ソール_(北欧神話)
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『ギュルヴィたぶらかし』第51章が語るところでは、ラグナロクの時、太陽はついに狼に飲み込まれる[5]。しかし同53章および前述の『ヴァフズルーズニルの歌』第47節において、ソールがラグナロクの前に美しい娘を生んでおり、新しい世界ではその娘が太陽の軌道を巡るとされている[6]

ちなみに北欧神話における太陽は、大地を照らしていない。スコルとハティが追いかけてることや、ラグナロクで、すべての封印、足枷、縛めが消し飛ぶこと、フェンリルがグレイプニルの足枷にとらわれていることから、ソールとマーニによって封印が維持されていたと考えられる。大地を照らしているのは、昼の神である夜の女神であるノートと、デリングの息子のダグである。
備考

ソールの名は
インド神話スーリヤガリア神話のスリス、リトアニア神話のサウレスラヴ神話のツァー・ソルニッツェと同語源である。

土星の衛星のうち「北欧群」と呼ばれる天体群の一つに「ムンディルファリ」という衛星があるが、これはソールの父の名からとられている。

脚注[脚注の使い方]^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』232-233頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』56、61頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』49頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』56頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』275頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』49、280頁。

参考文献

V.G.ネッケル他編 『エッダ 古代北欧歌謡集』
谷口幸男訳、新潮社、1973年。

関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ソール (北欧神話)に関連するカテゴリがあります。

ダグ - 北欧神話において昼を司る神。

トール - 北欧神話の雷神。日本語訳で「ソール」と表記されることがある。

ソール - ローマ神話の太陽神。綴りは(S?l)。










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