タイムCMには以下のメリットがある[3]。
契約対象の番組内容から、事前に視聴者層を想定でき、その層を狙っての広告を打つことができる。
場合によっては、番組本編前後に提供スポンサーを紹介するアナウンスまたは表示(提供クレジット枠)があり、企業名・商品名などの露出効果がある。
提供クレジットのない番組本編を中断して放送されるスポットCM枠をパーティシペーションと呼ぶ[2]。
場合によっては、提供スポンサーとして番組の内容に対して発言権を持つことができる。
提供番組の視聴率が広告効果に必ず直結するわけではない。また、企業がどのような番組にCMを提供しているかは、企業の評判に影響を及ぼす。提供番組が低俗番組の評価を受けた場合、企業イメージの低下につながることが考えうる。 CM提供スポンサーが1つの番組枠を一社提供と呼ぶ。民間放送初期には一般的な形式だったが、やがて共同提供形式(1本の放送枠内で提供スポンサーが切り替わっていくこと)が一般的となり、一般視聴者にとって企業と特定番組との関係イメージは見出しにくくなった。 2000年代頃から、企業名に代わり、商品名が露出されることが多くなってきている。 編成の都合(内包番組、パーティシペーション等の兼ね合い)などにより、番組本編の開始直前または終了直後にタイムCM枠が設定される場合がある(下記関連項目の方法に準じるが、料金を別に設定しない点が異なる)[4]。 タイム枠ともスポット枠とも異なる[1]特別なCM枠の設定方法として、以下のものがある。
事例
関連項目
カウキャッチャー (放送) - 番組の開始直前にCMを流す方式
ヒッチハイク (放送) - 番組終了直後に流す方式
脚注^ a b c 井徳正吾、松井陽通『マーケティングコミュニケーション』すばる舎、2013年、107頁
^ a b c 日テレ広告ガイド テレビ広告のキホン(1)タイムCMとは?
^ a b 日テレ広告ガイド テレビ広告のキホン(2)タイムCMのメリット・料金
^ 代表的な事例として、『うつみ宮土理のおしゃべりしましょ』(ニッポン放送)のタイムCM(キンケロ・シアター一社提供)は、10時台後半の交通情報と『ラジオリビング』との間のスポットCM枠の最初に放送されている。