タガメ
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^ 「日本国内で記録されたことがある水生昆虫類」としては1957年に南西諸島八重山列島与那国島(沖縄県)で初記録されたタイワンタガメ(体長65 - 80 mm)がいるが、1970年代以降は記録されていない[RL 1]
^ a b 規制対象となる行為は「販売・頒布目的」による「捕獲等」「譲渡し等」で、仮に無償であっても「不特定又は特定多数の者に配り分けること」は「頒布」に該当し違法となる[9]
^ タガメを指す「高野聖」は夏の季語になっている[15]
^ それ以前は本種は Belostoma 属 (1809)、Amorgius 属 (1895) にも分類されており、複数回の変遷を経て1960年に Lethocerus 属として分類された[7]
^ ITISでは L. deyrollei[6]、環境省レッドデータブック(2015)・レッドリスト(2018)では deyrolli と異なるスペルで記載されているが[RL 2][RL 3]、原記載 (Vuillefroy, 1864) は deyrolli のスペルである[7]
^ Menke は1960年に旧世界アフロ・ユーラシア大陸)におけるタガメ亜科の分類改訂を行った[22]
^ ただし兵庫県では播磨西部を除き1994年以降の記録がない[RL 4]
^ 現:空知総合振興局
^ 1979年に千歳空港付近で採集され、それ以降の調査では道央の湿地帯に少数が生息することが判明した[25]
^ 内閣府ホームページでは青森県上北郡横浜町を「タガメ・カブトムシゲンジボタルなどの北限生息地」として紹介している[26]ほか、東奥日報社 (1981) も「本県(青森県)はタガメの北限生息地」と述べている[27]
^ 「茶褐色 - 黒褐色」と述べている文献もある[2]
^ ?節は2節[2]
^ 幼虫期は前脚・中脚・後脚の6本すべての脚に2本の爪があるが[29]、羽化する際に前脚の片方が極端に短くなり、成虫では前脚の爪は1本になる[31]
^ 「口針」は人間の毛髪より細い[32]
^ 都築 (2003) は「2週間ほど絶食したタガメを2センチメートル (cm) ほど水の入った容器に入れ、両脇にイカの刺身・同サイズの消しゴムを入れたところ、タガメは何回実験しても間違えることなくイカの刺身に食いついた」という自身の実験結果から「同じ体外消化をするゲンゴロウの幼虫と同じように嗅覚で獲物を探すことは可能なようだ」と推測している[32]。しかしその一方でピンセットなどをタガメの目の前で動かすと盛んに捕獲動作を行うほか、ピンセットなど硬いものを誤って捕獲した際にはすぐに「餌ではない」と認識して離すが、観賞魚用ネットなど柔らかい物を捕獲した場合は場所を変えつつ執拗に口吻を突き刺そうとするため、「タガメは実際に獲物を捕獲する際にはその動きに反応する。視覚で獲物を発見し、口吻の感触で餌となるか否かを判断しているようだ」と考察している[33]
^ 生きが悪い餌を与え続けると次第に食いついても途中で食べるのをやめてしまう[35]
^ 飼育下では脂肪分が多い魚の切り身などを与えると水面に脂が浮き、呼吸できず窒息死する場合がある[35]
^ メスも臭腺を持つがオスの方が大きい[39]
^ a b メスにも同様の匂いを出す個体がいるため、都築 (2003) は「繁殖期に入ったすべての雌雄は人間に嗅ぎ分けられないほどわずかな匂いの成分を出していることが十分考えられる」と述べている[67]
^ 本種の複眼は三角形で眼間はやや幅広い三角形である一方、タイワンタガメの複眼は円形に近く、眼間は狭い[24]
^ コオイムシは体長17 - 20 mmと小さく、やや大型のオオコオイムシでも体長22 - 25 mmである[42]
^ 複数飼育の場合は5 - 15 cmほどの浅い水深にして餌を捕らえやすくしないと共食いが起こりやすくなる[47]
^ 実際に自然下で越冬した個体は全身に泥・藻類が付着していることが多い[50]
^ そのため、水生昆虫の飼育にあたっては水中で休息したり、呼吸のために掴まったりする際の足場となるもの(水草・止まり木など)が必要になる[52]
^ そのため飼育時の水温は30℃以下を目安に管理し、1日の温度変化が少なく直射日光の当たらない場所に飼育容器を設置することが望まれる[54]
^ メスの場合は1日に小魚( cm程度)を1,2匹捕食する[35]
^ 甲羅干しを行う理由としては「寄生虫・カビ・藻などの体表への付着を防ぐため」「気門への浸水を防ぐため」などの説が唱えられている[52]
^ タガメは飛翔する際に胸部の筋温を約40℃まで上昇させる必要がある一方、同様に人工照明へ飛翔する大型甲虫類であるガムシノコギリクワガタはいずれも筋温を30℃程度まで上げれば飛翔できるため「タガメは1回の飛翔に対するエネルギーがガムシなどより大きい」と推測されている[66]
^ 大庭伸也らの研究により「人工照明付近で採集された個体は給水すると明らかに体重が増加する」という結果が出ている[66]
^ 水銀灯が複数あるような強い光源に誘引され着地した個体は飛翔準備行動をしないことが確認されているため「タガメは明るい場所へ誘引されると夜間であることを認識できなくなりその場で動かなくなる」と推察されている一方、照明が消えて周囲が暗くなるとタガメは再び飛翔することも確認されている[66]
^ 捕食可能な大きさの獲物[68]
^ トノサマガエルシュレーゲルアオガエルニホンアマガエルなど[68]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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