セルビア共和国(セルビアきょうわこく)、通称セルビアは、東南ヨーロッパ、バルカン半島中西部の内陸に位置する共和制国家。首都はベオグラード。北にハンガリー、北東にルーマニア、南東にブルガリア、西にボスニア・ヘルツェゴビナ、南にコソボ、北マケドニア、南西にモンテネグロと国境を接している。また、同国のヴォイヴォディナ自治州部は西にクロアチアが接している。 セルビアは、かつて存在したユーゴスラビアに属していた地域の中央に位置しており、政治的にもその中心となる国家であった。 首都であるベオグラードは、ユーゴスラビア誕生以来2006年に前身のセルビア・モンテネグロが解体されるまで一貫して連邦の首都であった。2006年6月3日のモンテネグロの分離独立に伴い、独立宣言を行なった。 なお、同国内のコソボ・メトヒヤ自治州が現在、コソボ共和国として事実上独立状態にある。 現在のセルビアの領土は旧石器時代から継続的に人間が住んでいたことが確認されており、6世紀にはスラブ人が同国地域へ移住し出していたことが判明している。
概要