セールスフォース_(企業)
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旧社名はセールスフォース・ドットコム(: salesforce.com, inc)であったが、2022年4月に現社名へ変更された[3]

フォーブス誌の「世界で最も革新的な企業」[注 1]ランキングで2014年まで4年連続で第1位に選出されている[4]

米IT調査会社ガートナーによる最新レポートでは、世界のソフトウェア企業ランキングで第10位[5]。CRMの世界マーケットシェアは16.1%で第1位。また、同レポートによると日本国内の営業支援システム(SFA)のマーケットシェアは60.4%を占めている[6]。クラウドプラットフォーム分野においては、IDC Japanの調査で日本国内のPaaS市場で第1位[7]
設立

オラクル幹部のマーク・ベニオフにより、業務アプリケーションをウェブサービスとして提供するというコンセプトのもと、1999年3月8日に設立された。SaaSタイプの本格的なクラウドコンピューティング・サービスの提供企業としては最初とされる[要出典]。創業時にスティーブ・ジョブズがマーク・ベニオフのメンターとしてプラットフォーム化を促した[8]
近況

セールスフォースはカリフォルニアサンフランシスコに本社を構え、ダブリン、シンガポール、東京に複数地域をカバーする地域拠点を設けている。その他の主なオフィスは、トロント、ニューヨーク、ロンドン、シドニーとサンマテオなどにある。2008年9月、フレディー・マックとファニー・メイに替わり、ファステナルとともにS&P500を構成する銘柄となった。

セールスフォースのサービスはプラットフォーム専用言語まで含めると64言語で利用可能であり、2012年1月31日時点で世界10万社以上に導入されている。また、2012年1月に東京データセンターを開設した[9]

これまでSFA、CRMソフトの SaaS ベンダーとして実績を伸ばしてきたが、最近は郵便局会社や株式会社ファーストリテイリングをはじめとした Force.com(PaaS)によるカスタムアプリケーションの構築事例が増加しており、サービスを適用する業務の幅が拡がっている。加えて、プラットフォームの強化を目的としたヘロク社の買収[10]、「Database.com」(世界初となるエンタープライズ向けマルチテナントクラウドデータベースサービス)の発表など、プラットフォーム企業を目指すとともにサービスのオープン化を推進する姿勢を明確にしている[11]。さらに現在は「カスタマー・カンパニー[注 2]」という理念を発表し、ソーシャルメディアのモニタリングツールであるRadian6社[12]やモバイルアプリケーションの開発実績のあるModel Metrics社を買収[13]するなど積極的にソーシャル関連ソリューションの強化を進めている。
買収企業

買収先年月備考
Sendia2006年4月現在の Salesforce Classic。
Kieden2006年8月現在の Salesforce for Google AdWords。
Kenlet2007年1月CrispyNews を開発。同技術をもとセールスフォースの IdeaExchange が開発された。アイデアの機能としてユーザー企業向けのアプリケーションも提供されている。他の企業に先駆けて利用している
デルの ⇒IdeaStormスターバックスの My Starbucks Ideas が有名。最近ではオバマ大統領の「Citizen’s Briefing Book」および、電子経済産業省のアイディアボックスにて採用された(経済産業省アイディアボックス参照)。
Koral2007年3月現在のコンテンツ機能。
Instranet2008年8月同社のナレッジベース・テクノロジーをもとに現在はナレッジ機能として提供。
GroupSwim2009年12月現在の Salesforce Chatter。
Informavores2009年12月現在の Visual Workflow。
Jigsaw2010年4月ビジネス・コンタクト・データ・サービスである Data.com。Salesforce 上で Jigsaw が収集してきた連絡先等の情報を検索/購入することが可能となっている。
Sitemasher2010年6月現在の Site.com。
Navajo Security2010年8月
Activa Live Chat2010年9月Live エージェント機能。
Heroku2011年1月スクリプト言語 Ruby によるウェブアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」のクラウドプラットフォーム。買収後もブランドは維持され、サービスも継続して利用できる[14]
Etacts2010年12月電子メールコンタクトマネジメントのスタートアップ企業。
Dimdim2011年1月オープンソースのウェブ会議ソフトウェアベンダー。セールスフォースが提供するコラボレーションプラットフォーム「Chatter」の機能強化に活用される計画としている。
Manymoon2011年2月Do.com。
Radian62011年3月ソーシャルメディアモニタリングツール。現在の ExactTarget Marketing Cloud。
Assistly2011年9月現在の Desk.com。
Model Metrics2011年11月モバイル/ソーシャルクラウドのコンサルティングサービス企業。
Rypple2011年12月ソーシャル人材業績管理サービス。現在のWork.com
Stypi2012年5月
Buddy Media2012年5月現在の ExactTarget Marketing Cloud。6.89億USドルでの買収。
ChoicePass2012年6月
Thinkfuse2012年6月
BlueTail2012年7月
GoInstant2012年7月現在のSalesforce SOS。7000万USドルでの買収。
Prior Knowledge2012年12月
EntropySoft2013年2月
clipboard.com2013年5月1200万USドルでの買収
ExactTarget2013年6月現在の ExactTarget Marketing Cloud。25億USドルでの買収。
EdgeSpring2013年6月
RelateIQ2014年7月現在はSalesforceIQとして知られる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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