権を侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください
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プロローグ
2018年[注釈 1]。地球上のあらゆる都市が、人類に反旗を翻した超高性能コンピューターネットワーク「スカイネット」による核攻撃を受けた「審判の日(ジャッジメント・デイ)」後の荒廃した世界。スカイネット率いる機械軍は、いよいよ人類に対する最後の総攻撃を仕掛けようとしていた。
序盤
「審判の日」を生き延び、レジスタンスの部隊長となったジョン・コナーは、スカイネット研究所での機械軍との抗戦のさなか、スカイネットが人々を生け捕りにし、生体細胞を複製しようとしている事実を掴む。スカイネットはついに、民間潜入型ターミネーター「T-800」の開発に着手していたのだ。同じ頃レジスタンス本部では、アシュダウン将軍ら司令部がスカイネット総攻撃の計画を企てていた。ジョンはその目的が、スカイネットが秘密裏に遂行しようとしている「暗殺リスト」の阻止にあると知る。だが、そのリストには自分の名前だけではなく、最重要ターゲットとして「カイル・リース」の名前があったのだった。一方、ロサンゼルス郊外の荒れ野原でひとりの男が目を覚ました。男の名はマーカス・ライト。目を覚ます前の記憶を一切を失っていたマーカスは荒れ果てた光景に驚きを隠せない。間もなく汎用殺人型ターミネーター「T-600」に遭遇。マーカスは窮地に陥ってしまう。だが、その場に居合わせた孤児の少年に命を救われる。同じく孤児で、口が利けない少女スターと共に戦禍を生き延びてきたその少年こそが、彼自身がスカイネットの最重要ターゲットにして、後にジョンの父となるカイル・リースだった。
中盤
彼らと行動を共にすることになったマーカスは、ある晩短波ラジオでレジスタンスの決起放送を耳にする。「君たちは決して孤独ではない」。そう呼びかけているのは、密かに人々の間で「救世主」として伝説となっているジョン・コナーの声だった。カイルに抵抗軍のことを聞いたマーカスは、カイルとスターを連れてジョンの元へと急ぐ。
キャスト詳細は「ターミネーターの登場人物」を参照
※括弧内は日本語吹替 本作に関して、ジェームズ・キャメロンがアドバイスを与えたという報道が一部にあったが、キャメロン本人はこの報道を否定している[3]。
ジョン・コナー - クリスチャン・ベール(檀臣幸)
マーカス・ライト - サム・ワーシントン(東地宏樹)
カイル・リース - アントン・イェルチン(内山昂輝)
ブレア・ウィリアムズ - ムーン・ブラッドグッド(朴?美)
スター - ジェイダグレイス・ベリー(英語版)
ケイト・コナー - ブライス・ダラス・ハワード(林真里花)
バーンズ - コモン(宮内敦士)
セレーナ・コーガン - ヘレナ・ボナム=カーター(坪井木の実)
ヴァージニア - ジェーン・アレクサンダー(有田麻里)
アシュダウン将軍 - マイケル・アイアンサイド(辻親八)
ロシェンコ将軍 - イヴァン・グヴェラ(水内清光)
T-800 - ローランド・キッキンガー、アーノルド・シュワルツェネッガー
サラ・コナー(声) - リンダ・ハミルトン(クレジットなし)(佐々木優子)
スタッフ
監督 - マックG
製作 - デレク・アンダーソン/ヴィクター・キュビチェク/ジェフリー・シルヴァー/モリッツ・ボーマン
製作総指揮 - アンドリュー・G・ヴァイナ
脚本 - ジョン・D・ブランケート/マイケル・フェリス/デヴィッド・キャンベル・ウィルソン
脚本協力(ノンクレジット) - ポール・ハギス/ショーン・ライアン/ジョナサン・ノーラン
VFX - ILM/カーナー・オプチカル/アスライム/イメージワークス・インディア
作品解説