本放送の終了時期の1967年4月に大伴昌司が作成した登場怪獣の設定表では、ベムラーら他の怪獣と共にゾフィーも宇宙人「ゾフィ」として「身長:2メートル / 体重:50キロトン」とのスペックのほか、主要武器として「ゼットンを自由にあやつる」との説明や、弱点として「スーパーガン」が挙げられている[4]。終了直後に円谷プロが配布した文字資料でも「ゼットンを操る宇宙人」と記載されたため、それ以降の1960年代の書籍や雑誌ではゼットン星人と混同されて「謎の宇宙人ゾーフィ」と表記されたものや、「ゼットンを操っている悪の宇宙人」と記述されたものも存在し[2]、不正確なイラスト(多くの場合、ウルトラマンのデザインにウルトラマンジャックのような細いラインを付けたもので、リベット状の突起〈1973年ごろの学年誌にてスターマーク、ウルトラブレスターと命名〉が胸の赤いラインの下部などに多々配されたもの)で紹介されたこともある。その後、『ウルトラマンA』第1話まで長らく登場しないなど出番に恵まれなかったが、出演の機会が増えてウルトラ兄弟の長兄として認知された1972年ごろからは、知名度が上がってソフビ人形などの商品化もされるようになった。
『メビウス』以降のシリーズでは、ウルトラ兄弟の中でも伝説的存在とされる「ウルトラ6兄弟」の1人に数えられている[出典 1]。
『ウルトラマン』第39話では宇宙警備隊員として登場したが、やがて隊長に昇格した。1991年に発売されたビデオ『ウルトラビッグファイトスペシャル1 誕生!光の超戦士』では、ウルトラマンを救ったことで隊長に昇格したと解説されている。
また、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説THE MOVIE』の回想シーンや『ウルトラマンOFFICIAL DATA FILE』No.98[要ページ番号]から、新人時代に「ウルトラ大戦争」や「ベリアルの乱」において戦闘に参加していたことが判明した。
登場作品
テレビシリーズ
『ウルトラマン』(1966年):第39話
『ウルトラマンA』(1972年):第1話、第5話、第13話・第14話、第23話、第26話・第27話、第35話
『ウルトラマンタロウ』(1973年):第1話、第18話・第19話、第25話、第33話・第34話、第40話
『ウルトラマンレオ』(1974年):第38話・第39話
『ウルトラマンボーイのウルころ』(2003年):第175話、第205話、第210話、第225話、第255話
『ウルトラマンメビウス』(2006年):第15話、第24話、第42話、第50話、後期OP
『ウルトラマン列伝』(2011年):第35話、第39話、第86話 - 第90話
『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』(2017年)
映画
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』(1979年)
『ウルトラマン怪獣大決戦』(1979年)
『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』(1984年)
『ウルトラマン物語』(1984年)
『新世紀ウルトラマン伝説』(2002年)
『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』(2003年)
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(2006年)
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009年)
『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(2010年)