※特記なき限り、各キャラクターの担当声優は1990年代に制作されたテレビアニメ版の日本語吹き替え版でのキャスト。
主要人物
タンタン(Tintin)
声 - 草尾毅本作の主人公。少年ルポライター。ベルギー出身。ブリュッセルのラブラドル通り26番地で愛犬かつパートナーでもあるスノーウィと暮らしている。くるっと跳ね上がった髪の毛とニッカボッカが特徴。この風貌は、作者の弟であり職業軍人であったポールの風貌をモデルにしているとされる。「タンタンとピカロたち」では、ニッカボッカからジーンズに変更された(原作のみ)。正義感が強く色々な事件に首を突っ込むため、警察に容疑をかけられたり、殺し屋、麻薬売人など悪者に命を狙われたりと、何かと波乱が絶えない。また大怪我を負ったり死にかけたりする事も多々ある。ハドックの登場以降は彼との交友関係を主軸とした生活面が濃く描かれるようになり、事件に首を突っ込むというよりは巻き込まれる形になることが多くなる。唯一、ハドックが後半から登場する「燃える水の国」では、久々に自ら調査に乗り出している[4]。過去に『タンタン新聞』にて「タンタンの年齢はいくつくらいか?」という質問が挙がり、エルジェはそれに関して「最初は14歳くらい…あと最終的には17歳かな」と答えていた。博識で多才な技能を持っており、特に乗り物は自動車を始めバイク、機関車、飛行機、ヘリコプター、戦車、船舶などの運転、操縦を器用にこなしている。他にも無線の知識もあり、狙撃術や格闘技なども心得ている。
スノーウィ(Milou)
声 - スーザン・ローマン(世界共通)タンタンの相棒のホワイト・フォックステリア犬(実際はワイアー・フォックス・テリアがモデル)。少々ドジでおっちょこちょいな面があり、かなりの酒好きで骨にも目がない。その上いつも猫を追いかけたりオウムと喧嘩したりするため、その度にタンタンの悩みの種になっているが、いざという時は彼にとって頼もしい存在になっている。蜘蛛が苦手。原作では人間語のセリフが付いており、何かとぼやいたりするが、この言葉はタンタンにしか通じない模様。アニメではスノーウィ独自の台詞は一切なく、原作にあるようなスノーウィからの視点も省かれている。フランス語版での名前は「ミルゥ」。各国語に翻訳される際、それぞれ親しみやすい名前に変更されている。英語および日本語では「スノーウィ」、ドイツ語では「シュトルッピ」(Struppi)、オランダでは「ボビー」(Bobbie) 、ウェールズ語では「スウィーティン」(switin)、スロバキア語では「スノー」(snow)、中国語では「白雪」である。詳細は「スノーウィ」を参照
ハドック船長(Capitaine Haddock)
声 - 内海賢二本名アーチボルド・ハドック(Archibald Haddock)。Haddockはフランス語では「アドック」と読み、苗字はコダラから。初登場は『金のはさみのカニ』。