ターミネーター3
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2003年6月30日にロサンゼルスウェストウッドでプレミア上映され、2003年7月2日に米国ではワーナー・ブラザース・ピクチャーズが公開した。全世界で4億3,340万ドル以上の興行収入を記録し、2009年には続編『ターミネーター4』が公開された。
ストーリー
プロローグ
T-1000との壮絶な死闘から10年後。スカイネットが人類に反乱し、核戦争が起きるはずだった1997年8月29日は無事に過ぎ去り、「審判の日」は回避されたかに思われた。母サラ・コナー白血病で失い、青年に成長したジョン・コナーは、平穏かつ無目的な日々を送るが、未だに胸のどこかで不安を感じており、時にはターミネーターの夢を見ることさえもあった。
序盤
ジョンの不安は的中し、2032年から新たに2体のターミネーターが送り込まれた。1体は未来のジョンの副官となる者達の抹殺を目的とする、T-1000の性能を遙かに凌ぐ、強力なターミネーターT-X。そしてもう1体は、十数年前にコナー親子をT-1000の襲撃から守り、燃え盛る溶鉱炉へ入って消滅したT-800型の改良版T-850である。すぐさま副官達の殺害に回ったT-Xは、その過程でジョンの行方を把握して殺害しようとするが、そこへT-850が現れてジョンを救う。スカイネットの誕生を阻止したはずなのに、再びターミネーターが現れたことに驚くジョンへ、T-850は「核戦争は回避されたわけではなく、ただ予定が狂い延期されたのみ」であり、「審判の日は回避不可能」であることを告げる。
中盤
幼馴染であり、未来では妻かつ反乱軍副官となるケイト・ブリュースターも巻き込んだ逃避行の中、ジョンはその新たな「審判の日」がまさに今日その日であり、ケイトの父かつ軍の高官ロバート・ブリュースターがその鍵を握る人物であることを知る。一行はスカイネットの誕生を阻止すべくロバートの許へ向かうが、一足遅く彼はT-Xに殺害されてしまう。T-XとT-850との激しい戦闘が行われ、T-850は自らもろともT-Xを撃破する。T-850に別れを告げ、ジョン達はスカイネット誕生を阻止すべくその本社へと急ぐ。
終盤
スカイネットを破壊しようとしたジョンとケイトが核シェルター内で目にしたものは、冷戦時代の時代遅れの大型コンピューターに過ぎなかった。すなわち、T-850の本当の目的は、審判の日にジョンとケイトを生き延びさせること、そしてスカイネットとは巨大な中枢システムではなく、インターネットで結ばれた破壊困難な分散型システムだったのである。そして午後6時18分、ついに「審判の日」が訪れた。全世界が壊滅し、わずかに生き残った面々からの通信にジョンがリーダーとして答える中、物語は幕を下ろす。
キャスト詳細は「ターミネーターの登場人物」を参照
T-850
演 - アーノルド・シュワルツェネッガー過去のジョンを守るため、未来のケイトがプログラムを書き換えて送り込んだターミネーター。T-800の改良版。T800に比べてパワーと耐久性が大幅に向上しており、パワーセルも2つ装備している。
ジョン・コナー
演 - ニック・スタール後の人類抵抗軍のリーダー。前作で「審判の日」を阻止した結果、人生の目的意識やアイデンティティーを見失ったたため、母が死んだ日から放浪生活を送っていたが、武器の扱いなどのサバイバル技術の数々は失われていない。
ケイト・ブリュースター
演 - クレア・デインズ後の人類抵抗軍の副リーダーかつジョンの妻となる。 獣医をしている。
T-X
演 - クリスタナ・ローケン過去のジョンを殺害するためと、ジョンの保護に抵抗軍が送り込む旧式ターミネーターを破壊するため、未来のスカイネットが2032年に開発して過去に送り込んだ、女性型の「ターミネーター抹殺用」ターミネーター。
ロバート・ブリュースター
演 - デヴィッド・アンドリュース(英語版)ケイトの父。アメリカ空軍中将スカイネット開発計画「サイバー・リサーチ・システムズ」 (CRS) の総責任者。T-Xのターゲットの一人。
スタッフ

監督 -
ジョナサン・モストウ

脚本 - ジョン・ブランカート/マイケル・フェリス

製作 - マリオ・カサール/アンドリュー・G・ヴァイナ

VFX - インダストリアル・ライト&マジック/ハイドラックス

特殊メイクアニマトロニクス - スタン・ウィンストン

音楽 - マルコ・ベルトラミ

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