ソナタ形式
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^ ただし教科書的な定型は一切なく[3]チャールズ・ローゼンは、「18世紀のほとんどの間、ソナタ形式は独立した明確に定義できる形式としては存在しない」と述べている[6]
^ この時期までにソナタ形式に言及した理論家には、ヨゼフ・リーペル(英語版)やハインリヒ・クリストフ・コッホ(ドイツ語版)などがいる[3]
^ マルクスのほかには、E.T.A.ホフマンアントニーン・レイハカール・チェルニーなどによる記述がある[7][9]
^ 特に、調性ではなく主題の対比を強調したことが批判されている。ニューグローヴ世界音楽大事典はソナタ形式を、「調構造、各区分や終止の(Cadential)組み立て、音楽素材の配列や展開を総合した」「原理」と定義している[2]
^ モーツァルトのピアノソナタ第16番第1楽章、シューベルトの交響曲第5番第1楽章、ベートーヴェンの序曲「コリオラン」などの例がある。
^ チャールズ・ローゼン 『ソナタ諸形式』 福原淳訳 p.72では「馬鹿げている(...)この形式のソナチネを少なくとも私は知らない」との説明があり、「緩徐楽章形式」との呼称を提案している。
^ チャールズ・ローゼンはソナタ諸形式日本語版のP.420で、ショパンのこの例外的な発想へ「ワルシャワでは、ソナタについてのあまり明確な概念が持たれていなかった」と論じている。この作品は再現部ですら主調の2度下の調で始まる。
^ 提示部は第1主題がホ短調で第2主題は同主調のホ長調、再現部では第1主題はホ短調だが第2主題は平行調であるト長調になり、コーダで開始部と同様のホ短調に戻る。短調における提示部の平行調と再現部の同主調の原則を逆転させた例。

出典^ Teaching Classical Form:Strict Categories vs. Flexible Analyses William E. Caplin 著 2018年7月8日閲覧
^ a b Webster 2001, p. 687-688.
^ a b c d e Wolf 2003a, pp. 800?801.
^ a b c Wolf, Eugene K. (2003), “Binary and ternary Form”, in Randel, Don Michael, The Harvard Dictionary of Music (4th ed.), Harvard University Press, pp. 100-102 
^ a b Webster 2001, p. 691.
^ チャールズ・ローゼン 著、福原淳 訳『ソナタ諸形式』アカデミア・ミュージック、1997年、16頁。 
^ a b c d e Wolf 2003a, pp. 801?802.
^ Webster 2001, p. 694.
^ a b c Webster 2001, p. 696-697.
^ Webster 2001, p. 695.
^ a b 西原稔 (1990), “A.B.マルクスのソナタ形式理論とその歴史的な意義――19世紀のソナタ形式の社会的機能”, 桐朋学園大学研究紀要 (16): pp. 33-56 . 41-43頁。
^ a b 沼野雄司『ファンダメンタルな楽曲分析入門』音楽之友社、2017年、63-65頁。 
^ Webster 2001, p. 696.

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