ターミネーターの登場人物
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これは監督のジェームズ・キャメロンが子供に銃を持たせたくないという配慮をしたためである[3]
T3
前作から10年後だが、前作の時点で13歳となっており、本作では23歳。「審判の日」を阻止した結果、人生の目的意識を見失い、母が死んだ日から肉体労働とバイクでの放浪生活を送っていたが、武器の扱いなどのサバイバル技術の数々は失われていない。目の前にT-800に似たT-850が現れ、かつてのサイバーダイン社襲撃は審判の日を阻止したのではなく、スカイネットの誕生を遅らせて先延ばしにしただけだと聞かされ、未来に妻となるはずのケイトと共にT-Xの追跡から逃れる。スカイネットの出現を再び阻止するため、鍵を握るケイトの父・ロバートの指示でクリスタル・ピークへ向かうが、そこは政府要人用に用意された核シェルターであった。スカイネットの出現は阻止できないと知り、核攻撃で混乱する軍の生き残りたちと交信して、「指導者」として生きることを決意する。2032年には思い入れのあったT-800と同じ外見(101型)のT-850によって殺害されることが明かされるが[4]、直接の描写は無い。
T4
抵抗軍のメンバーだが、この時点では最高指導者ではなくカリフォルニア方面に展開する部隊を率いて前線に出ている。戦いの傍らでは人間狩りを行うターミネーターから身を潜めて暮らす人々をラジオを通して激励し、T-600に対抗する方法などを教えている。T-RIPとなっていたマーカスを当初は新型ターミネーターと疑い敵意を向けるが、彼からカイルがスカイネットに囚われたことを聞き共闘する。スカイネットセントラルにおいてT-800試作機との激しい戦闘の末に致命傷を負ってしまうが、マーカスの心臓を移植される。また、未来におけるジョンの顔の傷が、終盤でT-800試作機の浴びた溶鉱が固まって生じた爪による傷であることが明かされる。妻のケイトとの間に子供を授かっている。
TG
抵抗軍を率いてタイムマシン施設を攻撃し、スカイネットを倒した後にカイルを1984年へ送り出すが、その最中に部下に擬態していたターミネーターに襲われ、新型ターミネーター・T-3000と化す。その後は2014年に送られ、ジェニシス(スカイネット)を守護しながら完成させ、「審判の日」を起こすべくサイバーダイン社に技術供与を行っていた。サラとカイルをつけ狙うも、T-800(守護者)によって阻まれ、タイムマシンの試作品の中で消滅した。サラやカイルの前で正体を露見する際に、容姿変換能力でトレードマークというべき顔の傷を消すシーンがある。
TDF
「審判の日」を乗り越え、サラと1998年にグアテマラのビーチを訪れる。そこで、かつてのT-800に酷似したターミネーター (後のカール)と遭遇し、呆然としていた所を撃たれ殺害される。
TSCC
偽名を使い高校に通っている。逃亡生活を強いる母に反抗しているが、度重なる戦いを経て、少年から戦士、指導者へ成長しようとする姿が描かれる。
新T2
設定年齢は16歳。養父母であるヴォイト夫妻殺害容疑で、FBIに指名手配されている。偽名を使ってパラグアイで平穏に過ごしており、士官学校では抜群の成績を収める優等生に成長するが、未来から再び訪れた刺客と完全に消滅させたはずのスカイネット開発計画がサイバーダイン社で復活したことを知り、再び立ち上がる。
サラ・コナー(Sarah Connor
演 - リンダ・ハミルトン(T1、T2、TDF、T4「音声のみ」)、レナ・ヘディ(TSCC)、エミリア・クラーク(TG)ジョンの母であり、「審判の日」を阻止するために戦う女戦士。
T1
設定年齢は19歳(1964?65年生まれ)。カイルが現れる前までは友人と暮らし、地元のハンバーガーショップでアルバイトするごく普通の女子大生だった。しかし未来の世界では、抵抗軍のリーダーを産む母としてスカイネットに認識されており、送り込まれたT-800に命を狙われる。救助に志願して未来から来たカイルに命を救われるも彼の話を信じず最初は逃げようとしていたが、度重なる襲撃を共に切り抜ける内に好意を持つようになる。T-800との壮絶な戦いの末にカイルは死亡するが、闘志に目覚めはじめたサラは自身も負傷しながらも、カイルとの戦いで上半身のみとなったT-800をプレス機で葬り去る。その後、自身の胎内に宿ったカイルの息子・ジョンを、未来の人類を救うために守り育てることを決心する。ジョンに向けて録音メッセージを残しており、これを含めて、特に『T2』と『TSCC』では劇中に彼女の独白が多く、シリーズの語り部的存在とも言える。ラスト付近で撮影された写真は後々ジョンからカイルに贈られるが、焼失する(後述)。
T2
設定年齢は29歳。自らを鍛え上げて戦士となり、スカイネット誕生を阻止するためにサイバーダイン社の爆破を試みる[5]が失敗し、妄想患者と見なされてペスカデロ警察病院へ収容されていた。未来のことについて誰からも信じてもらえず、孤独な戦いを続けているため、猜疑心が強く激情的な振る舞いが目立ち、幼い息子からたしなめられることもしばしば。物語の半年前、自身の言っていたことを妄想であると認めて治療が進んだと思わせジョンと話せる監視のゆるい病棟に移れるよう、シルバーマンと約束していた。しかし、その策は嘘を見抜かれて失敗し、虚脱状態を装って隙をうかがい、脱獄の機会を待つ。その最中、新たに出現したT-800について過去の事件と関連付けて聴取しに来た刑事たちから聞かされ、ジョンを守るため脱獄を決行。途中で現れたT-800に恐怖で錯乱しながらも、ジョンの仲介で理性を取り戻しT-1000を振り切って脱走に成功する。最初はT-800を信じず破壊しようとするが、ジョンの懇願を聞き入れたのと、共に行動する中でジョンとT-800との掛け合いや交流を見るうちに次第に自分を襲った個体とは違い、自らとジョンの味方であることとジョンの保護者に相応しい存在であることを認識し、考えを改めていく[6]。その後、国境近くの友人のもとで隠れていたが、核戦争の悪夢を見て未来を変える決心を新たにし、衝動的にスカイネット開発者のダイソン暗殺に向かう。しかし、妻子に庇われ、家族は助けてほしいと懇願するダイソンに向かって引き金を引けず、駆けつけたジョンに制止される。ダイソンを説得して同行させ、ジョンやT-800と共にサイバーダイン社に乗り込んで爆破に成功し、再び襲来したT-1000を負傷しながらもT-800と共に破壊する。最後には、自滅を望んだT-800から自身を溶鉱炉に沈めるよう頼まれる。ジョンを保護し、身を呈して守り抜いてくれたことに感謝の握手を交わした後、溶鉱炉へ没するT-800をジョンと共に見送った。カットされた別バージョンのエンディングでは、平和となった2029年でジョンの子供(すなわち孫)を持つ老女となっている。
T3
作中では故人であるため名前のみ登場。ジョンによると『T2』の直後に白血病を発症し、余命半年と宣告されていたが、3年も持ちこたえて1997年に審判の日が訪れないことを見届けて死去したという。しかし、ジョンにも伏せていたが審判の日が本当に訪れないか疑問を抱き、起こるかもしれない戦いに備えて、自分の棺には遺体に代えて大量の武器弾薬を隠させていた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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