批評家の見解は否定的なものが優勢となっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには196件のレビューがあり、批評家支持率は26%、平均点は10点満点で4.6点となっている。サイト側による批評家の意見の要約は「神話の沼にはまってしまった作品だ。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』はテーマに深みが足りず、コンセプトに知性が感じられない。また、『ターミネーターシリーズ』の魅力であったスリリングな視覚効果も、この作品には欠けている。まるで不格好な再生タイヤのような映画だ。」となっている[19]。また、Metacriticには、40件のレビューがあり、加重平均値は39/100となっている[20]。なお、本作のCinemaScoreはB+となっている[21]。
全米ボックスオフィスランキング(2015年7月3日 - 7月5日分)では、興収2,701万8,486ドル(約32億4,221万8,320円)で初登場3位となった[22]。一方、日本ではオープニング3日間で約6億7000万円を記録した[17]。
このように酷評の嵐にまで陥った『ターミネーター:新起動/ジェニシス』ではあるが、世界興行収入は4億4千万ドル(約527億円)を突破し、シリーズ第2位の成績を記録して何とか赤字を免れた。『ハリウッド・リポーター』によれば1億5000万ドル強(約180億円)の予算に対し、主題歌を自国の歌手ジェーン・チャンが担当した中国での興行収入は1億1200万ドル(約134億円)となるも、中国の映画館が政府の推すプロパガンダ映画とチケットをすり替える不正行為が問題となった[23]。アメリカでの興行収入は約8976万ドル(約107億円)と、世界興行収入の2割で予想を下回る結果となったため、続編は製作されない可能性があるという[24]。しかし、製作総指揮のデイナ・ゴールドバーグは続編製作中止の報道を正式に否定したうえ、「北米での興行収入は残念な結果になったが、世界興行収入には満足しており、ソフト、配信、レンタルなどの収入も好調でシリーズの続編企画は停止ではなく、2016年初頭の撮影を中止して観客の声を受け止め、今後の予定を再調整して早くても2017年の撮影予定だ」とコメントしている[25]。
その後、パラマウント・ピクチャーズは本作の続編製作を打ち切ったとニューヨーク・デイリーニュース紙が報じた[26]。『ターミネーター』シリーズの映画化権はスカイダンス・プロダクションズの設立者でもある映画プロデューサーのデヴィッド・エリソンが所有しており、2018年にスカイダンス・プロダクションズの株式を取得した中国の企業テンセントが中国でヒットした同作の続編を2019年に共同製作するとサウスチャイナ・モーニング・ポストは報じた[27][28]。
『エンターテイメント・ウィークリー』が選ぶ2015年のワースト5では、ワースト5位にランクイン[29]。
世界最大の映画データベースIMDbで2015年最も試聴された予告編トップ10では、5位にランクイン[30]。また、同データベースで2015年最も注目されたスターでは、2位にサラ・コナー役のエミリア・クラークがランクイン[31]。
2015年に最も違法ダウンロードされた映画では、9位に本作がランクイン[32]。
日本では、HIHOはくさい映画賞の「HIHOはくさいアワード」(2015年度)で、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』に続いて2位になった[33]。 パラマウント ジャパン・NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンよりBlu-ray Disc、4K ULTRA HD、DVDが発売。
Blu-ray/4K ULTRA HD/DVD
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ターミネーター:新起動/ジェニシス ブルーレイ+DVDセット【2枚組】 品番:PPCB-139148 発売日:2015年11月18日
ターミネーター:新起動/ジェニシス 3D&2Dブルーレイセット【2枚組】 品番:PPCM-139149 発売日:2015年11月18日
ターミネーター:新起動/ジェニシス ブルーレイ+DVD エンドスカル付きBOX【2枚組】(3000個限定) 品番:PPCB-1020 発売日:2015年11月18日