ゼロ・グラビティ_(映画)
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シャトル船長(声のみ) - エイミー・ウォレン(日本語吹替:合田絵利
衛星の破片に当たり、死亡。

ISS船長(声のみ) - バシャール・サヴェージ(日本語吹替:宮本崇弘
ヒューストンと交信した。

ラジオDJ - (日本語吹替 :祐仙勇)

製作

本作は、アルフォンソ・キュアロンが監督し、彼の息子ホナス・キュアロンと共同で脚本を執筆した。当初は、ユニバーサル・ピクチャーズで数年に渡って企画が進められていたが、やがてスタジオはターンアラウンド(英語版)(他のスタジオへの売り出し)状態に置いた。そしてワーナー・ブラザースがプロジェクトを購入し、2010年2月に『ウォンテッド』の続編への出演を拒否したアンジェリーナ・ジョリーに接近した[5]。同月後半、ジョリーは出演料の問題と[6][7]ボスニア戦争を描いた映画『最愛の大地』を監督する予定があったために[8]プロジェクトを降板した[9]。3月、ロバート・ダウニー・Jrを男主役とするために交渉に入った[10]

2010年半ば、マリオン・コティヤールが女主役としてのテストを受けた。2010年8月にはスカーレット・ヨハンソンブレイク・ライヴリーの可能性が高くなった[6]。9月、キュアロンは当時賞賛されていた映画『ブラック・スワン』の主役であるナタリー・ポートマンを、スクリーン・テストを受けさせずに起用させることに関してワーナー・ブラザースの承認を得た[11]。ポートマンがスケジュールの都合によりプロジェクトを去ると、ワーナー・ブラザースはサンドラ・ブロックに接近した[8]。2010年11月、ダウニー・Jrは当時ショーン・レヴィが監督しようとしていた『How to Talk to Girls』に出演するため、プロジェクトを降板した[12]。翌12月、ブロックが主演契約を交わし、ダウニー・Jrが演じる予定だった役はジョージ・クルーニーに替わった[13]

本作の製作費は1億ドルであり、デジタルで撮影され、ポストプロダクション時に3Dに変換されている。撮影は2011年5月にロンドンで開始された[14]
公開

本作は2012年11月21日公開を予定していたが[15]、2013年に延期された[16]IMAX2D及び3Dでも公開された[17]
興行収入

本作は木曜日の夜だけで、140万ドルを稼ぎ出し[18]、金曜日には1700万ドルにまで達した[19]。最終的に第1週の興行成績は5560万ドルにも達した[20][21]。これは秋に公開された作品の中では最高の初動成績であり、サンドラ・ブロックジョージ・クルーニー出演作品の中でも最高の初動成績となった[20][22]。この数字は専門家と配給元の予想を大きく上回るものである。10月9日には、全世界での興行収入が1億ドルに達した[23]

日本では2013年12月13日に丸の内ルーブル他全国東急系にて公開され、2014年2月10日までに累計動員189万6,168人、累計興収30億1,901万1,900円を記録している[24]
評価

本作は2013年8月28日に第70回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング作品として上映された。観客、批評家双方から演技・演出・脚本・映像美といった作品のあらゆる面を称賛された。特に、サンドラ・ブロックの演技は高く評価されている[25]

映画批評家レビュー集積サイトRotten Tomatoesでは、2013年3月3日現在、299件のレビューがあり、批評家支持率は97%、平均点は10点満点で9.1点となっている[26]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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