国内に鉄道はなく、島内の交通は自家用車、バン (Van) と呼ばれるワゴン車を改造した乗り合いバス、またはタクシーのみとなる。バンはごく一部の地域を除く本島の隅々まで走っていて、国民の重要な足となっている。離島への移動には、首都の港から出ているフェリーか、空港から出ている小型機が使用される(下記「飛行機」参照)。
バン
本島のバンは、すべての路線がリトルトーキョー魚市場脇にあるバスターミナルから出ている。本数が少ない路線も存在するが、大体の地域へは頻繁にバンが来ている。バンの運行は基本的に運転手と助手の2人で行われている。空港・首都間:EC$1 首都・インディアンベイ間:EC$1.5(2006年現在)。離島でもそれぞれバンが走っている。
タクシー
決まったデザインの車体はなく、"TAXI" の表示以外は自家用車と違いがない車が用いられている。メーター付きタクシーは一般的ではない。料金の大体の目安は、空港・首都間:EC$15?20、首都・インディアンベイ間:EC$25
フェリー
首都の港から各離島へ国内線のフェリーが出ている。隣のベクエ島へは毎日運航されているベクエ・エクスプレス
住民は、アフリカ系が66.5%、混血が19.0%、印僑が5.5%、ヨーロッパ系3.5%、その他5.5%。
言語は、公用語は英語だが、グレナディーン諸島の一部では、フランス語が混じったパトワと呼ばれるクレオール語が話されている。
宗教は、聖公会が47%、メソジストが28%、ローマ・カトリックが13%、その他にヒンドゥー教やセブンスデー・アドベンチスト教会などが信仰されている。 日付日本語表記現地語表記備考
文化
音楽詳細は「セントビンセント・グレナディーンの音楽(英語版)」を参照
祝祭日
1月1日元日New Year's Day
3月14日National Heroes Day
3月25日Good Friday
5月1日Labour Day
5月16日Whit Monday
カーニバルVincy Carnival6月最終金曜から7月第1火曜までの期間
7月第1月曜カーニバルの月曜Carnival Mondayジュベ (J'ouvert) と呼ばれる、体中にインクを塗るイベントが早朝にある
7月第1火曜カーニバルの火曜Carnival Tuesdayカーニバルの最終日 (Mardi Gras)
8月1日奴隷解放の日Emancipation Day
10月27日独立記念日Indepedence Day
12月25日クリスマスChristmas Day
12月26日ボクシング・デーBoxing Day
スポーツ詳細は「セントビンセント・グレナディーンのスポーツ」を参照「オリンピックのセントビンセント・グレナディーン選手団」も参照
サッカー詳細は「セントビンセント・グレナディーンのサッカー(英語版
セントビンセント及びグレナディーン諸島ではサッカーが最も人気のスポーツとなっており、2009年にサッカーリーグのSVGFFプレミアディビジョン(英語版)が創設された。リーグは12クラブから構成され、アベニュー・ユナイテッド(英語版)がリーグ最多4度の優勝を達成している。
セントビンセント・グレナディーンサッカー連盟(英語版)によって構成されるサッカーセントビンセント・グレナディーン代表は、これまでFIFAワールドカップには未出場である。しかし、CONCACAFゴールドカップでは1996年大会で初出場を果たした。また、カリビアンカップでは1995年大会で準優勝となっている。 クリケットは人気スポーツの一つである。セントビンセント及びグレナディーン諸島は多国籍ナショナルチームのクリケット西インド諸島代表に含まれる。
クリケット
出身者詳細は「Category:セントビンセント・グレナディーンの人物」を参照
ケヴィン・リトル - ソカ・シンガー[8]
シャンデル・サミュエル
ロドニー・ジャック(英語版) - 元サッカー選手
ケンドール・ヴェロックス - 元サッカー選手
ジョン・ボストック - サッカー選手
アドナル・フォイル - 元バスケットボール選手
ウィリアムス・ニカ - バスケットボール選手
脚注[脚注の使い方]^ a b c “Saint Vincent and the Grenadines”. 中央情報局 (2021年9月3日). 2021年9月11日閲覧。
^ a b c “Report for Selected Countries and Subjects: October 2020”. 国際通貨基金 (2020年10月). 2021年9月11日閲覧。
^ “Saint Vincent and the Grenadines”. Worldstatemen.org. 2021年9月11日閲覧。
^ “セントビンセント及びグレナディーン諸島”. 外務省 (2021年7月20日). 2021年9月11日閲覧。
^ 例は『セント・ビンセント・グレナディーンズ』 - コトバンクなど。
^ 在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の別表第一を参照。
^ “噴火で大規模な停電、近隣の島にも影響 カリブ海のセントビンセント島”. CNN (2021年4月12日). 2021年4月12日閲覧。
^ “Kevin Lyttle Biography”. Oldies.com. 2021年8月28日閲覧。