大きさによって、一本丸ごと使う場合もあれば、ハムのようにスライスする場合もある。 IARC発がん性リスク一覧の発がん性があるとされるグループ1に加工肉が追加されている[20]。 ソーセージはボツリヌス菌の語源である。ソーセージによる食中毒は、1,000年以上前から起きていたが、ハムとともに発症要因であると判明したのは1870年のことであった。このときラテン語でソーセージを意味する「ボトゥルス(botulus)」を元に「ボツリヌス(ボトゥリヌス)中毒」と名付けられ、のち1895年に原因菌のボツリヌス菌が発見された。 なお、ボツリヌス菌が作り出す毒素は100度で1-2分加熱すれば失活される。今日の日本では、食品メーカーから流通する製品の多くは加熱殺菌済みである。
ホットドッグ
アメリカンドッグ
カリーヴルスト
ボスナ
ヴルストゼンメル
ビゴス
バンガーズ・アンド・マッシュ
健康への影響「赤肉 (栄養学)#加工肉」も参照
癌
食中毒
ことわざ・比喩「ドイツのソーセージ#ソーセージにまつわるドイツの慣用句」を参照
ソーセージと法律(政策)は作る過程を見ない方がいい
ドイツのことわざ。どんなにきれいにまとまった良い政策でも、その立法過程(政治)は根回しなどで、醜悪であるということ。
ソーセージの中身は肉屋と神様しか知らない[21]
スウェーデンのことわざ。真実とは当事者以外には分からないものなので、むやみに他人の言葉を信じて騙されないようにという意味。両者とも、完成品であるソーセージからは実際に使われている肉の種類や添加物、製造現場の衛生状態などは判別困難であり、ひき肉(血や内臓などを混ぜることもある)や動物の腸など材料の姿も思い浮かばないことから。
ダブル・ミーニングのネタとして
ソーセージ/ウィンナー、またはその語が男性の陰茎を暗喩するダブルミーニングとしてギャグに使われることが多々ある。(映画『オースティン・パワーズ』シリーズ、空飛ぶモンティ・パイソン『スパムの多い料理店』など)英国では「Gentleman's Sausage」がそのままそれを意味するスラングとして通用しており、『トップ・ギア』前司会者ジェレミー・クラークソンも番組中で使用していたとされる。[22]
脚注[脚注の使い方]^ 大辞林 第三版
^ wiktionary:en:sausage
^ 宮崎正勝『知っておきたい「食」の日本史』角川ソフィア文庫・P217
^ Andrew Dalby and Sally Granger, A classical Cookbook(Los Angeles,CA,1996)
^ a b 『ホットドッグの歴史』株式会社原書房、2017年7月21日、21,22頁。
^ Craig Whitlock, ‘Germans Take Pride in the Wurst; 1432 Decree Shows Thuringian Sausage May Have Been Nation's First Regulated Food’, Washington Post(2 December 2007)
^ Harold McGee 2008, pp. 165?167.
^ ⇒ドイツ美食マップ ソーセージ編 (メットヴルスト) ドイツニュースダイジェスト]
^ 21世紀研究会『食の世界地図』116頁 文藝春秋
^ Peery, Susan Mahnke; Reavis, Charles G. (2002). “Vegetarian Sausages”
^ Lapidos, Juliet (2011年6月8日). “Vegetarian Sausage: Which imitation pig-scrap-product is best?”. Slate. ⇒オリジナルの2013年5月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130527214046/http://www.slate.com/articles/life/food/2011/06/vegetarian_sausage.single.html
^ Godwin, Nigel (2009年2月27日). “St David's Day recipes: Glamorgan sausages”. The Daily Telegraph (London). オリジナルの2012年5月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120524094805/http://www.telegraph.co.uk/foodanddrink/recipes/4864411/St-Davids-Day-recipes-Glamorgan-sausages.html
^ “Bibliografische Daten: GB131402 (A) ― 28 August 1919”. Espacenet. 2016年2月28日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2013年7月24日閲覧。
^ “ウインナー、フランクフルト、ボロニアの違いは何...”. お問い合わせ 。丸大食品. 2021年10月2日閲覧。
^ “【ソーセージとウインナーの名前の違い】フランクフルトやボロニアソーセージ!呼び名の違いを簡単に解説「羊や豚、牛の腸の太さによって区別!JASマークの特級、上級、標準、特定JASは品質の違いがある」”. BIJOH (2020年7月22日). 2021年10月2日閲覧。
^ a b c d e f “「ソーセージ」だけでは味がわからない?種類豊富な「ソーセージ」の種”. 。オリーブオイルをひとまわし (2021年5月21日). 2023年1月31日閲覧。
^ “ウインナー、フランクフルト、ボロニアの違いは何ですか?”. 丸大食品. 2023年1月31日閲覧。
^ “日本農林規格の改正について「混合ソーセージ」” (PDF). 農林水産省 (2014年). 2023年1月31日閲覧。
^ a b “ドライソーセージ”. 第一三共. 2023年1月31日閲覧。
^ 国際がん研究機関 (26 October 2015). ⇒IARC Monographs evaluate consumption of red meat and processed meat (PDF) (Report). “WHO report says eating processed meat is carcinogenic: Understanding the findings”. ハーバード公衆衛生大学院 (2015年11月13日). 2017年5月6日閲覧。
^ 「3.6 肉種判別」『食品表示を裏づける分析技術: 科学の目で偽装を見破る』東京電機大学出版局、2010年。