ここで列挙する都市は、主に構成国の首都であったり、革命期のゴエルロ計画で地域都市と定められたり、あるいは第二次世界大戦(特に独ソ戦)において英雄都市に指定されたりした都市である。構成国だと、ロシア共和国が大多数を占め、その次にウクライナ共和国となる。構成国の首都である6都市(モスクワ、キエフ、タシケント、トビリシ、エレバン、バクー)、また、英雄都市に指定された4都市(モスクワ、レニングラード、キエフ、オデッサ)すべてがロシア共和国とウクライナ共和国に点在する。
名称構成共和国人口(1981年)名称行政区分人口(人) ソビエト連邦の国家構造1924年憲法1936年憲法1977年憲法[81][82][83]
1モスクワ ロシア連邦共和国8,015,000人11トビリシ グルジア共和国1,095,000
2レニングラード ロシア連邦共和国4,156,000人12オデッサ ウクライナ共和国1,072,000
3キエフ ウクライナ共和国2,248,000人13チェリャビンスク ロシア連邦共和国1,055,000
4タシケント ウズベク共和国1,858,000人14エレバン アルメニア共和国1,055,000
5ハリコフ ウクライナ共和国1,485,000人15バクー アゼルバイジャン共和国1,046,000
6ゴーリキー ロシア連邦共和国1,367,000人16オムスク ロシア連邦共和国1,044,000
7ノヴォシビルスク ロシア連邦共和国1,343,000人17ドネツク ウクライナ共和国1,040,000
8スベルドロフスク ロシア連邦共和国1,239,000人18ペルミ ロシア連邦共和国1,018,000
9クイビシェフ ロシア連邦共和国1,238,000人
10ドネプロペトロフスク ウクライナ共和国1,100,000人
政治
最高決定機関ソビエト大会最高会議
連邦院
閣僚会議[85]閣僚内閣(ロシア語版)
一党独裁制1982年、ソビエト連邦最高会議議事堂の大クレムリン宮殿
ソビエト連邦は複数のソビエト共和国から成立する連邦国家として誕生した国家連邦であったが、実態として中央集権の様相を呈することとなり、一連の改革の終盤の1990年まではソビエト連邦共産党による一党独裁国家であった。
間接代表制を拒否し、労働者の組織「ソビエト」(協議会、評議会)が各職場の最下位単位から最高議決単位(最高会議)まで組織されることで国家が構成されていた。
ただし、こうしたソビエト制度が有効に機能した期間はほとんどないに等しく、実際にはソビエトの最小単位から最高単位まですべてに浸透した私的組織(非・国家組織)であるソビエト連邦共産党がすべてのソビエトを支配しており、事実上、一党独裁制の国家となっていた(ただし、ロシア革命直後のレーニン時代初期とゴルバチョフ時代は複数政党制であった)。