タイガー&ドラゴン_(テレビドラマ)
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演 - 長瀬智也高座名は林屋亭小虎(はやしやてい ことら)→3代目林屋亭小虎。27歳。幼少時の体験や、生来の笑いのセンスのなさから歌舞伎町一冗談が通じないヤクザだった。借金の取立ての際に偶然見たどん兵衛の高座で笑いに目覚め、どん兵衛に弟子入りしてからは笑いの道を突き進むが、どん兵衛の借金が完済されるまで足を洗うことが出来ないため、「昼は噺家、夜はヤクザ」という二重生活を送るようになる。どん兵衛から教わった古典と、実際に遭遇した出来事をミックスした創作落語を演じ徐々に話題を呼ぶこととなる。癖として、威嚇するかのように舌で口唇を嘗め回し、驚いた時は「ブフォッ!」と発する。スペシャル版でどん太に教えてもらった「タイガータイガーじれっタイガー」(他に「ありがタイガー」「眠タイガー」など、違うパターンもある)を持ちネタにし、高座でつかみとして観客に披露する。とことん不器用だが根は真っ直ぐなところがあり、いつしかどん兵衛には師弟関係を超えて実の親子のような感情を抱くようになる。噺を覚えられないとのことであったが、もともと頭はよく、服役中に刑務所図書館の落語本を読み漁り、ひたすら練習に打ち込んだところ完全に覚えられた(しかも人に聞かせるに足るレベルであった)ので、熱意と時間があれば覚えられる模様である。一度「どん兵衛」の名を襲名する話も上がったが、「師匠(どん兵衛)にもらったこの“小虎”という名が気に入っているから」という理由で断っている。高座にあがる際に着用している着物は、スペシャル版では一般的な素材だったが、連続ドラマ版ではドラゴンソーダの商品の生地同様メッシュ素材が用いられている。煙草は赤ラークを愛煙。携帯の着メロは『ジェームズボンドのテーマ』、出囃子は『仁義なき戦いのテーマ』。
谷中 竜二(やなか りゅうじ)
演 - 岡田准一どん兵衛の次男。24歳。幼少の頃から落語の天才と言われ、中学卒業後にどん兵衛に弟子入りし落語一筋で将来を嘱望されていたが、とある事件がきっかけで噺家(噺家時代の高座名は林屋亭小竜(はやしやてい こたつ))を廃業し[注 2]、もう一つの夢であった洋服屋「ドラゴンソーダ」を裏原宿で営む。しかし彼好みの服(カラーファスナーやメッシュや竜二オリジナルデザインの「ウラハラドラゴン」「タイガー&ドラゴン」を入れたブランド)がダサすぎて全く売れず、1日の売り上げが数百円程度と苦しい経営を強いられている。廃業した後も噺家の頃の癖が抜けず、普段の会話の中にも「笑い」を追求してしまう。竜二のファッションセンスを一部否定すると怒るが、逆に全否定すると弱気になる。キャラは濃いものの、なぜか存在感が薄く感じられてしまうらしく、よりによって意中の相手であるメグミになかなか名前を覚えてもらえない。タトゥーを入れた者達の話に加わるべく、自分も小さなタトゥーを入れてしまう。「ガンモ」や「音無響子」のモノマネが得意。煙草はアメリカンスピリットを愛飲。出囃子は『魔訶不思議アドベンチャー!』(アニメ『DRAGON BALL』主題歌)。後に再入門し、虎児が出所した後に7代目林屋亭どん兵衛を襲名する。
林屋亭 どん兵衛(はやしやてい どんべえ)
演 - 西田敏行前座の頃から古典落語一筋の昔気質な噺家で大御所ではあるが、新宿流星会にドラゴンソーダの開店資金である400万円の借金をしており、その縁で虎児と出会う。以降、虎児とは「師匠と弟子」でありながら「債務者と債権者」という奇妙な関係となる。日を追うごとに虎児とは親子にも似た絆を持つようになり、彼を家族の一員のように思うまでになる。高座に上がった時の堂々とした風格とは裏腹に、普段はとても気が小さい。本名は谷中正吉(やなか しょうきち)で6代目林屋亭どん兵衛。明應大学落語研究会出身。出囃子は『吉原雀』。虎児が服役している間は彼の高座名を受け継ぎ2代目林屋亭小虎となり、出所した後は虎児に「小虎」を返上、林屋亭小猫と名乗った。なお、先代は文化勲章を受章しているらしい。
谷中 小百合(やなか さゆり)
演 - 銀粉蝶どん兵衛の愛妻。どん兵衛からは「サユリちゃん」、小虎をはじめ弟子たちからは「おかあさん」と呼ばれ慕われている。面倒見がよく、揉め事が嫌いで、親子喧嘩や兄弟喧嘩を見ると泣いてしまう。どん兵衛曰く「サユリちゃんを泣かす人間は誰だろうと許さない」。著名な講談師の娘で、自身は小唄の師匠でもある。
林屋亭 どん太(はやしやてい どんた)
演 - 阿部サダヲ本名、谷中竜平(やなか りゅうへい)。どん兵衛の長男で2児の父。竜二とは10歳も年が離れている兄である。小噺しか出来ないため、テレビのバラエティ番組で上島竜兵出川哲朗のような「リアクション芸人」として活動し、仕事は選ばない。とある雑誌の「抱かれたくないタレントランキング」において、出川哲朗を抜きナンバーワンとなってしまったことに激しいショックを受ける。アフロヘアーが特徴だが、実はカツラであり地毛はサラサラ。林屋亭一門の若手中心に結成された「OH!喜利喜利ボーイズ」(おお ぎりぎりボーイズ)のリーダーでもある。どん兵衛に「今までで一番つまらない」と言わしめたギャグは、アイドル的存在のメグミを称したつもりの「谷中家のつぶつぶマスコット」。出囃子は『どんぐりころころ」。
谷中 鶴子(やなか つるこ)
演 - 猫背椿どん太の妻。かつては「泣いて国際通りII」という曲で大ヒットを飛ばした売れっ子演歌歌手・浅草寺鶴子(せんそうじ つるこ)として活動していた。どん太のつまらないギャグを盛り上げる笑い役で時に見事なノリツッコミを披露する事も少なくない。亭主の性格をさすがと言えるほど把握しており、必要とあらばフォローする事も忘れない。谷中家に偶然匿われる事になった田辺ヤスオの色男振りに、姑の小百合と共にメロメロになる。
谷中 沙耶(やなか さや)
演 - 江本花琳(3歳時)、椎名明音(6歳時)どん太と鶴子の長女。愛称は「さやちゃん」。
谷中 太郎(やなか たろう)
演 - 江本花琳(3歳時)どん太と鶴子の長男。「饅頭怖い」の回で誕生。どん太とは相反して天然パーマである。ちなみに沙耶(3歳時)を演じた江本花琳が演じている。
林屋亭 どん吉(はやしやてい どんきち)
演 - 春風亭昇太30歳の時に山手線駅員から脱サラし林屋亭一門に入門し、10年で先輩のどん太より先に真打昇進した出世頭である。師匠どん兵衛同様、古典落語一筋のスタイルをとる。近所に住む3人の姉のガサツな振舞いを常日頃苦々しく思っており、極度の女性恐怖症に陥っているため40歳独身で母と二人暮らし。それを心配するどん兵衛夫婦が何度も縁談を持ってくるが、全て断っている。出囃子は『デイビー・クロケット(英語版)』(実際に春風亭昇太が使用している出囃子でもある)。
林屋亭 どんつく(はやしやてい どんつく)
演 - 星野源どん兵衛の弟子で、坊主頭。あまり目立たない。どん太に馬鹿にされてムッとしたどん吉を常に諫める。どん太のつまらないギャグにも愛想笑い等のフォローを入れている。ドラマの途中で二つ目に昇進。
林屋亭 どんぶり(はやしやてい どんぶり)
演 - 深水元基どん兵衛の弟子で、背が高い。どんつく同様あまり目立たない。兄弟子どん太の笑いは邪道として否定している。
林屋亭 うどん(はやしやてい うどん)
演 - 浅利陽介林屋亭一番の若手で、未成年。どん兵衛が付けた高座名のはずなのに、紹介のたびに「名前何だっけ?」と問われ、名乗ると「変な名前だよね」とからかわれるのが、いわゆる『お約束のネタ』となっている(あくまでもネタであり、実際にはもちろん覚えてもらっている)。本名は「村田すすむ」。
新宿流星会
組長
演 - 笑福亭鶴瓶本名は「中谷謙(なかたに けん)」。54歳。昔気質のヤクザ(極道)家業であり、麻薬や拳銃売買を嫌っている。人情に厚く泣き上戸で、手下の面倒見もよく天涯孤独な虎児に対し、時には父親の顔をのぞかせることもある。若い衆にヨイショされるとついつい騙されてしまう性格の持ち主。怒るとかなり迫力があるが、息子の銀次郎や娘の静にはとても甘いという父親の顔を持つ。3年前に妻と死別し、現在は独り身である。どん兵衛とは大学時代からの長い付き合いでゴルフ仲間だが、互いの行き違いにより犬猿の仲。出囃子は『新ラッパ』(笑福亭鶴瓶が使用している出囃子でもある)。虎児の出所前後辺りに、小春と再婚した。
中谷 銀次郎(なかたに ぎんじろう)
演 - 塚本高史組長の息子で二代目の座を約束されており、虎児の舎弟として修業中の身であると同時に、商学部に籍を置く大学4年生でもある。スカジャンリーゼントスタイルが特徴。男として憧れの対象である虎児には何をやっても敵わないが、笑いについては虎児よりもレベルが上であると自他共に言われている。2歳年上の谷中竜二とは幼馴染みだが、父親同士の関係からか馴染もうとはしない。新宿流星会の跡取りとしてすでに将来が決まっている為に何に対しても無気力で、やや引きこもり気味である。好物はカレー。携帯の着メロは「マツケンサンバ」。オープニングの際の出囃子は『男の勲章』。
日向 純一(ひゅうが じゅんいち)
演 - 宅間孝行新宿流星会若頭にして虎児の兄貴分。天涯孤独の身であった虎児をヤクザにスカウトした。普段はクスリとも笑わない堅物だが、恋人である寿子の影響か、携帯メールでギャル文字を駆使したり、「?だもん」という語尾など可愛い言葉遣いになる事もある。若妻には「じゅんくん」と呼ばれている。
中谷 静(なかたに しずか)
演 - 伊藤修子組長の娘で銀次郎の姉。組長から溺愛されている。弟曰く、顔・性格共に「微妙」。高校生の頃から六本木で夜遊びしまくっていた。若頭の日向とは以前に交際していたため、結婚を知って親娘ともども激しいショックを受ける[注 3]
その他の人々
メグミ
演 -
伊東美咲その美貌により、多くの男を虜にして振り回す魔性の女。さらには美脚の持ち主でもあり、脚の長さを形容するのに「タラバガニ」とたとえられた。連続ドラマ版中盤から谷中家に平然と上がり込むようになっており、どん太曰く「谷中家のつぶつぶマスコット」的存在にもなっている。かなりの天然キャラなためか思った事を遠慮会釈なくズバズバ言い、余りの辛辣さゆえに竜二を落ち込ませることも少なくない。「三枚起請」の回の時点ではキャバクラ嬢をしており、メグミに惚れた男性客が多く翻弄された。勘違いをした客の男たちがこぞってメグミとお揃いのタトゥー(メグミはT、相手はMのイニシャルが入ったリンゴに矢が刺さったデザイン)を入れる騒動があった。スペシャル版のラストではとバスのガイドに転職している。姓は「沢田」(バスガイド業務中につけている名札より)。青森県出身。祖母(花原照子)がいたが、現在は亡くなっている。オープニングの際の出囃子は『魔女っ子メグちゃん』。
リサ
演 - 蒼井優「ドラゴンソーダ」で働く薄給のアルバイト従業員。店長である竜二のファッションセンスの無さに呆れており、二人の間で頻繁に繰り広げられる口論の際に鋭い切れのある蹴りを炸裂させている。
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