ターミナル駅
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発着本数が最多の駅ではあるものの、JR路線間との乗換客が主体であることから、乗降客数では同じ東京都内の新宿駅、池袋駅に比べて少なく、東海道本線では横浜駅、大阪駅に次いで3位である。東京駅が完全に終点となる列車は、新幹線、京葉線、武蔵野線、中央線のみである。なお、日本の新幹線で唯一東京駅に乗入れていないのは九州新幹線のみである(暫定単独路線の西九州新幹線も含む)。また、JRバスを中心とした都内のバスターミナルの一つとなっており、全国各地への高速バスが当駅八重洲口を中心に多数発着している。なお、2016年に交通政策審議会が行った答申「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」では、当駅及びその付近を通る路線として都心直結線京成押上線押上駅 - 新東京駅 - 京急本線泉岳寺駅)、つくばエクスプレス延伸(秋葉原駅 - 東京駅)、都心部・臨海地域地下鉄構想(臨海部 - 銀座駅 - 東京駅)が「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」として位置付けられており、実現すれば羽田空港成田空港筑波研究学園都市東京臨海副都心と直結することになる。
札幌駅北海道札幌市北区北6条西4丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅である。北海道最大のターミナル駅で、JRだけで約13万人の一日平均乗降者数を誇る。運転系統上では函館本線千歳線札沼線が乗り入れる。当駅より、函館旭川室蘭帯広釧路網走稚内など道内の主要都市を結ぶ特急列車が発着する他、新千歳空港を結ぶ快速が発着する。現在、北海道新幹線の延伸に伴う駅構造工事が着工されており、同新幹線延伸後は東北新幹線仙台駅大宮駅を介して東京駅まで新幹線利用の陸路一本で結ばれる。隣接して、札幌市交通局が運営する札幌市営地下鉄南北線東豊線さっぽろ駅が存在し、市内交通の拠点でもある。
仙台駅宮城県仙台市青葉区中央にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・仙台市交通局(仙台市地下鉄)の駅である。駅の売上額である旅客収入はJR東日本で東京駅新宿駅に次ぐ第3位、一日平均乗降者数は約16万人とJR東日本の首都圏以外の駅では最も多く、東北地方最大のターミナル駅であり東北の中心駅である。文化発信基地としての役割も担う駅として、東北の駅百選にも選定されている。新幹線は、東北新幹線北海道新幹線秋田新幹線の全列車が停車し、当駅が始発終点となる新幹線も多数存在する。なお、山形新幹線は2駅南隣の福島駅が分岐駅となり当駅へは乗入れず、東北地方の県庁所在地駅で唯一山形駅への移動のみ直通では在来線(仙山線)の利用となる。在来線は、運行系統上では東北本線常磐線仙山線仙石線仙石東北ライン仙台空港鉄道が乗入れ、東北本線への直通で陸羽東線阿武隈急行も乗入れている。仙台市地下鉄は東西線南北線の2路線があり、当駅が唯一の相互乗換駅である。
大宮駅埼玉県さいたま市大宮区錦町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道埼玉新都市交通の駅である。乗入路線数は合計16路線で東京駅に次いで全国第2位、3社合計の一日平均乗降者数は約70万人(新幹線停車駅では全国第3位)と、東京以北最大の巨大ターミナル駅であると同時に「東日本の玄関口」として位置付けられた、首都圏北部の中心駅である。駅周辺には大宮総合車両センターを含む数多くの鉄道施設があり、旧国鉄時代より旧大宮市は「鉄道の町」として公式認定を受けている。隣接するさいたま新都心駅周辺と一帯的にオフィス街繁華街が形成されており、各企業や金融機関の本社・支社・支店、大型の商業施設や飲食店が多数存在するほか、代表的な東京のベッドタウンでもあることから徒歩圏内に住宅街も広がる。新幹線は、東北新幹線北海道新幹線秋田新幹線山形新幹線の東北系統と、上越新幹線北陸新幹線の上越系統の合計6新幹線が乗り入れており、全列車停車駅となっている。当駅以北で分岐する上越新幹線は当駅が起点駅となっている。なお、かつて1982年の東北・上越新幹線暫定開業日から上野駅延伸までの間、当駅が始発終着駅であった。JR在来線は東北本線の中間駅であるが、その支線や当駅を起点とする路線が多数存在し、宇都宮線(東北線)高崎線上野東京ライン湘南新宿ライン京浜東北線埼京線川越線武蔵野線が乗り入れている。なお、高崎線と川越線は当駅を起点としている。また、東北本線電車線・別線・貨物線である京浜東北線と埼京線及び湘南新宿ラインと武蔵野線は運行系統上の起点若しくは発着点となる。一方、埼京線は当駅で川越線と、大崎駅りんかい線及び相鉄線と、それぞれ直通運転を行っている。当駅を発着点とする武蔵野線は、湘南新宿ラインと同様に東北本線貨物線を活用し、多摩地域方面(むさしの号)・千葉県方面(しもうさ号)への直通運転を実施。さらに、湘南新宿ライン - 当駅 - 宇都宮線を経由し、栗橋駅東武日光線鬼怒川線と相互乗入(栗橋駅は通過)を行なっている東武線直通特急「日光」・「きぬがわ」・「スペーシアきぬがわ」も運行されている(当駅の東武野田線経由では無い)。その他、東武鉄道の東武野田線(東武アーバンパークライン)、埼玉新都市交通のニューシャトル(埼玉新都市交通伊奈線)の2社2線が当駅を起点駅としている。東武野田線は、春日部駅を経由して東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)からの直通運転を実施。ニューシャトルは、鉄道博物館へのアクセス路線としても知られ、開業年の1983年当時ゴムタイヤで走行する新交通システムはまだ珍しく、特に首都圏ではその先駆的な路線である(現在の首都圏では広義での同種路線として、ゆりかもめ日暮里・舎人ライナー金沢シーサイドラインレオライナーユーカリが丘線等がある)。
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