派閥としてはアフガニスタン東部のペシャーワル派、北東部のバダフシャーン派、西部のマシュハド派などがある[58]。また最強硬派としてハッカーニ・ネットワーク、反主流派としてアフガニスタン・イスラム首長国高等評議会(HCIEA)などがあると言われている[58]。しかし、ハッカーニ・ネットワークのトップとされてきたシラジュディン・ハッカーニは「イスラムの敵による偽情報戦の一部」と発言し、派閥の存在を否定している[64]。HCIEAはマンスール師の第2代最高指導者への就任に反対し、ターリバーン内で反乱を起こしたグループであるが、実質的な中心人物となったアブドゥル・マナン・ニアジが戦死し、息子のハーリド・ニアジがアクンザダ師に忠誠を誓ったため事実上崩壊している。 代名前在任期間 各省庁の長である大臣(相)は、管轄する省庁の分野に見識のある者ではなく、内戦で立てた武勲や首長であるムハンマド・オマルへの忠誠心の強さに基づき配属されるケースが多かった。 元首 内閣 1996年9月27日発足。2000年3月、8月内閣改造
幹部
歴代の最高指導者
1ムハンマド・オマル1994年 - 2013年4月30日
2アフタル・ムハンマド・マンスール2013年4月30日? - 2016年5月20日? [65]
3ハイバトゥラー・アクンザダ2016年5月25日 - 現職[66]
2001年当時のターリバーン政権の主要幹部
首長 - ムッラー・ムハンマド・オマル(2013年4月に死亡)
統治評議会議長(首相) - ムハンマド・ラッバーニー
統治評議会第一副議長(第一副首相) - ハッサン・アフンド
統治評議会第二副議長(第二副首相) - アブドゥル・カビール(英語版)(議長の死去後、2001年11月の政権崩壊まで議長職を代行)
外相 - アブドゥル=ワキール・アフマド・ムタワッキル
内相 - アブドゥル=ラザン・アフンド
財務相 - アブドゥル=ワサイ・アガジャン・モタセム
教育相 - アミール・ハーン・ムッタキー
国防相 - ムッラー・ハッジ・ウバイドゥッラー・アフンド
勧善懲悪相 - ムハンマド・ワーリ
航空・観光相 - アフタル・ムハンマド・マンスール(2010年にターリバーンのナンバー2に就任、2015年7月に最高指導者に就任。2016年5月死亡)
通信・労働相 - アフマドゥッラー・モティ
情報・文化相 - クトラドゥッラー・ジャマール
保健相 - ムッラー・ムハンマド・アッバース・アフンド
司法相 - ムッラー・ヌールディン・トゥラビ
軽工業相・食糧相 - ハムドラ・ザーヒド
鉱工業相 - ムハンマド・イーサー・アフンド
農業・動物管理相 - アブドゥル=ラティーフ・マンスール
巡礼寄進相 - サイード・ギアスディン・アガー
計画相 - サドルッディーン・サイード
貿易相 - アブドゥル・ラッザーク
難民相 - アブドゥル・ラキブ
国境・部族問題相 - ジャラールッディーン・ハッカーニー(英語版)
兵站相 - ヤル・ムハンマド
保安相 - ムハンマド・ファーズィル
高等教育相 - カリ・ディーン・ムハンマド
その他主要幹部
治安担当内務次官 - アブドゥル=サマード・ハクサル
中央軍司令官 - ムラー・アブドゥル・ラウフ
情報文化次官 - アブドゥル=ラフマーン・ハタック
国防次官 - アブドゥル・ガニ・バラダル
最高裁判所長官 - ヌールー・ムハンマド・サキーブ
アフガニスタン中央銀行総裁 - ムッラー・ハッジ・アフマディー
駐国際連合使節[注釈 1] - アブドゥル=ハキーム・ムジャーヒド
欧州連合代表 - ラフマトゥッラー・サフィ
駐パキスタン大使 - アブドゥル=サラーム・ザイーフ
アフガニスタン赤新月社総裁 - マウラヴィ・エスマトゥッラー・アセム
アフガニスタン・オリンピック委員会委員長 - マウラヴィ・カラムッディン
2021年のタリバーン暫定政権の主要幹部[67]
2021年9月7日発表・9月21日追加発表・10月4日追加発表
首相代行 - ムッラー・ムハンマド・ハッサン・アフンド(元・第一副首相、創設メンバー)
第一副首相代行 - ムッラー・アブドゥル・ガニ・バラダル(副指導者、創設メンバー、元・国防副大臣)
第二副首相代行 - マウラウィー・アブドゥル・サラム・ハナフィー(ウズベク人聖職者、元・教育副大臣)
第三副首相代行 - アブドゥル・カビール(元・首相代行・第二副首相)
国防大臣代行 - ムッラー・ムハンマド・ヤクーブ(副指導者、ムハンマド・オマルの子)
内務大臣代行 - シラジュディン・ハッカーニ(副指導者、ジャラールッディーン・ハッカニの子)