ゼラの戦い
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この際に、カエサルは元老院に対して「Veni, Vidi, Vici (来た、見た、勝った)」という有名な報告をした[1]

ファルナケス2世はボスポロスへ逃れて再起を図ったが、軍内部の裏切りに遭って殺害された。ポントス王国の領土はローマによって小さな属州へと分割され、一部がナイルの戦いで功績のあったミトリダテス(ミトリダテス6世の庶子)に与えられた。また、ファルナケス2世が設けた要塞等は全てローマ軍によって破却された。

カエサルは後に「このような弱い敵を相手にした勝利を以て、大きな名声を勝ち得たポンペイウスは幸運であった」と回想したとガイウス・スエトニウス・トランクィッルスは伝えている[3]
脚注^ a b プルタルコス『英雄伝』「カエサル」 50
^ Goldsworthy, A. Caesar, pp. 446-447
^ スエトニウス『皇帝伝』「カエサル」 35

参考文献

ジョージ・C・コーン著、
鈴木主税・浅岡政子訳『世界戦争事典』河出書房新社

プルタルコス著、村川堅太郎編『プルタルコス英雄伝〈下〉』ちくま学芸文庫

スエトニウス著、國原吉之助訳『ローマ皇帝伝 上』岩波文庫


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