ソフトバンク
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会計監査人有限責任監査法人トーマツ[4]
主要株主ソフトバンクグループジャパン 40.68%
日本マスタートラスト信託銀行 (信託口) 10.24%
日本カストディ銀行 (信託口) 3.04%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 1.23%
SMBC日興証券 1.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385632 0.96%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 0.75%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 0.67%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 0.67%
JPモルガン証券 0.66%
(2022年3月31日現在)[4]
主要子会社Wireless City Planning 31.8%
SBモバイルサービス 100.0%
SBエンジニアリング 100.0%
IDCフロンティア 100.0%
SB C&S 100.0%
HAPSモバイル 100.0%
SBペイメントサービス 100.0%
PayPay証券 51.0%
SBテクノロジー 53.0%
Aホールディングス 50.0%
関係する人物孫正義(創業者取締役)
外部リンクソフトバンク
特記事項:BBモバイルにボーダフォングループが出資(新株予約権付与・劣後債
連結経営指標は国際会計基準のため、経常利益は税引前利益、純資産は親会社の所有者に帰属する持分、総資産は資産合計。
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ソフトバンク株式会社(: SoftBank Corp.[5])は、ソフトバンクグループの連結子会社にして、携帯電話などの無線通信サービス移動体通信事業者〈MNO〉)および長距離国際通信を提供する日本の大手電気通信事業者

旧商号はソフトバンクモバイル株式会社(2015年7月1日付で商号変更)。日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つ[6][7]

携帯電話の「SoftBank」ブランドはSoftBankサブブランドについてはY!mobileおよびLINEMO、協業によるMVNO(仮想移動体通信事業者)や吸収合併により継承した他ブランドPHS事業を含む)などについては、それぞれ別記事で扱う。
概説

会社組織上の原点は、日本国有鉄道分割民営化に先立ち、1986年に国鉄の鉄道電話事業の継承を目的として設立された、JRグループ鉄道通信株式会社である。

その後の1989年、旧国鉄が新電電(NCC)の子会社として設立した日本テレコム(初代)を吸収合併。日本テレコム(2代)へ改称した。詳細は「ソフトバンクテレコム」を参照

1991年、日本テレコムは携帯電話(移動体通信)事業に参入するため、関東甲信東海近畿の各地域においてPacific Telesis(その後、移動体通信をAir Touchに分割)、JRグループ他との共同出資により、デジタルホングループを設立。

一方で、北海道東北北陸中国四国九州では、1994年日産自動車他との共同出資により、デジタルツーカーを設立。IDODDIセルラーと同じく、ローミングにより全国サービスを提供した。

1997年、デジタルホンおよびデジタルツーカーの共通ブランドとして「J-PHONE(ジェイフォン)」を制定。

1999年、デジタルツーカーがデジタルホンの地域会社に吸収合併される。

2000年、ジェイフォン(旧アイエムティ二千企画。Vodafone Groupとの合弁会社)が、デジタルホンの地域会社の子会社化・吸収合併を経て、日本全国1社体制へ移行した。

同年11月、国内で初めてカメラ付き携帯電話J-SH04)を市販化し、キャンペーンの一環として行った「写メール」はジェイフォンのシェアを引き上げるきっかけとなった。

同年、Vodafone Group(イギリスの大手通信会社)が、ジェイフォンのM&Aによる日本事業への参入を図っていた。一方で、親会社の日本テレコムは乗っ取りを懸念し、BT GroupAT&Tからの出資を受け入れていた(1999年)。

しかし2001年10月、環境の変化とVodafone Groupによる日本テレコムの一部株式の買収に成功したことに伴い、日本テレコムおよびジェイフォンは同グループの連結子会社となった。

これを受けて、宣伝や端末などには「J-PHONE」と「Vodafone」を併記したシンボルロゴを直ちに採用。2002年には第3世代移動通信システム(3G)のサービスとして「Vodafone Global Standard(後にVodafone 3Gを経て、SoftBank 3G)」を開始した。

2003年10月、Vodafone Groupは、日本テレコムホールディングス(旧日本テレコム(2代))から新設分割した日本テレコム(3代)をRipplewood Holdings LLCへ売却。翌11月、ジェイフォンはボーダフォン株式会社へ商号変更を実施。

他方で、2004年7月、ボーダフォン(日本)では競合他社との料金面での競争激化や通信エリアの不満から解約数が多くなっていた[8]

2006年3月、BBモバイルによる携帯電話事業参入を計画していたソフトバンクが、ボーダフォン(日本)の株式・資産・負債を買収する旨を発表[注 2][9]

同年10月1日、ボーダフォン(日本)はソフトバンクモバイル、日本テレコムはソフトバンクテレコム(初代)へ、それぞれ社名変更した。

2007年4月より、口座振替のお知らせ・利用料金の案内など紙面での請求書は有料化された。

2015年4月1日、ソフトバンクモバイルがソフトバンクBBソフトバンクテレコム(2代)、ワイモバイルを吸収合併。これに伴い、完全親会社のBBモバイルの出資が75.81%、ソフトバンクで24.18%(グループ合算で99.99%)、その他0.01%の出資構成となった。

合併に伴う社名変更は行われずとも、BBおよびワイモバイル(旧イー・アクセス)のADSL事業、テレコムの長距離・国際事業といった固定系通信事業も手掛けることになる。また、ワイモバイルを継承したことにより、一社で固定通信とPHSを兼営することになった。

2015年7月1日、ソフトバンクの商号変更に伴い、ソフトバンク株式会社(2代)へと商号変更。

なお、携帯電話のブランドは過去の経緯などを踏まえて、現在も「SoftBank」と「Y!Mobile」のマルチブランドとして併存している。

同年12月1日付で、モバイルテック(BBモバイルの完全親会社)およびBBモバイルがソフトバンクグループに吸収合併され、同社が99.99%の株式を直接保有することになった。

2021年9月15日から17日までオンライン開催されたビジネスイベント「SoftBank World 2021」基調講演において、孫正義は「ロボットの時代とAIの時代をかけ合わせる、“スマボ”の時代がやって来る」と語り、労働人口減少や生産性の低迷から、競争力が低迷しつつある日本社会の将来を救い、日本の復活のカギになるのは、”スマボ”であるとのビジョンを示した。Tesla Botなどの例を挙げ、具体的にはAIによる自動化や高度な検知・判断機能に加え、ディープラーニングによる作業の正確化を通じて、これまで人間が行っていた作業を代わりに行うことで、生産性の向上や作業工数の削減につながるとした。
沿革

参照:ソフトバンク公式ホームページ「沿革」(2023年11月4日閲覧)。
1984年 - 1990年

1984年昭和59年)

10月 - 日本テレコム株式会社(初代)創立。

1986年(昭和61年)

12月9日 - 国鉄民営化に先立ち、鉄道通信株式会社が設立。

1987年(昭和62年)

3月 - 第一種電気通信事業許可を取得。

4月 - 国鉄から基幹通信網を承継し、JR電話サービス・専用サービスの営業開始。

1989年平成元年)

5月1日 - 鉄道通信が、日本テレコム(初代。


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