ソフトロック(soft rock)は、ロック・ミュージックの音楽ジャンルのひとつ。日本における認識と、海外における認識に相違があるので注意が必要である。この記事では、主に日本におけるソフトロックについて記述する。 ソフトロックとは1960年代中盤から1970年代前半の、コーラスやハーモニーが中心の心地よいソフトなポップス、ポップ・ロックを指す。現代でオールディーズと言われる60年前後の音楽がビートルズの出現で淘汰され、それまでの決まりきったコード進行やメロディライン
概要
楽曲的には「高度なコーラスワーク」や「ドゥーワップの影響を受けたスキャット」、「ドリーミーな曲調」や「サイケデリック要素」、「ストリングス、ブラス、ハープシコード等のオーケストラ楽器の多用」や「高度で複雑なコード進行」等が重要な要素だと言える。
場合によっては「サイケデリック・ロック」や「サイケデリック・ポップ」、「バブルガム・ポップ」に分類されるものもしばしば存在する。また、シングル一枚程度で活動を終了する様なグループや、リアルタイムの発売当初には全く売れなかったグループも多かったことから「ガレージ・ロック」[注 2]として扱われることもある。また、イギリスではゾンビーズ、ピーター&ゴードン、チャド&ジェレミー、サイケデリック期のザ・ホリーズ、シーカーズ、ニルヴァーナ (UK)などが挙げられる。