ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス
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2004年公開の『ポーラー・エクスプレス』では、初めてモーションキャプチャーを取り入れたフォトリアルなアニメーション制作に挑戦。この手法は『モンスター・ハウス』(2006年)および『ベオウルフ/呪われし勇者』(2007年)でも取り入れられていくことになる。

企業活動としては、2002年7月に同社の役員であったティム・サーノフ(Tim Sarnoff)が社長に就任[9]。2007年2月にインドチェンナイに制作拠点を置いていたVFX会社フレームフロー(FrameFlow)に資本参加し、同社の保有していた株式の51%を取得。同社はイメージワークス・インディア(Imageworks India)と改名され、2008年4月に新たなオフィスをチェンナイに設立した[10][11]。アメリカ国内には、カリフォルニア州ノヴァトおよびニューメキシコ州アルバカーキに制作オフィスを設立している[12][13][14]
転換期:2009年?現在

2009年にサーノフが社長の座を退き、会社を去った[15]2010年7月にはインダストリアル・ライト&マジックとファイル共有フォーマットAlembic(アレンビック)を共同開発し、SIGGRAPHにて発表。このフォーマットは異なるアプリケーション間でファイル共有を行う機能を備えており、多くのスタジオが容易に使用できるようオープンソースで開発された[16][17]

2012年7月にはアルバカーキの制作オフィスを閉鎖し[18][19]、続いて2014年3月にイメージワークス・インディアのオフィスを閉鎖。約100名のスタッフが解雇がされた[20][21][22]。この閉鎖は同社のコスト削減の一環として行われたものであり[22]、これによりイメージワークス・インディアは事実上の消滅となった。2014年には、本社を含む主要施設を、それまでのカリフォルニア州カルバーシティからカナダのバンクーバーに移転[23][24][25]。カルバーシティには業務管理の事務所を残した。

2016年1月にはランディー・レイク(Randy Lake)が社長に就任。SPEのスタジオ運営責任者と兼任することとなった[26]2017年に設立25周年を迎え[5]、2019年に『スパイダーマン:スパイダーバース』で第91回アカデミー賞において、同社初の長編アニメ映画賞を受賞。現在はバンクーバー本社とカルバーシティのオフィスのみに規模を縮小し運営している。
参加作品

インターネット・ムービー・データベースの情報[27][28]および会社サイト[29]より引用。
映画
1999年まで

公開年邦題
原題備考
1993年
ラスト・アクション・ヒーロー
Last Action Hero
ザ・シークレット・サービス
In the Line of Fire
ルディ/涙のウイニング・ラン
Rudyタイトルバック制作[30]
心のままに
Mr. Jones
ベイビー・トーク3 ワンダフル・ファミリー
Look Who's Talking NowVFXおよびタイトルバック制作[30]
マイ・ライフ
My Life
ペリカン文書
The Pelican Brief
1994年スピード
Speed
ウルフ
Wolf
不機嫌な赤いバラ
Guarding Tessタイトルバック制作[30]
レオン
Leon機材提供[30]
ブランクマン・フォーエヴァー
Blankmanスクリーングラフィックス制作[30]
1995年ハイダウェイ
Hideaway
トール・テイル/パラダイス・ヴァレーの奇跡
Tall Tale
JM
Johnny Mnemonic
愛と勇気の翼
Wings of Courage
ダイ・ハード3
Die Hard: With a Vengeance
ジャッジ・ドレッド
Judge Dredd
ザ・インターネット
The Net
バーチュオシティ
Virtuosity
マネー・トレイン
Money Train
1996年ジャイアント・ピーチ


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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